「石生の坂」 れいこ

11月27日

 昨夜は一晩中雨が降っていて、今朝も時折降ったりやんだりしていました。
 雲の向こうにお日さまの光がのぞいているのに、雨はしとしと降ったり、ザーッと勢いを増したり、また晴れそうな気配がしたり、不思議な天気でした。
 虹が出そうな空でした。

 朝食前には、セロリの手入れの続きをしました。
 よしみちゃんたちと一緒に、今日は真ん中ハウスのセロリの土寄せをして、化成肥料と牛肥をやりました。
 雨でもハウスの中は守られているので、5人でたっぷり作業をすすめることができました。
 ふと、ハウスの天井を見上げると、2か所だけビニールが薄い部分があって、そこが丸く垂れ下がり、バケツ1杯分くらいの雨水が溜まっていたので、びっくりしました。

 もし、ぷすっと針をさしたなら、頭からずぶ濡れになりそうで、想像すると少し可笑しかったです。
 真ん中ハウスの手入れを無事に終えることができて、最後は道路側ハウスで前回見切れなかった分の、セロリの脇芽摘みをしました。

 セロリの脇芽は、根元から思いっきり切り離すことができるので、本当に気持ちが良くて楽しいです。
 総量は7キロになるほど、今日もたくさん取れたので、旬を先取りしてサラダでいただけて嬉しかったです。

 午前中は、フルメニューとダンス練習をしました。
 フルメニューの筋トレメニューで、腹筋や背筋は15回ずつと、継続しやすい回数が設定されています。
 私は一昨日がピークに腹筋が痛かったのですが、それを乗り越えると、昨日、今日と随分楽になって、確実に筋肉がついていると感じられます。
 肩のストレッチは、時々息が止まりそうになるけれど、痛気持ちいい感じで、頭もすっきりします。
 二人組でストレッチをするとき、相手がどのくらい効いているのか分からないので、お父さんが、「あー」と声を出して、きつくなってきたらどんどん声を高くしていこうと提案してくれました。
 それもあってか、隣の教室からは、時々お化け屋敷のような声が聞こえてきます。
 しかもお化けに驚いているほうではなく、お化け役のほうみたいな声だったので、すごく面白かったです。
 でも、みんなとても楽しそうでした。

 ダンス練習では、お仕事さんと一緒に『レインボー』のキャッチアップをしたり、『ディス・イズ・ミー』のバディ練習をしました。
『ディス・イズ・ミー』のバディでは、私はのんちゃんリーダーのチームで、のんちゃんが1つ1つのポーズを細かく見て揃えてくれたことが、ありがたかったです。
 特にサビの、手足を力強く振り下ろす振りでは、腰のちょっとしたニュアンスで、大分見え方が変わりました。
 私は腰が反りやすい癖を教えてもらって、修正したら、いくらか強そうになったので嬉しかったです。

 午前の最後30分間で、2曲をダンス・コーラスで合わせる練習をしました。
『レインボー』の合わせをするのははじめてだったのですが、昨日音入れをしてもらったコーラスが入ると、すごく包まれているような安心感や心強さがありました。
 立体的できらきらした空気感になって、新しい曲が始まっていく感じがしました。

 午後からは、里芋の貯蔵をしました。
 今日、新しいオレンジコンテナが100個届いて、体育館にコンテナの山がそびえ立っていましたが、実際にはそれでもまだ足りないほどのサトイモがあって、そのことに驚きました。
 やよいちゃんやちさとちゃんが、貯蔵会場のレイアウトや、役割分担を考えてくれて、流れ作業でサトイモが詰められていきました。
 私は、まず初めに、雨でぬれたコンテナをさくらちゃんとひろこちゃんと一緒にひたすら拭いていきました。
 コンテナに湿気があるとカビが生えやすくなるので、衣装部さんが出してくださった大きなバスタオルで入念に水気をふき取りました。
 体育館のステージ側から入り口側に向かって、コンテナがどんどん流れていくような動線ができていて、中庭に出るまでには新聞紙が敷かれ、もみ殻が入れられていました。

 サトイモの根を切る人、茎を切る人、コンテナにもみ殻でサンドしながら詰める人、という役割があって、やよいちゃんやちさとちゃんの作ってくれる流れの中で、集中して作業が進められました。
 今日で全てのサトイモを貯蔵し、選果ハウスまで運んでくれて、オイルヒーターも入ったそうで、良かったなと思いました。

 午後の最後には、駅伝練習で今季初の『石生一周コース』に行きました。
 せいこちゃんやよしみちゃん、えみちゃんは、初めての石生の坂だったそうで、一緒に走れて嬉しかったです。
 今日は非常にゆっくりのペースで、みんなとお題ながら上っていると、あっという間に坂を乗り越えられました。
 以前、ちさとちゃんが、「これは坂じゃない、気のせいだ!」というアドバイスをもらったそうで、そのことがすごく印象に残っていたので、今日は自分にも言い聞かせてみました。
 話を聞いたときは、冗談だと思っていたけれど、意外にも、視線を下げて平坦道の気分で走れたので、ナイスアイデアだと思いました。