「色づいた空」 りな

11月27日

 今朝から雨がしとしと降っていました。早朝作業は野菜の手入れはお休みになって、最低限の収穫だけ、することになりました。
 唯一手入れが出来る場所。それはハウスです。私は、よしみちゃんやれいこちゃん、みかちゃん、ゆかこちゃんと一緒に、崖崩れハウスに植わる、セロリの手入れを進めました。
 ハウスの中に入ると、雨音がより一層大きく、ザアザアと聞こえてきます。ハウス内のセロリや春菊にとってはあまり影響がないけれど、畑に植わる野菜たちには恵みの雨になっているかなあと思って、嬉しかったです。雨の中の静かな中で、みんなと作業に集中できました。

 途中から、畑作業に入っていた、せいこちゃんやさきちゃんもハウスを見に来てくれて、一緒に作業出来たことがありがたくてとても嬉しかったです。まず、みんなで真ん中ハウスの土寄せ、追肥をしました。
 真ん中ハウスは一昨日と昨日で下葉・脇芽摘みをしていて、以前よりも株がスマートになっていました。セロリは、まず初めに横の成長をして、脇芽摘みの作業を終えた、本葉14枚ぐらいから縦の成長が始まるんだと資料を見て、とても納得しました。
 大きくなってくるにしたがって、少し葉が垂れ下がっていて、なぜかなあと思っていたのですが、横の成長をしていたんだなあと思いました。でも今は、本葉もたくさん出てきていて、これからは芯が立ってきて、草丈もぐんと大きくなってくるかなあと思って、成長がとても楽しみだなあと思いました。
 
 脇芽が四方から伸び放題で、脇芽を取ってしまうと、あまりにも株が小さくなってしまうのではないか、と脇芽摘みをするときは、びくびくとしてしまいました。けれど、脇芽を全て取って、地面に付いた下葉も取り除いたセロリは、想像以上に大きく構えていて、芯も太く立っていました。脇芽を取ったことで、本当のセロリの姿が見えたようで、こんなにも成長していたんだなあと、改めてとても嬉しくなりました。

 株間がすっきりとして、一つひとつの株が際立つようになりました。すると、土寄せや、追肥など、手入れもとてもしやすくなりました。畝によって、生育に少しだけ差があるけれど、一畝を見ると、本当にびっしりと生育の揃ったセロリが柱のようにずらーっと並んでいる様子が、下から見てもとても綺麗だし、上から見ると、セロリの蛍光グリーンの葉がキラキラして見えて、目にも鮮やかです。元気に、すくすくと育ってくれたセロリが、これからも伸び伸びと成長できるように、手入れや、寒さ対策も担当のよしみちゃんと一緒に、しっかり行なっていきたいなあと思いました。

 真ん中ハウスの手入れが終わって、次は道路側ハウスに移って、脇芽摘みをしました。芯の外側に、少し色の薄い脇芽がぴよっと伸びているのが少し可愛いです。その脇芽を、根元を指でぐっと押すと、とても綺麗に採ることが出来ます。下葉は、まるで取ってほしいと言っているように、とても綺麗に、ぱりっと採ることができます。反対に、少し斜めだけれど、まだ取ってほしくない重要な葉は、なかなかぱりっと取ることが出来なくて、面白いなあと思いました。
 採ってきた脇芽は、発泡スチロール箱3つ分ほどになりました。収穫が始まる前に、一足先に、みんなと食卓で頂けることが嬉しいなあと思いました。

 午前、午後を通して勇志のレポートを進めました。その合間に、午前はダンスとコーラスの合わせをしたり、午後は駅伝練習に行くことができて、嬉しかったです。
 じっとイスに座って机に向かっていると、体の芯から冷えて、とても寒かったけれど、ディスイズミーを一回踊っただけで、体がポカポカと温まりました。今日は、ディスイズミーとレインボーのダンスとコーラスの合わせをして、レインボーは合わせることは初めてでした。レインボーのコーラスは、一昨日さとみちゃんに教えてもらったばかりだけれど、コーラスメンバーのみんなが、アルトとソプラノの2パートを重ね合わせて、前で歌ってくれました。レインボーを踊っている間も、コーラス隊のみんなの美しい歌声が聞こえてきて、とても優しくて温かい音色に包まれているようで、踊っていてもとてもパワーをもらいました。

 ダンサーと、傘を持って登場するメンバーと、コーラス隊。体育館にいる全員で、レインボーの世界観を作っていて、一体になって、レインボーを作っている時間が、とても楽しいなあと思いました。
 
