12月23日(木)「藤井さんの木版画教室 ――5枚の年賀状が完成」

12月23日のなのはな

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 毎週木曜、夜の版画教室で制作していた年賀状の作品が、今日で完成しました。今日は、藤井さんがお昼から来てくださり、夕食を挟み、21時まで制作を見てくださいました。

 初めに教えてくださった通りで、版画は刷りの工程が一番難しい、と感じました。何度刷っても、色むらができてしまったり、紙がズレたりしてしまいます。藤井さんが刷ると、くっきりとした輪郭で刷り上がるので、その度に、見ていたみんなから、和気あいあいとした歓声が上がりました。

 

 

 慣れない手付きでバレンを握る私でしたが、藤井さんの刷る姿は、手とバレンが一体となり、版木と、それに擦り付けるニューブレダン紙にしっかりと吸い付いて、自分の一部のように操っているようでした。私も、そんなイメージをして刷るようにしました。

 

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 色を選ぶのも、最終的に落ち着くまで、ドキドキでしたが、とても楽しい工程でした。レモンイエローではイメージよりも明るすぎて、橙色にすると、今度はカーマインがくどすぎて朱色に。もう一色、朱色とレモンイエローを混ぜた色も使うことにしました。
 篆刻を捺す位置も、メインとなる場所を遠ざけて、控えめに捺すことを教えていただきました。

 

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 藤井さんに教えていただきながら作品作りをしてみて、版画は、とても繊細な作業を繰り返していくのだな、と感じました。また、思うように刷り上がらなくて難しい、と感じても、だからこそ版画がとても楽しい、と思えました。上手くいくか、失敗だったか、刷り上がりを確かめる瞬間が、一番のハイライトでした。そんな気持ちも、みんなと分かち合えたことが、とても嬉しかったです。

(さとみ)

 

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〈5枚の、木版画の年賀状が完成しました!〉

 

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 1日を通して、ユズの加工を進めました。今年はユズが大豊作で、これまでも、ユズポン酢、ユズ味噌……様々なものにユズを加工してきました。今日は、なのはなのみんなが大好きな、ユズのコンポートを作ります。ユズのコンポートは、ユズの果肉を使います。まず初めに、ユズの皮むきをしました。

 

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 ユズの皮の内側には、白い綿のようなものが付いていて、その部分が少し苦いです。コンポートにしたあときに、苦みがあまり残らないように、少し厚めに皮を剥きました。かといって、厚く皮を剥きすぎると、果肉が削られてしまいます。その力加減が難しかったです。

 最初は、少し果肉が見えてしまったり、上手く綺麗に皮が剥けなかったけれど、だんだんと剥いているうちに、力加減が分かってくるような気がしました。コンポートになったときに、煮崩れしないで、綺麗な形に見えるように、みんなで慎重に、丁寧に剥いていきました。だんだんと皮を剥くスピードも速くなっていきました。

 剥いたユズを鍋に入れて、被るぐらいの水を入れ、ひと煮立ちさせます。そうすることで、ユズのアクを取ることができます。10分ほどで、ブクブクと沸騰してきました。火が通って、水に晒すユズは、ほんのりと温かくなって、触ると皮を剥いていたときよりも、柔らかくなっていました。ユズの香りがほんのりと漂っていて、それだけでとても美味しそうでした。

 

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 ユズを横半分に切って、種を取ります。種はフォークを使って、くいっとほじくるようにして取ります。想像以上にユズの中には種がたくさんあります。ユズを横半分に切ると、扇形の部屋がいくつもあって、その部屋の中に、2つも3つも大きくてつるんと丸い種が入っています。それは、奥まで続いていて、フォークの先を使って、種が奥に隠れていないかどうかを確認します。

 指だと届かない隙間に付いている種も、フォークを使うと、スルスルと取ることが出来て、とても気持ちが良かったです。

 今回、コンポートにする部分は果肉だけだけれど、ユズの中に入っているたくさんの種はユズ化粧水に出来たり、皮はユズ味噌に入れたり、お味噌汁の上置きに入れることができます。

 

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〈台所の河上さんに教わりながら、ユズを様々な形に加工しています〉

 

 皮や、果肉や、果汁、種、全てを余すことなく使えて、捨てるところのないユズが、加工していてもとても魅力的だなあと思います。今日、加工するユズも、種は化粧水にするために保存して、綺麗な皮は細かく刻んで料理に使います。使う時が来るまで、しっかりと保存もしたいなあと思いました。

 半分にカットして、種を取ったユズは、いよいよ果肉だけになって、鍋に並べられていきます。たくさんのユズが、斜めにぐるっと鍋に並べられている光景が、とても綺麗だなあと思いました。

 

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 午後は、いよいよ煮る作業があります。鍋の中に、ユズの果汁や砂糖、水を入れて、火にかけます。すぐに沸騰してきて、ここからは、弱火にして、約1時間煮ます。その間、アクを常時とります。
 ぷくぷくとユズから白い泡が出てきて、それを、おたまですくい取っていきます。出来るだけ、余分に水分を掬わないよう、慎重に行ないます。

 煮ている間に、ユズの中の水分が外に出て、外のシロップがユズの果肉にぎゅっと詰まるようです。煮たばかりのユズはまだ白いのに、煮てしばらくすると、ユズの色が白から透明になっていくのが分かりました。そして、外の水分が、最初はさらさらとしていたのに、煮ていくごとに、どんどんねっとりととろみがついてきました。

 

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 1時間ほど煮て、火を止めました。甘い香りが鍋から漂ってきました。ユズのコンポート完成です。特別な日に、なのはなのみんなとユズのコンポートを、美味しく頂けたらいいなあと思いました。
 
(りな)