「どこまでも」 えみ

1月7日

*フォトムービー撮影2日目
 今日も、1日成人式のフォトムービーの撮影をさせてもらいました。昨日とはまた違った衣装とメイクで、みんながつくり出してくれる暖かい空気の中、撮影をさせてもらって、こうやって、写真館に行かなくてもどこよりも奇麗な写真を撮ってもらえること、好きな気持ちを向けてくれる家族がいることが本当に幸せでありがたいことだなとつくづく感じました。
 
 午前は、りんねちゃんと色違いでハワイのムームーを着て撮影をさせてもらいました。りんねちゃんは濃いピンク色、私はオレンジ色です。自分だったら絶対に手を出さないような色だったけれど、衣装選びの時にみんながこれがいいよと言って選んでくれて、それを着た時にみんなが口々に褒めてくれると、どんどんその衣装に対しても好きな気持ちが増えていきました。水色のサテン布や、緑色のぼかしのかかった布、さらにパレオで即席の背景を作ってくれたりして、工夫すれば布や小物で色んな幅の広い世界観を出すことができるんだなと思って、びっくりしました。
 
 午後からは、真っ赤な色に花の模様が入ったアオザイを着させてもらいました。ななほちゃんが髪型をセットしてくれたのですが、実際やってもらっている時には自分の後ろで何が起こっているか分からなかったけれど、一瞬にして衣装にぴったり合うようにまとめてくれました。なのはなには、一体何人のスタイリストがいるんだろうと思いました。

 撮影のあるシーンでは、りなちゃんが背景用に赤い布を押し入れの上から吊ってくれたり、あるシーンでは、あゆちゃんがポージングを指導してくれました。手の感じとか、腰のひねりとか、あゆちゃんが見本でやってくれるのを私はひたすら真似をしようとしていたのですが、あゆちゃんのしぐさはそれだけで美しく見えるのに、自分も近づけようと思うとすごく難しかったです。それに、簡単そうに見えるポーズでもかなり全身の筋肉がプルプルと震えて、これを職業にしているモデルさんってこんなに大変なんだなと思ったりしました。でも、ダンスの練習の時みたいに、いい写真がとれるようにあゆちゃんが真剣に向き合ってくれて、その気持ちがとても嬉しかったです。

 りんねちゃんのギターの録音の場にもいさせてもらって、優しくて素敵なギターの音色に自分もうっとりとしました。

 写真を撮られたり、みんなにずっと見られ続けるのはすごく緊張します。自分はそういうことに慣れていない分、恥ずかしいし、どんな表情、ポーズを撮っていいのかもよく分からないです。でも、大人になって社会に出たら、常に誰かの目線があるのが普通だし、その場その場で相応しい自分を外見からも、行動からも作っていく責任があるんだろうなと思います。

 今の自分に自信は持てないかもしれないけれど、撮影の時間を通して、こんなにも自分を大切にしてくれる仲間がいるんだなというのを感じました。そのことが自分にとって誇りであることだし、そのみんなのためなら自分もどこまでも頑張りたい、変わっていきたいと思いました。
 
 今日の夜の集合のお話では、自分の好きなことや向いていることが分からなくて、将来就きたい職業もない。これは、なのはなで生活していたらいずれ見えてくるものか、という質問がありました。それに対してのお父さんの答えは、今から分かってくることはないだろうけれど、自分の縁や流れを信じて、その場その場で目の前のことを精一杯楽しんでやっていれば、自分に合った仕事に巡り合えるよというものでした。20歳になって、大人になるのが怖い気持ちもまだあるけれど、それよりも未来を信じて、今を精一杯で生きていきたいと改めて感じました。

 それから、夜の時間には、お父さんお母さんも来てくださって、成人式で着させてもらう振袖選びをしました。もうすでに3人の色は大体お父さんお母さんが決めてくださっていて、りんねちゃんは赤色、ひなのちゃんは青色、私は紫色が基調の振袖でした。部屋に入った途端、キラキラと光った振袖や帯が並べてあって、私は初めて近くで見たので、こんなに豪華なものを着させてもらえるんだなと思うとすごく驚きました。小物やパーツがたくさんあって、どれがどうつくのかもよく想像ができないくらいだったけれど、今回3人で着させてもらう振袖は、お母さんや河上さん、それから昔、音楽を教えに来てくださっていた先生のものだとも教えてもらって、お母さんたちが20歳に着たものを自分も受け継いで着させてもらえるのがありがたくて幸せだなと思いました。

「この振袖を着る気持ちになってね」
 とお母さんが言ってくださって、まだ気持ちが追いついていないような気がするけれど、振袖に着せられている状態にならないように、後2日で気持ちをちゃんと作っていきたいなと思いました。
 読んでくださりありがとうございました。