「目標にする人」 ななほ

12月15日(朝)

 20分で日記を書きます。

 昨日の事になるのですが、数週間ぶりにサラマンダーのハウスMTがあり、とても嬉しかったです。
 毎週火曜日が近づくと、(明日の夕方は、お父さん、ハウスMTの時間あるかな?)と心の中で楽しみにしていて、ハウスMTの放送がなると、さきちゃんやさくらちゃん達と、「よし、行こう! 行こう!」と声をかけながら廊下を走ります。

「目標にする人、理想にする人はたくさんいてはいけなくて、1人じゃないと自分が迷うんだよ」
 以前、お父さんが話して下さったことが、最近、ふとした時に感じる事がありました。

 私は自分がこんな風にありたい、この人のようになりたいと思っている人が1人います。でも、普段、生活している内に、その人ではない人について、「この人のこんなところが優しいな」「この人の、こういう所が好きだな」と感じる時、自分もそう在らないといけないような気がして、一時的に気持ちが落ちるような感覚がありました。

 でも、お父さんが、
「完璧にならなくていいんだよ。自分が理想にしている人の、良い所も悪い所も全て真似をして、他の人は考えなくていいんだよ」
 と教えて下さり、その言葉がスッと自分の中に入ってきました。

 最近、ホームページのベストオブ日記でみんなの言葉を読んでいると、泣くつもりなんてなかったのに、目の奥が熱くなりました。
 一緒に生活している仲間で、一緒に作業をしている仲間。駅伝大会でのことも、誰かの誕生日のことも、私の感じた気持ちを私以上に綺麗な言葉で表現していて、私ももっと深くなりたいと思いました。
 そして、みんなの感じ方に私ももっと優しくなりたいと思い、次のページの日記にお父さんからの答えが待っています。

 その答えはお父さんが直接、私に言った言葉ではないのに、今の自分にとって大切な答えだったり、『お父さんに聞いてみよう』のコーナーを読んでいると、力をもらいます。
 優しくなりたい気持ち。目の前のことから逃げないで、怖がらないで、何ができてもできなくても、自分の精いっぱいで向かいたいとみんなの日記から、改めて思いました。

 でも、それはそれで自分の思ったことを否定しなくてもいいから、私はこの人のようになりたいと思っているたった1人の人の言葉の使い方や話し方、感じ方も全て真似をして、誰とも比べる必要はないのだと改めて思いました。

 また、『気持ちが走り過ぎた時に、ふと寂しくなってしまうことがある』と言うようなことについてお父さんに質問しました。

「それはそうだよ。寂しくなるのは、思春期の特権だよ」
 お父さんが笑いながらそう返してくれて、私も(ああ、そうか)と素直に納得できるような気がしました。

「どこかの大きな宮殿に住んでいる人で、机には季節の果物が山盛りに飾られて、いつでも好きなものを食べられて、何不自由のないような暮らしをしていても、それで幸せだと思うかい? そう、それでも寂しい時は、寂しいんだよ」
 
 その話を聞いて、今の寂しさも、小さい頃の寂しさも似ているような気がしました。

「目標が明確にハッキリしている人は、あまり寂しさを感じないんじゃないかな。ななほも、持っても持たなくてもいいけれど、未来に大きな目標があったら、寂しさがなくなると思うよ」
 お父さんの言葉が嬉しかったです。

 桃の作業に向かったり、編集をしていたり、何かに向かう時は集中して、とても楽しいです。それは目標やこうしたい、ここまでやりたいというプランが明確だからなのかもしれないなと思いました。でも、大きく未来を思う時、自分がどこに向かって、どんな目標を持って、どんな理想を目指して生きて行ったらいいんだろうと分からなくなります。

 私はまだ子供かもしれないけれど、もっとなのはなの役に立てるように、なのはなの為になるように、美しい理想を持って今も、未来も生きていきたいと思いました。

 お父さんがみんなの質問に答えてくれて、ハウスMTで毎週気持ちをリセットできて、新しく明るい気持ちでいられるのがありがたいなと思います。