「一生懸命生きます」 みつき

1月1日

 あけましておめでとうございます。2022年もよろしくお願いいたします。
 お父さんお母さん、みんなと迎える新年が本当にうれしいです。

 わたしの今年の抱負は「さらに強くなる」です。
 未熟な部分や間違った部分を作り直し、なのはなを軸にした気持ちや精神を、もっと強くしていきたいです。
 何かを一生懸命にやる熱意や、誰かを思いやり、信頼する優しさ。自分は絶対に変わっていけると、確信すること。心に刻んで、わたしは強くなりたいです。
 今までのわたしは、気持ちや精神が薄くて、弱かったです。それは、わたしのなかにある怯えや不安が、そうさせていたと思います。
 もう、それは捨てます。わたしは、もう怯える必要も、不安になる必要もないからです。
 なのはなのみんなの後に続くよう、これから先の仲間が後に続けるよう、わたしは、前だけを見ていきます。

 お屠蘇では、自分の抱負を聞いてもらったり、みんなの抱負を聞かせてもらうことで、背筋を正してもらうことができました。「わたしも、こうであらなければいけないな」と、何度も気が付かせていただけて、「自分の抱負」は、「みんなの抱負」でもあるのだなと感じました。
 それから、みんなと元朝参りに行きました。神社へと歩いているとき、神様に手を合わせているとき、前後ろを見ても横を見てもいつもみんなが居て、そのあたたかさがとてもうれしかったです。

 一番楽しみにしていた、お正月の夜がやってきました。お父さんお母さんの新年ライブです。
 暗い明かりのなか、前に居るお父さんお母さんの瞳を見ていると、それだけでも、なんだかうれしくて、目がうるっと来ました。
 でも、お父さんの、「今までで一番悲しかったこと、一番うれしかったこと」のお話を聞かせてもらったとき、こらえられず、涙が止まりませんでした。お父さんの経験が、今の今まで、ずっとつながっているのだなと知ることができました。
 ここに来て、お父さんお母さんがわたしに、「頑張ったね、辛かったね、苦しかったね」と言ってくださったこと、その共感が、わたしはどれほどうれしかったことか。
 それを思い出したし、お父さんお母さんの子供で居させてもらえることが、本当にありがたいことだと感じました。
 
 お母さんが最後に、「みんなはカナリアなんだよ」「回復して、世界を良くしていく責任があるんだよ」と、話してくれました。その言葉で、また涙がぼろぼろ出たけれど、みんなもわたしも大好きな曲『大空と大地の中で』を歌って、身体中にパワーが湧いてきました。
「野に育つ花ならば力の限り生きてやれ」。わたしは、一生懸命生きます。