12月8日(水)「枝吊りチームのお悩み解決、超高性能マシーン! その名は『カラマンデショウジ・スパラット』」

12月8日のなのはな

 桃の枝吊りが日に日に進化するものの、どうしても枝吊りに使う、エクセル線とステンレスワイヤーが絡まってしまう。
 誰か、助けてくれないかな~と思っていたとき、なのはな建築隊長である、須原さんがこちらに向かって、歩いてくるではありませんか!

「須原さん、エクセル線とステンレスワイヤーが絡まらないようにするにはどうしたらいいと思いますか?」
 そう、相談をすると、ひと晩にして、完成しました。

 

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〈須原さんのスーパーマシーン!〉

 

 せっかく、完成した高性能マシーンに、何かとっておきの名前はないだろうか?
 お父さんが頭をひねらせて新しく登場したマシーンの名前を考えている時、私もう~ん? と頭をひねらせました。

「ワイヤーがスッ(須)と、パラッ(原)と解けるようになったから、須原さんの名前にかけて、スパラットはどうでしょう!」
 お父さんが考えてくれた『スパラット』はとても分かりやすく、部屋中に拍手が沸き起こります。

「お父さんの考える名前はすごいね。私、須原さんが正二(しょうじ)さんだから『カラマンデショウジ』位しか、思いつかなかった」
 そう、近くにいたあゆちゃん達に話していると、「え~。それ面白い!」と喜んでくれました。

 そんなこともあり、須原さん特製の新しいマシーンは、『カラマンデショウジ・スパラット』と名付けられました。

 

〈須原さんは、いつも私たちに、建築作業や土木作業をたくさん教えてくださいます〉

 

(須原さんに言ったら、何て言われるだろう?)
 冗談で「カラマンデショウジ」と言っていたので、最初はドキドキしていたのですが、須原さんは案外、気に入ってくれたように思います。(そういうことに、しています)

 朝食前の時間、実際に『カラマンデショウジ・スパラット』を使って、エクセル線やステンレスワイヤーを伸ばしてみると、あら不思議。
 今まで、私たちなりにいくら工夫しても絡まってしまっていた、反発の強いエクセル線も、固く重たいステンレスワイヤーも、スルスルーと、まるで、メジャーを伸ばすときのように真っすぐ、引っ張れるではありませんか。

 枝吊りメンバーのみんなと、グラウンドで作業をしていると、通りすがりのみんなが、「あ、『カラマンデショウジ・スパラットだ!」と声をかけてくれて、マシーンが回転する度に、どこか須原さんに見守られているような、須原さんが回転しているような、そんな気分になってしまいます。

 

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〈カラマンデショウジ・スパラットで効率よく準備したワイヤーで、桃の枝吊り作業も段取り良く進みました〉

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 桃の枝吊りも、半日で2本のペースから、半日で3本のペースにまで効率が上がり、毎晩、枝吊りチームで作戦会議をして、明日に臨みます。
 これから、エクセル線やステンレスワイヤーが簡単に伸ばし、取り扱えるようになると思うと、心も身体も軽くなったように感じます。
 新しく、私たちの仲間に加わった『カラマンデショウジ・スパラットくん』。
 これからの枝吊りも、まだまだ進化する見込みです。

(ななほ)

 

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 フルメニュー後の1時間、7人のメンバーでイチジクの元肥入れを進めました。
 今回、元肥入れを進めたのは、河原下畑の1本の成木と、梅林手前畑の4本の2年生の幼木、プール下畑の28本の1年生の幼木です。
 これらの木は、すっかり落葉して、冬の休眠期に入っています。

 

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 12月の元肥入れは、イチジクにとって年に1回の肥料入れとなります。肥料は、牛肥、もみ殻、米ぬか、牡蠣殻、PKカルという、有機肥料のみで設計をしています。
 自然のものであるため、ゆっくりと土に浸み込み、来春にはイチジクの成長を助けてくれる養分になってくれるように、と今の時期に元肥を施しました。

