12月18日
昨夜はひと際寒かったです。寒さで何回か起きることがあって、7時前ごろに起きた時、部屋の中は真っ暗なのに、なぜだか窓から外の光が透けて見えて、眩しく感じました。7時に起きて、部屋を出ると、廊下の窓から見える景色に、あっと心が奪われました。
そこには、一面に広がった雪景色がありました。子供玄関のスロープも、軽トラも、グラウンドのネットも、全て雪で覆われて、真っ白になっていました。まだこんこんと雪が降り続いていました。でも、雨のように鋭くなくて、とても優しく感じました。
真っ白な雪が、辺りを照らして、とても明るく、眩しかったです。今日の天気予報が、雪マークであったことを思い出しました。でも、こんなにも雪が降っているとは思っていませんでした。クリスマスの朝のような、とても綺麗なプレゼントをもらったような気持になりました。綺麗な雪景色に心が洗われて、嬉しかったです。
8時から、大人数の人と一緒に、春菊の虫つぶしに向かいました。8時の時点では、雪は止んでいました。でも、道路に降り積もった雪は溶けていませんでした。まだ誰も通っていない道は、足跡も何もなくて、通ることがもったいないぐらい、とても綺麗で、足跡で散らしたくないな、という気持ちになりました。でも、勇気を出して、一歩一歩、雪の中を歩いていきました。
雪は、10センチぐらい積もっていて、長靴が雪に埋もれました。キュッキュっという音がして、その音も、雪の日にしか聞こえない音だなと思いました。吉畑ハウスの横を通る道。いつもはジャガイモが植わっていたり、葉ネギが植わっていて、そして大きな吉畑の斜面があります。でも、どこもかしこもその面影が見えないほどに雪が積もって、まるで違う世界に来たようでした。吉畑の斜面は、いつもはとても急で危なく感じるけれど、雪が積もっていると、斜面をそりで滑ったら楽しいアトラクションのように見えました。石生の田んぼや、民家もみわたすこともできました。でも、どこを見ても、真っ白に塗られています。奥桃畑の桃の木や、池下田んぼ近くの山の木々まで、雪をかぶって、まるでクリスマスツリーのように鮮やかで、その場に立ち尽くして、見とれてしまうぐらい、綺麗だなあと思いました。
先着で、さやちゃんとまなかちゃんがいました。さやちゃんとまなかちゃんと一緒に、真っ白な雪の道路の上で、色んな足跡を付けて遊びました。厳しい寒さも忘れて、美しい景色の中で、みんなと歩いたり、少し遊んでいる時間が、温かくて、心がいっぱいになりました。
春菊の虫つぶしは、たくさんの人が来てくれました。崖崩れ下ハウスは、いつもとは違って、ハウスのなかだけ夜のように、真っ暗で少しお化け屋敷のようでした。外は雪でこんなにも明るいのに、なぜハウスがこんなにも暗いのだろう、と思ってよく見てみると、ハウスの天井のビニールの上に、雪がびっしりと積もって光を遮っていることが分かりました。
暗くて少し、虫を見つけることは苦労したところもあって、みんなに申し訳なかったのですが、みんなが協力的に、楽しそうに作業に入ってくれて、とても嬉しかったです。春菊にとっても、虫がいなくなって、一安心だなあと思いました。
虫つぶしを終えてハウスの外に出ると、またパラパラと雪が降ってきていました。古吉野に帰るまで、ほんの少しの時間だけれど、帰ってくるみんなの髪の毛や眉毛に白く雪が積もっていました。笑顔で、誰もが雪をそっと落としていました。その光景も、温かくて嬉しかったです。
雪が降ったことにより、弊害も少しあるのかなあと思います。でも、今日は土曜日で、平日と違ってお仕事組さんがお休みで、一緒に過ごせる日だったことが良かったなあと思いました。午後になると、雪景色は跡形もなく消えていて、少し寂しいような気持になりました。また、雪が積もった日に、みんなで雪合戦をして遊んでみたいなあと思いました。
明日は日曜日で、お仕事組さんと過ごせる日がとても嬉しいです。明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。