「歩いてきた道、今歩くべき道は」 のん

12月21日

○合格発表
 昨日、8月に受けた試験の結果の通知が届きました。受けたとき、今回は駄目だ、と思いました。4ヶ月間、落ちていると思いながら過ごしてきました。2%くらいの「受かっていてくれないかな」という期待というか願望くらいしかありませんでした。17日の官報での合格発表くらいからは、落ちたときにこれからのことを考えてお父さんに何を相談するかリストアップまでしていました。

 夕方5時過ぎ、校長室に通知を持って行って、お父さんに開封していただきました。本年の結果の相続税法の欄に、相変わらず小さな字で「合格令03」と書かれていました。去年もでしたが、お父さんに「合格だ」と言ってもらえるまで、自分は見間違いもしくは勘違いをしているだけなんじゃないか、と思いました。

 お母さんは、「見えないんだから合格してるなら速く喜んでよ!」と仰っていたけれど、自分の目で見えているものが本当かどうか疑わしくて、見続けてしまいました。

 お父さんもお母さんも喜んでくださいました。握手してくださいました。2人の手が温かくて、大きくて、自分の手が冷たく感じました。

 奇跡だと思いました。税理士試験の合格点は、一応60点と公表されています(実際は多分お父さんが仰っているように上位10%くらいなんだと思うのですが)。個人的には40点も取れていないんじゃないか、というくらいの、やってしまった感があったので、あとの20点分は、神様が、こんなにたくさんの人から応援してもらってるんだから大目に見てやるか、とおまけしてくれたんじゃないか、とそんな気がしています。

 だからなのか、自分がモラルのない行動とか、神様の期待に背くようなことをしたら、あの通知の合格の文字の前に「不」という文字が浮かび上がってくるんじゃないか、という気もしています。だから手放しで大喜び、という感じよりかは、勝って兜の緒を締めよ、という感じが近いです。自分が受かってうれしいというより、みんなが喜んでくれるから嬉しいです。あと、これからの年末年始の行事や、コンサートの練習にも向かいやすくなるのもすごくうれしいです。

 落ちたと思って過ごしてきて、合格発表間際、不合格通知が来るだろうと思っていました。その不合格を前とは違う気持ちで待っていられた、と感じました。なのはなに来る前、来てしばらくも、不合格自体が嫌でした。負け犬のレッテルを貼られるような、プライドを(間違ったプライドなのですが)砕かれるような、とにかく恥ずかしい、そんな気がしていて、耐えられなかったと思います。

 でも、今回どうだろう、と思ったとき、そういう感じはありませんでした。応援してくれたみんなに申し訳ないな、とか、もう一回あの理論を覚えるのか…、とか、年末年始やコンサートの練習していたら4月から死ぬ気でやらなくちゃいけないな…とか、そういう心配はあったけれど、恥ずかしくて耐えられない、というような感じはありませんでした。それがじんわりと嬉しく感じました。

 なのはなに来る前からも、来てからも、大学に戻るかどうか決めるときも、ボーイングチームになってからも、これでいいのか、この道でいいのか、違う道のほうが良かったんじゃないか、違う道の方がいいんじゃないか、と何度も迷って、不安になって、勉強をやめたいと思ったこともあったけれど、今、これでよかった、と思います。神様があの答案で受からせてくれたんだから、今歩くべきはこの道でいいんだ、と思えます。次はどうか分かりません。高田郁さんのように10回落ちて別の道、のための今の道かもしれません。でも、歩いてきた道、今歩くべき道は、これでいいんだ、と思います。
 
 
  昨日の夜、ダンス練習のあと、なおちゃんやさやねちゃんが、ボーイングチーム恒例のエアー祝賀会をしてくれました。エアーでグラスを持って、エアーで乾杯をして合格を祝ってもらいました。なおちゃんが、今日何回もなっちゃんからのんちゃんの合格通知のメールが来るはずだ、と思って携帯を見ていたんだ、と話してくれました。本当にこんなにたくさんの人に、あたたかい気持ちで応援してもらって、ありがたいと思ったし、誠実に頑張らなくちゃ罰が当たるな、と思いました。

 あと2科目、息切れしないようにたくさん遊びながら勉強します。これからもどうかよろしくお願いします。お父さんお母さんをはじめ、応援してくださったたくさんの人に感謝を込めて。本当にありがとうございました。今日の夜のことはまた後で書きます。お休みなさい。