「新年の抱負」 ななほ

1月1日

 新年、明けましておめでとうございます。
 2022年という新しい年の始まりを、お父さんお母さん、たくさんの卒業生、家族みんなで迎えられて嬉しかったです。
 
 朝食ではお節とお雑煮を頂きました。
 私は今年、お出汁とお節を作らせて頂いたのですが、昆布とかつおだしで透明なお出汁をとることができました。
 
 なのはなのお米で作ったお餅に、みんなと育ててきた野菜で作った手作りのお節料理。
 11種類のお節に、南天が飾られたお重は、年に1度の宝箱です。
 
 ツヤツヤと光る黒豆に、髭の長いエビの旨煮。紅白なますは、大根と人参です。
 伊達巻が綺麗に巻かれていたり、紅白かまぼこの飾り切りが上品だったり、芋きんとんの上にはサツマイモの甘納豆も乗っていて、とても贅沢でした。
 
 お節を食べると、今年1年も健康に、元気に動けるような気がして嬉しかったです。卒業生のりかちゃんとひろたかさんもいて下さり、本当に温かい気持ちになりました。

・新年の抱負

 朝食を食べた後は、1人ひとり、新年の抱負を言い、お父さんとお母さんからお屠蘇を頂きます。
 お父さんが最初に、今の世界の生きにくさ、そしてこれから私たちは何のために回復し、何の為に生きていくのかという話をして下さりました。
 
 お母さんはいつも「仲間集めをしているんだよ」と話して下さるように、ただ病気から回復する、症状が出ないだけではなく、新しい世界を作っていく、もう誰も苦しくならないような世界を一緒に作っていく仲間を私も探しながら生きていきたいし、そう在りたいと思います。

 宇宙と人体をテーマとする、4月のスプリングコンサートがより楽しみになり、コンサートでお父さんの脚本で、みんなと自分たちの感じた生きにくさ、そしてこれからどうしていくのか、どうしていくべきなのかを表現したいです。

 今年の私の抱負は、粘り強い気持ちを持ち、なのはなで作り直してもらった自分の心と身体を、自分ではない誰かの為に使っていくことです。
 いつも頭の中を、自分ではない誰か、大切な仲間を思い、利他の気持ちを改めて自分の中に入れて、仲間を守れるようになります。
 そして、今年は本を90冊読みます。もっと心を耕して、深い情緒を入れ、深い表現ができるようになります。

 みんなの前で抱負を言うと、心が正されたような気持ちがしたし、みんなの抱負も聞かせて頂き嬉しかったです。
 なのはなでは、よくありたいと願う仲間がいて、同じ志を持って前向きな気持ちで未来を生きていく仲間がいて、その中にいられることが幸せだなと思いました。

 私も浅い所で満足しないで、自分が知りたいと願っていることをちゃんと言葉にして、その答えを自分の中に入れていく年にしたいし、今年も桃部会のみんなと甘い桃が育てられるように、楽しみながら頑張ります。

・元朝参り

 新年の抱負の後は、諏訪神社へ元朝参りへ行きました。
 お父さんとお母さん、あゆちゃんとりゅうさんがお正月の羽織を着ていて、その後ろにみんなと列を作って元朝参りに行きます。
 
 今年はいつにもまして、雪が多く、那岐山が見えない程だったのですが、田んぼに雪が積もった景色がとても綺麗でした。
 私は元朝参りに行く時間がとても好きです。

 みんなが昨日のNHF紅白歌合戦の話をして、誰も1人になる人がいなくて、みんなが笑顔で、(私の家族なんだ)と感じます。
 本当になのはなに来れて良かったな、私は仲間と生きていけるんだ、私はもう1人じゃないんだと感じて、心の奥底で小さくなっていた何かが、ホッとしているような気持ちになります。
 
「神様の思うような1年にして下さい」と今年も諏訪神社へ元朝参りに行くことができて嬉しかったです。

・二人羽織

 午後からは二人羽織豆掴み大会です!
 私は毎年、二人羽織の実行委員をする事が多かったのですが、今年はお父さんお母さんチームで戦うことになりました。

 メンバーには卒業生のしほちゃんやひなのちゃん、そしてりかちゃんとひろたかさんもいて下さり、(これは勝たないといけないな)と思いました。
 とはいうものの、私は豆掴みが大の苦手です。まなみちゃんに、「まなみちゃん、お箸上手?」と聞いて、すぐに私はお箸ではなく、見る方の役に回りました。

 豆掴み大会、スタート。
 それぞれのチームで喜びの声や、突然の叫び声、そして急に誰もが息をするのを忘れてしまったような時間もあり、とても賑やかでした。

 お父さんお母さんペア、りかちゃんひろたかさんペア、さとみちゃんひなのちゃんペア、しほちゃんりなちゃんペアと私たちのチームは、誰かが特別上手という訳ではなく、どのペアも平均より上の点数をとっていて、息がぴったりでした。

 私はまなみちゃんとさせて頂いて、まなみちゃんを誘導していたのですが、上手く息があって、豆が取れた時は嬉しかったです。でも、後半に1度、私とまなみちゃんの役割がチェンジになったのですが、みんなが黒大豆9個、落花生4個をとる中で、私は落花生4個しか取れなくて、とても悔しかったです。

 まなみちゃんには申し訳ないなと思ったのですが、最後の結果発表で、何と私たちのチームはずっと2位だったところから、1位へあがっていて、みんなとハイタッチをして喜びました。
 お父さんペアもりかちゃんペアも、1試合ごとにとれる豆の数が増えていてすごいなと思ったし、名人リーグの時にゆりかちゃんチームの、のんちゃんとつきちゃんペアが、最高得点を次々に更新していき、ものすごくカッコイイなと思いました。

 さすが洗い部の部長と副部長とみんなが言って笑っていたり、最初から最後までどうなるのか分からない試合も続き、見ていても盛り上がりました。
 私は今日からお箸を上手く使える練習をします。毎日のように、黒豆の煮豆や大豆の煮物、ひじきにも豆が入っているので、いかに的確に落とさずに、そしてスピード感を持って、豆を口に運べるかを訓練して、今年1年もすごしたいです。

 夕方には中山神社の方々がなのはなに来て下さり、獅子舞を見せて下さりました。
 メンバーが2人足りないということで、なのはなからさやちゃんとまおちゃんがしっぽ役で入ったのですが、2人のしっぽも可愛かったです。

 ただ、ついつい、授業参観に来ている人のようにしっぽばかりを見てしまい、後半から全体を見始めたのですが、永禮さん達が太鼓を鳴らし、後ろには笛を吹いている人もいて、獅子舞の力強く堂々として踊りが素敵でした。
 獅子舞を見た後は、獅子に頭も噛んでもらい、今年も無病息災となりそうです。

 今年も、獅子舞を見た後は、永禮さん達が『イントロクイズ』も用意してくださり、なのはなのフラダンス曲でクイズ大会が行われました。
 つい、勝負事となると目の色が変わり、本気になってしまいます。

 最初のベース1音でもたくさんの手が上がっていたり、同じような曲や『テレヘ』など普段あまり、耳にしない曲もみんなが瞬間で当てていて、さすがなのはなの子だなと思いました。
 私も『ワカ・ワカ』を当てて、永禮さんからボールペンを頂けて嬉しかったです。

 元旦の日に、永禮さんや中山神社の方に会えてとても嬉しくて、また来年も獅子舞を見るのが楽しみです。