1月10日(月)「紙版画『楽しんでいる自分』、完成!」

1月10日のなのはな

 嬉しい気持ちで過ごした成人式から一夜明けました。午前中は、収穫や落ち葉堆肥づくりのあと、なのはな写真館の飾りを丁寧にしまい、あるいは体育館の壁に奇麗に吊るしなおし、撮影で使った小道具やスクリーンも元の場所へ収めました。
 午後からは、成人式を終えての感想文を書きながら、年始のお正月遊びの一つとして作った紙版画を、順番に刷ってゆきました。

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 みんなが『楽しんでいる自分』を思いながら作った紙版画の作品。
 今日は紙版画の作品の『刷り』をしました。

 私はなのはなで、藤井さんの木版画教室に入っているのですが、紙版画は木版画とも少し違う、面白さがあります。
(楽しんでいる自分はどんな自分だろう? 桃の枝吊り、霜対策。小さな子と遊んでいるとき、コンサートに向かっている過程……)
 迷った末に私が選んだのは、『フラダンスを踊っている自分』でした。

 なのはなのフラダンスはゆりかちゃんが振り付けを考えてくれています。
「フラダンスの動きには、一つひとつ意味があるんだよ」
 と、ゆりかちゃんが話してくれて、花や虹などを思いながら踊る時間が好きです。
『レインボー』のダンスを踊っているときの気持ちを思いながら、技術的には難しかったのですが、紙版画を作る時間が楽しかったです。

 その日から、みんなの作品の刷り上がりを見るのを楽しみにしていました。
 図工室が版画の作業部屋となり、あゆちゃんとゆりかちゃんに教えてもらいながら、自分の作った作品をそれぞれ刷っていきました。

 

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〈実行委員のみんなが作ってくれた、5つの作業台で、順番に紙版画を刷りました〉

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 あゆちゃんがお手本で、お父さんの作った作品を刷ってくれたのですが、私は一番、お父さんの作品を楽しみにしていたので、ドキドキしながら、あゆちゃんの手の動きを見守っていました。

「ローラーは優しく空回りさせると、全体にむらなくインクがつくんだよ」
「お父さんの作品は輪郭がくっきりするように、輪郭の部分を指で何度も刷ったらいいかな」

 あゆちゃんがそんなことも教えてくれながら、刷り上がりにむらが無いように、バレンや指でしっかりと輪郭をとって、あゆちゃんがお父さんの作品を染めていきます。

 

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「よし、見てみよう」
 近くにいたみんなと、お父さんの作品を囲んで刷り上がったばかりの作品を見ました。お父さんの作品は、『腹筋をしているお父さん』です。
 する前からも芸術作品のようで、何か彫刻で掘ったような濃さや奥行きを感じたのですが、版画で刷ってみると、より迫力が増して、筋肉の部分は強調され、とても素敵で面白い作品だなと思いました。

 

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 お父さんが紙版画作りの前に、
「いつもは基本をというけれど、今回は思いっきり芸術的に作ろう」
 と話してくれていたものの、私は普通に楽しんでいる自分しかイメージできなかったのですが、お父さんの作品を見ていると、面白さやユーモアが隠れていたり、人間味のある情緒豊かな雰囲気があり、さすがお父さんだなと思います。

 私もその後に、自分の作品を刷ってみました。
 ローラーをクルクルと転がし、均等にインクをつけていきます。そして、大胆に作品を真っ黒に染めていく。これほど面白い作業はないんじゃないかというくらい、自分の作品を真っ黒に染めるということが魅力的なものに感じました。

 

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〈『フラダンスを踊っている自分』が刷り上がりました!〉

  

 バレンで均等に力を加えながら、紙の上に虹をたくさん描くように手を動かしていき、紙をめくってみると、版画ならではの色味や独特な雰囲気に、(あぁ、版画は楽しいな)と思いました。

 完成した作品を持ってリビングへ行くと、そこはリビングというより、作品の展覧会場になっていました。
 ぐるりとリビングを見渡すと、みんなが『楽しんでいる自分』の姿が思い浮かんで、
(この子はコマ回しをしているときが好きなんだな)
(この子は草刈りが好きなんだな)
 と思い、私も嬉しくなりました。

 

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 他にも、獅子舞のしっぽ役をしたときのことや、フルメニューのバックストレッチをしていること、サックスを吹いているとき、野菜の収穫をしているときなど、それぞれの気持ちやこれが好きという気持ちが伝わってくる作品ばかりで、私もそのときのことを思うと、動き出したいようなやる気が湧いてきたり、
(これって、本当に楽しいよね)
 という気持ちになりました。

 

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 お母さんの作品はお正月の二人羽織で豆掴みをしている所で、背景の飾りが羽織の模様に見えたり、お父さんとお母さんが二人羽織をしている時の楽しい空気、真剣な空気が伝わってきて、見るたびにパッと明るい気持ちになります。
 本当にどの作品も、豊かで素敵なものばかりでした。

 私は初めての紙版画だったのですが、またやりたいと思うくらい楽しくて、家族みんなで1人1つ、作品を作れた時間が嬉しかったです。

(ななほ)