 作業時間は短かったけれど、メンバーそれぞれの役割を決めて、肥料倉庫前に集合し、肥料の準備からスピード感を持って始めました。
 さやちゃん、まなかちゃんが、牡蠣殻とPKカルを、バケツからヨーグルトパックにすくって、次々に撒いてくれました。
 それを追いかけて、つきちゃん、よしみちゃんと私で、牛肥、もみ殻、米ぬかを、てみを使って撒いていきました。
 まちちゃんとなつみちゃんは、1本離れた場所に植わっている、河原下畑の成木の追肥に、軽トラで行ってくれました。

 

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 肥料は、木の枝先の地面、根が伸びていくところへ円状に撒きました。
 フカフカの牛肥やもみ殻、米ぬかを重ねていくと、お菓子のような、粉雪のような、とてもかわいらしい姿になって、イチジクの周囲に輪となりました。
 それを、三角ホーを使って、肥料と表面の土が軽く混ざり合うように、中耕していきました。
 中耕をすることで、すっと肥料が土に馴染み、今後の時間の経過とともに、土深くまで養分が浸みていってくれるように感じました。

 最後は全員がプール下畑に集合し、28本をものの20分足らずで、中耕まで終えることができました。
 私は、気持ちが焦って早口でみんなにいろいろなことを伝えることになったのですが、みんなが笑顔で、一心に作業を進めてくれて、時間内に元肥入れを終わらせることができました。
 イチジクにとって、今年最後になる作業をみんなで進められて、とてもありがたく、嬉しかったです。

 

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 まだ、少し落葉しきっていない駐車場斜面や、古畑の成木は、ネット外しと元肥入れの作業が残っています。
 この木たちも、頃合いを見て作業を行ないたいなと思います。

 今回、元肥を施した、幼木を中心としたイチジクの、来春の成長がとても楽しみです。

(りんね)

 

***

 

 爽やかな香りと、シャキッとした歯触りが、なんとも美味しいセロリ。今年の冬も、なのはなのセロリは、元気いっぱいに育っています!
 現在、セロリの草丈は40〜50センチほど。今日は、りなちゃんを中心に、外葉を摘む作業を行ないました。株に対して、傾きすぎているセロリの茎を摘んでいきます。

 

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 ペリッ……ペリッ……。株の根元からセロリの茎を剥がす作業は、独特の中毒性があります。「楽しい!! もっともっと採りたい!!」その気持ちは、収穫時期まで、グッとこらえて、あくまで傾きすぎた茎だけを採っていきます。8人のみんなで夢中になって進めていると、30分足らずでハウス2棟のセロリの外葉摘みが終わりました。

「たくさんの外葉が摘めたし、今度、みんなでセロリスティックにして美味しく頂きたいなぁ……」
 そんなことを思いながら、続いての作業へ。ゆず畑に植わっている落花生の収穫です。

 

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 ゆず畑は粘土質の土地で、落花生の株を、手だけで引き抜くのは難しいので、今回はスコップで株まわりを掘ってからの収穫でした。畑に着くと、先行して、スコップで株を掘り上げてくれていた、よしみちゃんたちが、ちょうど掘り上げ作業をキリよく終わらせてくれていた所でした。「すごい! ナイスタイミング!!」よしみちゃんが、満面の笑みで言ってくれて、とても嬉しかったです。

 掘り上げた株を、みんなで一斉に回収していきます。一通り回収できたら、畝の上や畝間の土を、忍者熊手で掘りおこしながら、畑に落ちてしまっている落花生を拾っていきます。この作業も、化石の発掘をしているようで、とても楽しかったです。

 

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〈収穫した落花生の株は、体育館の軒先に干し、防鳥ネットをかけました〉

 

 一列に並んで落花生を集めているみんなの横顔が、夕日に照らされていて、それはそれは綺麗でした。
 大好きなみんなと畑作業する時間が、私の宝物です。今日も1日ありがとうございました!

(せいこ)