「全身をフルに動かして」 えみ

11月28日

*金管五重奏の演奏会
 午後には、みんなと勝央文化ホールで開かれていた金管五重奏の演奏会に行かせてもらいました。私はプロの金管楽器奏者の生の演奏を間近で聞いたことはなかったので、初めての体験で嬉しかったです。
 今日のコンサートは、金管五重奏といってドランペット2人、トロンボーン、ホルン、テューバの5人で構成されているものでした。
 
 前半と後半合わせて2時間ほどの演奏でしたが、ただ曲を聞かせてもらえるだけではなくて、間にそれぞれの楽器の特徴やアンサンブルの中での役割などを教えてもらうこともできて嬉しかったです。特にホルンやテューバなどは今まで目にしたことも音を聞いたこともほとんど無かったのですが、ホルンは管の長さが7メートルくらいあることだったり、テューバは重さが15キロほどもあること、どちらの楽器もアンサンブルでは縁の下の力持ち的なベースの部分を担当しているけれど、頭打ちと裏打ちで役割が違うことなどを知ることができて、面白いなと思いました。
 
 演奏の中では、自分は特にトランペットに目が行きました。プロの人の音色を聞かせてもらって、遠くまで綺麗に響く高音や、音のつなぎ目や息つぎを全く感じさせないくらい滑らかな音に感動して、自分もいつかそんな音が出せるようになりたいと思いました。

 トランペット奏者の一人の方が、
「トランペットはたった一音できく人をがっかりさせることも、虜にすることもできる」
 という話しをしてくださったのが心に残りました。音で人を虜にする、というのは自分にとってはまだまだ遠い目標かもしれないけれど、それに少しでも近づきたいと思いました。
 
 プロの人の生の演奏を聞けたことが勉強になったし、ありがたい経験だったなと思いました。 
 スプリングコンサートでは、「気持ちを伝える」という表現の目的があります。トランペットパートの1人として、堂々と演奏ができるように、これからもっと練習を頑張っていきたいです。

11月29日

 今朝は、布団から顔を出した瞬間に外がいつもより格段に冷えているのを感じました。朝から駅伝メンバーのみんなとランニングに行かせてもらって、保育園の横の坂を下っていくと、道中で畑に降ろされたもみ殻がキラキラと光っていました。今日は氷点下まで気温が下がったのかなと思うのですが、霜が降りた光景もすごく綺麗で、走っていたみんなとそれを見られたことも嬉しかったです。

 ランニングの後は、ふみちゃんやしなこちゃん、のえちゃんと一緒にカブの手入れをさせてしました。今日は、雨でなかなか畑に入れなかったこともあって、できていなかったネズミ対策用の畔シートの設置と、草取りをしたのですが、時間内にどちらもぴったりに終わらせることができて嬉しかったです。ネズミに根をやられて、しおれてしまっていた株のそばを掘ると、やっぱり下をネズミの穴が貫通していて、すごく悔しい気持ちになりました。でも。ふみちゃんが一緒にやり方を考えてくれて、お父さんがこの間教えてくれたように穴を通せんぼするように畔シートを埋めることができて嬉しかったし、これで被害が広がらないといいなと思いました。

*もみ殻まき
 午後には、やよいちゃんや何人かのみんなともみ殻まきをしました。今日は滝川横といいとこ下畑の2枚に全部でダンプ3杯分をまいて、作業している時には無我夢中になっていたけれど、それだけの量をみんなと今日の午後の時間でまいたというのが信じられないくらいだったなと思いました。

 滝川横の畑はかなり畑も広くて、もみ殻の山が畝間から少し離れていたこともあって、もみ殻をてみに詰めていく人、それを畝間近くまで運んでいく人、それからてみで撒いていく人の3つの役割に分かれて進めていきました。そのやり方でやるとどこかが詰まったりせずに、流れるように進んでいったことが気持ちが良かったです。みんながずっと走り続けている状態で、だんだんと自分の体力も限界が近づいてきているのが分かるのですが、止まることもできなくて、全身をフルに動かしている時間がとても楽しいなと感じました。みんなが一つの歯車になって高速回転しているようで、一体感を感じて、その中で自分も動けたことが嬉しかったです。

 目の前のもみ殻をなるだけ早くまききるという一つの目標に向かって、ありったけの体力を午後で使い切った感じがしました。でも、そうやって動いている時は、自分から離れることができて、心も身体も一気に自由になったような感覚、軽くなったような感覚になりました。不思議と力が湧いてきて、心の底から楽しいなと思いました。そのことに気づかせてもらえたことがすごく嬉しかったです。