
12月31日のなのはな
2021年を締めくくる日となる大晦日。昨日から雪が降り積もり、外は一面、雪で覆われた朝でした。
そんな中、新年を迎える準備をするとともに、今晩に行われるNHF(なのはなファミリー)紅白歌合戦に向けて、なのはな全体が活気づいています。
午前中は、お節詰めをしました。私は今年、初めてだし汁と数の子を作らせて頂きました。
「だしはお正月には欠かせない大切なものだからね。上手くできたら、透明なだしがとれるよ」
以前、お父さんにそう聞いていたので、今年も美味しいだしがとれるようにと緊張感を持ってお節作りに向かいました。
河上さんに教えて頂きながら、みんなが気持ちを込めて作ったお節。お重には12種類のお宝が入ります。
詰めたお節は、明日の朝まで、誰の元へ並ぶのか分かりません。
なのはなのみんなと育てた野菜で、1から全て手作りのお節は、宝石のようにキラキラと輝いています。
「黒豆がツヤツヤしているね」
「これ、私が巻いた伊達巻だよ」
みんなと笑いながら、自分ではない誰かの為にお節を詰めていきました。

紅白かまぼこは飾り切りされて、髭の長いエビの旨煮で長寿を願います。
河上さんが、
「お節料理には1つひとつ、意味があるんだよ」
と教えて下さり、縁起の良い料理をこうして、頂けることが嬉しいなと思いました。
それぞれが、綺麗に美意識を持って、時にはユーモアを交えながら詰めていったお節は、最後、南天の葉と実で飾られます。
みんなが詰めたお節が並ぶと、とても賑やかで、そのお節を見ているみんなも目がキラキラとしていました。
お節を詰めた後は、NHF紅白歌合戦の最終準備やリハーサルなどをしました。
年末年始で、なのはなの卒業生もたくさん帰って来てくれて、私たちのチームには、卒業生のりかちゃんとしほちゃんが入ってくれることになりました。
りかちゃんとしほちゃんが加わってどんな演出になるのか、それは今夜のお楽しみです。
なのはなバンドのみんなの生演奏で、リハーサルもし、少し遅いですが、ようやく、紅白歌合戦に向けて気持ちが作られてきました。
NHF紅白歌合戦の実行委員さんも、どうやら、何か面白いオープニングを考えているようです。
なのはなでは、だれもが、いつも表現する側であり、伝える側であり、年末年始も自分達で遊びを企画して新年を迎えます。
卒業生のみんなが帰って来てくれて、改めて、卒業生のみんなとも繋がっていられることを感じたし、自分の生きる居場所があり、帰る場所があるということは本当に恵まれていると感じました。
***
大晦日の夕食は、熱々の年越しそばです。
チームのみんなと作ったお出汁は、綺麗に透き通っていて、とても香りがよく、日本らしい美味しさを感じました。
毎年、なのはなのみんなで年越しそばを頂くと、(今年もたくさん笑ったな)と感じると同時に、(来年1年はどんな年になるのだろう)とワクワクした気持ちになります。

もうすぐ、NHF紅白歌合戦が始まります。新しい年を迎えるために、思いっきり自分の殻を破って、今いる仲間と、目の前にいる仲間と、大切な時間を過ごします。
(ななほ)