12月24日
*餅つきの準備
明日に向けて、今日の午後からは、おもちつきの準備が盛りだくさんでした。臼や杵などの道具を用意してくれているみんなや、会場を作ってくれているみんなもいた中で、私はやすよちゃん、どれみちゃん、あんなちゃんと一緒に台所関連の準備をしました。主にはもち米の洗いをさせてもらったのですが、私はなのはなでまだお米を研いだことも無くて、今日は新しく教えてもらうことばかりで新鮮でした。
明日はお正月用の丸餅と豆餅、それからお昼に食べる生餅をつくそうなのですが、丸餅だけでも1斗8升のもち米が必要で、これまで「斗」という単位が登場することなんてあるんだろうかと思っていたので、その量に最初びっくりしたなと思います。さすがに一気に洗うことはできないので、1回2升ずつに分けて4人で洗っていきました。
河上さんが最初、家庭科室に来てくださって、もち米の洗い方を教えてくださりました。普通のお米は「研ぐ」というけれど、もち米は「洗う」といって、その違いは、もち米の方が水分量が多くて、普通のお米みたいに研いでしまうと、ポロポロとかけてしまうんだということを教えてもらいました。私はてっきりお米の種類が違っても洗い方にまで違いがあるとは思っていなかったので、面白いなと思いました。
河上さんが1回戦分、実際にやり方を見せてくださったのですが、自分は何も分からなくても基本的なことから丁寧に教えてくださったことがありがたくて嬉しかったです。きちんと目で覚えておきたいなと思いました。もち米を洗っていると、最初は手にぺとっとへばりつくような感覚があったのが、洗ってだんだんとぬかが取れてくると、さらさらとしてきました。その変化が面白かったです。
あんなちゃんと2人で豆餅用のもち米を担当させてもらって、洗いが一通り終わった後は、豆餅に入れる豆も洗いました。これも自分は初めてだったので、河上さんに1から洗い方を教えてもらいました。黒豆はゴシゴシと強く洗ってしまうとすぐに皮がむけてしまうそうで、ほとんど力を入れないくらいの優しい力で少しこするくらいなんだと教えてもらって、黒豆って洗いの段階からそんなに繊細なんだなと思いました。
途中からは台所で作業をしていたみんなも道具の準備に合流してくれて、時間に余裕を持って終わらせられて嬉しかったです。今回新しく教わったことを、しっかりと覚えておきたいなと思いました。
夜の集合では、自尊心の持ち方の話を改めて聞かせてもらって、それが心に残りました。自尊心は過去や今に持つものではなくて、必ず未来に置くものだということ。今はどれだけできなくても、将来、絶対に役に立つ人間になるんだと思い続けること。
それを聞いて、私は、今まで自尊心を過去に持とうとしていたり、それがダメなら今に持とうとしたりしていて、でも持とうと思っても今の自分に自信のかけらもないから持てなくて、自分には自尊心がないと思い込んでしまっていたと思いました。人間は、誰でも自尊心を持っていると思うよ。そのお父さんの言葉を聞いて安心したし、自分も今は、未来になら、まだ薄弱だけれど自尊心を持つことができると思いました。
間違ったことをしてしまったりしてみんなに迷惑をかけたり、でこぼこだらけだけれど、いつかはみんなの役に立てるように、その気持ちで日々成長していきたいです。
明日はおもちつきだけでなくて、アンサンブルやゲームなどもあるそうですごく楽しみです。みんなと楽しみながら、できることを頑張りたいです。