背丈100センチ強、葉の角度70度、草勢強めの立派に育ったブロッコリー。雨上がりの夕方、遂に初収穫です。
約1か月ほど前から、生長点付近の新芽に大事に守られている小指の爪サイズの小さな小さなブロッコリーの花蕾の赤ちゃんを見つけ、パァッと思わず笑顔になってしまいました。本当に小さくて、でもとっても可愛くて、嬉しくて早くみんなにこの喜びを伝えたいなぁと思いました。
収穫できる日を今か今かと待っていた、しなこちゃんとわたしは、(早く大きくならないかなぁ)と日に日に大きく育っていく花蕾を見て楽しみにしていたので、緑の深い、雨水をのせてキラキラと輝く美しいブロッコリーが収穫できた時は、喜びで胸がいっぱいになりました。
なのはなのお父さんは、料理が好きなのですが、これまであまり、ブロッコリーに興味を持っていなかったと言っていました。
なのはなでは初収穫の綺麗な野菜を、いつも担当のみんなが食堂の正面、お父さんお母さん席の黒い机の上に飾って見せてくれるのですが、わたしは初収穫が嬉しいけれど、お父さんはあまり嬉しくなかったら悲しいなぁと、飾ろうかどうか迷いました。
まぁ、喜ばれなくてもいいや、と割り切って、大きくて虫食いのない、綺麗なブロッコリーの葉をお皿にして飾りました。
■みんなが笑顔に
みんなはコメントでブロッコリーの収穫を一緒になって喜んでくれました。
最後はお父さんのコメントです。
「綺麗なブロッコリーだね。もう少し大きくしても良かったかもしれないけど、このくらいが上品だね」
と褒めてくれました。
「最近はブロコッリーの美味しさがわかるようになってきて、またみんなで食べられたらいいなと思います」
と話してくれて、お父さんも笑顔になってくれたことが嬉しかったです。
わたしも、美味しいブロッコリーが食卓を彩る日がとても楽しみです。
ブロッコリーを育てる上で、特別手を掛けた覚えはないのですが、必要な時期に、適切な量の牛肥を追肥し、大きくなった株に見合う土寄せをガッツリと行ない、最後は少し贅沢で、メガツインP56というリン酸系肥料を葉面散布で与えました。
メガツインを与えると、遠目から見ると葉が垂直に立っているんじゃないか、と思ってしまうほどに、元気になり、ブロッコリーとメガツインの相性はとてもいいことが分かりました。
また、株がしっかりと大きくなってからは、特別水やりをせず、自然の雨に任せていましたが、晴れが続いて、少し水やりをしてあげた方がいいかなと思い、行なったところ、花蕾の成長が一目見てもわかるほどグンと大きくなり、花蕾ができてからは、すこし水やりも気にかけてあげると尚、良かったかもしれないと思いました。
今までの記録や、まえちゃんややよいちゃんが気にかけてくれて、適切な手入れをできたこと、作業に入ったみんなが丁寧な手入れをしてくれたことが、綺麗なブロッコリーの収穫に繋がったのだと思います。
これからも、品質も食味も素晴らしいブロッコリーが採れ続けるように、見守っていきたいで
す。