【12月号⑳】「私の役割はメトロノーム ―― ビッグバンド演奏『時よ、前進!』の合わせ ――」 さき

 スヴィリドフ作曲の『時よ、前進!』という曲を、新しくビックバンドで演奏することになりました。
 ピアノの鋭いスタッカートと、シンバルの音の掛け合いで、どんどん前へ前へと進んでいくような疾走感があり、聴いているだけで心臓の鼓動が速くなりそうです。
  

なのはなオリジナルの編成で九つのパートに分かれています

 
 もとはひでゆきさんとあゆみちゃん一家のたけちゃんが、大好きな曲というのが始まりでした。この曲をかけると、泣き止んで熱心にパソコンの画面を見て乗っている様子がなんともかわいかったです。
 それからなのか、なのはなで演奏するということになり、さとみちゃんがそれぞれのパートの楽譜を作ってくれて、とてもうれしかったです。

 私は、かにちゃんを中心とするパーカッションパートの1人として、スネアドラムを演奏します。
 スネアドラムは、この曲で唯一休符がなく、最初から最後まで、ずっと八分音符を叩き続けるという楽譜でした。

 最初、楽譜を見たとき、みんながメロディーなら、私の役割はみんなのメトロノームだ。と思いました。まず、1番難しいところですが、変に左右で強弱が違わないように、左右均等にたたくというのを目標に練習しました。
  

スネアドラムは休符がなく、最初から最後まで八分音符を叩き続ける、全体のメトロノームの役割を果たします

  
 かにちゃんから教えてもらって、自分は左手が弱く、ばちを振り上げる高さも低いということがわかり、具体的にどこを直していけばよいのか知ることができてうれしかったです。

■初合わせ!

 曲は約3分半という中で、場面ごとで強弱があり、スネアの音は特に大きいので、ここはメリハリをつけてくっきりと叩くことが大切だと感じました。

 冒頭にはオープンリムショットも入れることになり、やるのは初めてだけど、かにちゃんが叩き方を教えてくれて、それがとてもかっこよかったです。私も、あんなふうに効果的に音が出せるようになりたいと思いました。
   
  
 2度目のパート練習を経た日の最後には、あゆちゃんが指揮をしてくれて、全体で合わせをすることができました。全体のバランスを見て、ここは歌うところだとか、ここは引き立たせるところだというのを、止めながら伝えてくれたことがありがたかったです。

 最初は、メロディーラインのパートの人がまだ譜読みをできておらず、空白の部分もありましたが、それでも形になっていて、すでに完成度が高いとお父さんが言われていました。

 この曲をステージで演奏するのは、スプリングコンサートの4月。そのときにむけて、1番いいパフォーマンスができるように、練習していきたいです。