「新たな何かを追いかけて」 みつき

12月25日

 目を覚ますと、枕元には、サンタさんからのクリスマスプレゼントが置いてありました。ふわふわのレッグウォーマーが、足だけじゃなく心もぽかぽかにあたためてくれました。いくつになっても、クリスマスは踊りたくなってしまうくらい、うれしいなと思います。

 家族みんなでの、お餅つき大会が始まりました。
 あゆちゃんの、「お米が蒸しあがったので、みんなは中庭に来てください」という放送が聞こえて、急いで中庭に行きました。「よし、つくぞ!」と杵を持ったものの、お餅をつくのは、杵をぐりぐりと押し付けるようにこねる後からでした。
 去年もやったはずなのに、忘れてしまっていて、でもどこかでぼんやりと覚えていて、「1年が経ったんだな」と、ふと感じました。
 去年はあまり力強く杵を振り下ろせなかった記憶があるのですが、今年は思いきりパンパンとつくことができて、気持ちが良くてスッキリしました。他のみんながついているとき、「よいしょよいしょ」と掛け声を言っていても、お祭り気分になって、気持ちが良かったです。

 体育館の中を覗くと、実行委員のみんながサンタさんやトナカイの恰好をしていて、わたしたちもクリスマスのカチューシャを受け取って、クリスマスムードでのお餅つきが楽しかったです。
 昼食には、できたての、つやつやと輝くお餅がプレートに並んでいました。なのはなのエゴマ、あんこ、大根を使って、贅沢に食べさせてもらえて、本当に美味しくて満たされた気持ちになりました。

 午後からも、アンサンブル演奏やゲーム大会、しめ縄作りと、盛りだくさんでした。
 アンサンブル演奏では、違う世界に連れて行ってもらったような、曲の世界観がグッと伝わってきました。「イージー・オン・ミー」で、あゆちゃんの歌声を聴かせてもらったとき、涙が出そうなくらい感動したし、一生懸命に気持ちを注いで演奏するみんながとてもかっこよかったです。

 ゲーム大会では、「進化系玉入れ」と「○×クイズ」をさせてもらいました。
 進化系玉入れは、その名の通り本当にやったことない、新しい玉入れでした。
 まさかカゴが動くなんて! でも、サンタさんやトナカイ姿のみんながぐるぐる動き回っているのがとてもかわいかったし、わたしもうっすら汗をかくくらい動いて、楽しかったです。

 ○×クイズでは、お正月に関するクイズをたくさん教えてもらいました。
「神社の礼拝の作法はこれであってたか?」「紅白かまぼこの意味ってこれだったかな?」と、頭をひねって、みんなで答えを選ぶのがとても楽しかったです。それを聞いていると、おせちづくりやお正月遊びなど、新年の楽しみがより増してきました。

 最後には、おじいちゃんからしめ縄作りを教えていただきました。
 わたしは、去年、うまく作ることができなかった悔しい記憶があって、「今年こそ完成させたい」と思いながら参 加しました。しかし、やはり作り方がうろ覚えになってしまっていて、少し困ってしまいました。
 でも、なるちゃんや周りのみんながゆっくり丁寧に教えてくれて、最後には1人で縄を編むことができました。ゆずをひとつ括り付けて、しめ縄飾りが完成できたときすごくうれしくて、ずっと、それを眺めていました。

 今日は、時間がゆっくり流れているようで、でも、あっという間でした。
 1日でこんなに楽しんでもいいのかと感じてしまうくらい、充実していて、どの場面を切り取っても笑顔で、楽しい時間だったと思います。

 1年間を振り返るフォトスライドショーも見せていただけて、とてもうれしかったです。
 2021年は、わたしにとって初めての、なのはなで過ごす1年間でした。
「ああ、そういえばこんな出来事もあったなあ」「あれ、とても楽しかったなあ」
 と、どの月も喜びや希望で溢れていたことを、1枚1枚の写真が思い出させてくれました。
 今まで生きてきた20年間で、1年間がここまで短いものだったと感じたことはなくて、なのはなのみんなとだから、こんなにもあっという間だったのだろうと感じます。

 なのはなのみんなとお父さんお母さんが居てくれるから、いつもより良い何かを、新たな何かを追いかけて、未来だけを見て進んでいけます。
 だから、わたしは、時が過ぎていくことが、明日を迎える毎日が、うれしいです。
 残りの2021年も大切に過ごしていきます。