「もみ殻の山頂、キラキラと」 りな

11月29日

 今朝、いつものように駅伝メンバーのみんなと、朝食前にランニングに出ました。今日も石生一周コースです。吉畑手前ハウスの坂を登って、急降下で野畑から一気に、崖崩れ下ハウスまで下り坂を走ります。そのあとは、いいとこ下畑、保育園前畑、第1、2鉄塔畑と、畑が並びます。石生一周コースでは、道中でなのはなの畑をたくさん見ることが出来ます。
 
 驚いたのは、いいとこ下畑、保育園東畑などに置かれている、もみ殻の山のてっぺんに、霜が降りていたことです。まるで、那岐山のように、もみ殻の山の山頂となるところが、一面雪が積もったかのようにキラキラとしていて、霜の結晶がキラキラと輝いていました。地面の草にはまだ霜は降りていなかったけれど、もみ殻の山には霜が降りているのが不思議だなあと思いました。自動車の窓ガラスが凍っていたり、もう霜が降りているぐらい、昨晩はとても寒かったんだなあと思いました。昨日、みんながジャガイモや大根にビニールをかけてくれていて、ほっとしたし、霜から野菜が守られてよかったなあと思いました。
 
 今日のお題は昨夜、収穫嫁入りの集まりの時に、やよいちゃんが考えてくれたもので、
「発声練習で大きな声を出して言ってみたいこと」
 でした。寝ながら少し考えました。私は、なりたい自分を、大きな声に出して言ってみてはどうかなあと思いました。大きな声で言うと、勇気が出るし、信じる気持ちも強くなるんではないかなあと思いました。

 みんなが言ってくれたことも、とても楽しそうなものがたくさんありました。「あったかーい!」と大声で言ってみる、お仕事組さんが歌っていた、育つETの歌詞を言ってみる、色々な答えがたくさんありました。
 
 石生一周コースは20分目標で、少しゆっくりめでもいいから、無理なく走ろう、とやよいちゃんが言ってくれました。少しゆっくりのペースだけれど、やっぱり石生の上り坂はとても心臓がバクバクします。でも、最後までみんなと「ファイト!」とかけ声をして、坂を登り切った達成感は大きいなあと思います。
 
 登り切ったところでは、地面の草にも霜が降りて、辺りが少し白い世界になっていました。霜が降りると、野菜が凍ってしまったり、場合によって枯れてしまうこともあるので、緊張するなあと思うのですが、冬だけの、霜が降りた銀世界がとても綺麗だなあと思います。もうそんな時期になったのか、と思うと、本当に月日が流れることが早いなあと思います。あと2日すると、12月だということも実感があまりありません。12月には、クリスマスや紅白歌合戦も待っています。楽しみな気持ちが膨らむなあと思いました。

 午前中はフルメニューで、みかちゃんにクラシックバレエを教えてもらいました。クラシックバレエの立ち姿勢や、足の形を教えてもらいました。足の甲を伸ばすことや、足の指を伸ばしたり、丸めたりという可動域を広くするために、タオルを使ったストレッチや、ペアになった練習をしました。
 
 私は、足の指を動かすことがとても苦手で、ぐっと伸ばすことは出来るけれど、丸めることが思うようにできません。小さい時から足の指を丸めることが怖かったり、想像するとゾッとするような気持ちがありました。
 今でもペアの人に伸ばしてもらう時に、どうしても避けたいような気持ちが先走ってしまいます。なぜこんなにも違和感を持っているのかは分からないのですが、少しずつでも、基礎練習を積み重ねて、足の指の可動域を広げて、指で踏ん張る力を付けたいなあと思いました。私は、ダンスなどでターンをすることが苦手だけれど、足の指を鍛えて、ぐっと踏ん張れるようになりたいなあと思いました。

 タオル掴みリレーというものもしました。それは、足の指でタオルを掴んで、隣の人にどんどん渡していくゲームです。一番最後に渡りきったチームは最下位として、罰ゲームがありました。
 それは、バレエの基本の、つま先立ち姿勢で、体育館の端から端まで、手の振りを付けて白鳥のように移動する、という罰ゲームでした。罰ゲームだけれど、とても優雅で綺麗で、みんなで踊りたいなあという気持ちになりました。
 
 
 午後は、河上さんとななほちゃんと一緒に、ユズの加工に入らせてもらいました。今日は、調味料合わせと、出来上がったポン酢を入れる瓶の煮沸消毒をしました。

 先週の水曜日に、るりこちゃんとななほちゃんと一緒に絞ったユズ果汁が2.6リットルあって、その果汁に対して、使う調味料の量を出し、揃えていきました。調味料の中には、出汁を取るためにかつお出汁や昆布もいれます。かつお出汁は、この後の漉す工程でやりやすいようにと、お茶葉を入れる紙のポケットに入れたらいいよと、河上さんが教えて下さいました。瓶の煮沸の方法も、河上さんが一から教えて下さって、初めて知ることばかりでななほちゃんと一緒に聞くことが出来て嬉しかったです。

 大きな寸胴鍋に、1リットル入りのペットボトルの蓋を開けて、ドボドボと調味料を出していきました。何かもったいないことをしているかのような気持ちになるけれど、寸胴鍋の中で、黄色いユズ果汁と、濃い茶色の醤油が混ざり合って、ポン酢のような、綺麗な色になっていました。とてもスケールの大きな作業が楽しかったです。

 ユズの果汁のさわやかな香りが漂ってきました。河上さんが少し味見をされて、
 「馬路村のユズポン酢ぐらい、美味しいと思うよ」
  と言ってくださったことが嬉しかったです。調味料を全て合わせて、台所に寸胴鍋ごと一晩置かせてもらうことになりました。また、明日、それを瓶に詰める作業があります。気持ちを最後まで引き締めて行ないたいし、またみんなでなのはな特製のユズポン酢を頂けることが楽しみだなあと思いました。

 
 作業のあと、崖崩れ下ハウスのビニールをななほちゃんと閉めに行きました。もうその時にはオレンジ色の空も消え、空が濃紺に染められて、真っ暗になっていました。

 その代わりに、とても星が良く見えました。月は出ていなかったけれど、星明りが綺麗でした。星がチラチラと瞬いていて、綺麗だなあと思いました。流れ星をまだ1回も見たことがないんだと言うと、ななほちゃんが、「2分だけ一緒に星を見よう」と言ってくれました。その間、流れ星は流れなかったけれど、カシオペア座を見つけたり、ななほちゃんと、「あれが一番星かな?」「冬の大三角はどれだろう」と話ながら星を見上げる時間が嬉しくて、外は寒いはずなのに、とても温かく感じたなあと思いました。
 明日も1日、出来ることを精一杯頑張りたいなあと思います。