 午後は、4時15分から、駅伝メンバーのみんなと一緒に、ランニングに行きました。今日は、今季初めて石生一周コースを走りました。石生一周コースには、心臓破りの坂と呼ばれる、とても急な上り坂があって、本当に完走できるのか、少し心配な気持ちもありました。でも、やよいちゃんが、今日は最初なので少しゆっくりめに走ろう、と言ってくれました。
 夕方の時間は、特に寒さが増していて、冷たい風が刺してくるようでした。でも、吉畑手前ハウスのそばの上り坂で、腕や足を目いっぱい動かしていると、いつの間にか冷たい風も、心地よく感じていることに気が付きました。

 ランニングの間は雨が上がっていて、空が夕焼けで燃えるようなオレンジに染まっていて、とても綺麗でした。とても久しぶりの石生一周コースの景色が、とても新鮮でした。
 心臓破りの坂道に差し掛かってしばらくして、お題を回しました。今日のお題は、「みんなが考える寒さ対策」でした。寒さ対策と言えば、重ね着かなあと思ったのですが、他に面白い答えはないだろうか、と考えました。すると、真っ先に思い出したのは、真冬にニンジンのしょうやくをしていた時の情景でした。

 たらいに水を張って、その水の中で根菜類のしょうやくをするのは、手袋を付けていてもとても寒いです。心も縮こまりそうになる時、みんなでもも上げをしていたことを思い出しました。寒いと、体が固まって動くこともあまり出来ないけれど、おまじないのように、もも上げを20回! と決めて、みんなで輪になってすると、本当に魔法にかかったように体がポカポカと温まってきたなあと思いました。重ね着をして、温かい格好をする、というのは一番に大切なことだけれど、冬にみんなでもも上げをして、寒さを吹き飛ばす日も、あってもいいんじゃないかなあと思いました。

 みんなの寒さ対策のアイデアを聞いて、初めて知ることや、知恵をもらって嬉しかったです。下半身をとにかく温かくすることや、首を温かくすることなど、今年の冬に実践してみたいなあと思いました。
 お題を回していると少し気がまぎれるのですが、走っても走っても、勾配のきつい坂道が続いています。みんなの考えるお題にはなかった、「サトイモと聞いて連想できるもの」というお題を、やよいちゃんが考えてくれて、2つ目のお題も、回しました。

 今日の午後、大勢のみんなが、サトイモの貯蔵を進めてくれていました。サトイモを連想させるものとして、けんちん汁や、けばけば取りなどもあって、今年もサトイモを頂ける日が楽しみだなあと思いました。
 そう思っていると、もう坂のゴールはみえています! 「ファイト! ファイト!」
 みんなで最後のひと踏ん張りをするために、かけ声をしました。みんなの「ファイト!」という声が力強くて、声を聞いて、出して、無事にみんなで坂を登り切ることが出来ました。
 登り切って一番に見えたのは、開墾26アールの桃畑です。桃のポールが真っ直ぐに立ち並んでいる様子がとても綺麗だなあと思いました。

「那岐山の山頂に雪が積もっているよ!」
 誰かの声が聞こえました。首をひねると、那岐山がとても近くに、くっきりと見えました。少し霞掛かっていたけれど、山頂が白く色が変わっていました。
 那岐山が、目の高さに見えて、とても驚きました。でも、高いところまで登ってきたんだなあと思って、みんなで、「やったあ」と言い合いました。登り切った達成感を感じました。
 
 古吉野に帰ってきて、お仕事組さんの坂道をウォーミングアップで歩いて登っていると、えみちゃんが、「虹が出ているよ!」とみんなに教えてくれました。
 虹は、梅林の方角に見えました。ほんの一部分で消え入りそうだったけれど、ピンク色に色づいた空に見えました。少し暗くなった空に、映っている虹がとても綺麗で、心が温かくなりました。

 駅伝メンバーの中の、えみちゃんやせいこちゃん、よしみちゃんは石生一周コースを走ったのはこれが初めてだったのかなあと思います。でも、走り終えた後に、みんなが「楽しかった」と言っていて、とても嬉しかったです。
 グラウンドに行くと、サトイモの貯蔵を進めてくれているみんながいてくれて、ありがたくて嬉しかったです。

 明日もお仕事組さんと過ごせる休日がとても嬉しいなあと思います。自分の出来ることを精一杯頑張りたいです。