11月24日(水)「ユズ、ユズの家庭科室 & サトイモ収穫の日」

11月24日のなのはな

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 冬の香りを思ったとき、頭の中に『ユズの香り』が真っ先に浮かびます。
 レモン色とも、山吹色とも少し違う、ユズの黄色はどこか温かく、ユズの姿を見かける度に、(ああ、今年も冬が来たんだな)と思います。
 なのはなファミリーではユズ畑と崖崩れ下ハウス裏でユズを2本、育てているのですが、今年も黄色く熟れたユズが100キロ近く収穫できました。
 収穫したユズは、これから皮は彩りや香りつけに食卓に、果汁はユズ味噌やユズポン酢に、種は柚子化粧水に加工していきます。

 

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 今日はユズポン酢を作るために、るりこちゃん、りなちゃんとユズの皮むきや絞りの作業を進めました。
 作業の最初に、河上さんがユズの選別基準や皮むきの仕方を教えて下さり、神経質になりすぎず、大雑把にもなりすぎず、ユズを美味しく無駄なく加工できるように河上さんが丁寧に教えて下さり嬉しかったです。

(ユズは皮も、果汁も種も無駄なく使えるのか!)
 そう思うだけでこれからの加工が楽しみになったし、ユズが好きになりました。
「箸が転がっても笑える年ごろやけんね」
 河上さんのその言葉に、皮むきの仕方を改めて教えて頂けたことへの嬉しさで笑いすぎてしまっていた自分に気が付きました。

 

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 今回はユズポン酢でメインは果汁の為、少し傷のあるユズを選別し、綺麗な皮だけを薄く向いていきました。
 皮をむくと同時に、ユズを半分に切ると、いくつもの三角形のお部屋が見えて、そのお部屋には可愛らしい種が住んでいました。

「わー。見てみて!」
 るりこちゃんやりなちゃんも一緒に皮をむき、半分カットをしていると分かっていても、つい綺麗な断面のユズを誰かに見てほしいような気持ちを抑えることはできません。
 約20キロのユズを綺麗に洗い、皮をむき、半分カットしていても、その嬉しさや喜びは消えることがなくて、自分でもよく飽きないなと思うくらいに、ユズを切るたびに新しい仲間と出会った時のような喜びが胸いっぱいに広がりました。

 

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 そして、皮をむいた後のユズを絞る工程に入ります。
(これだけの量を、3人でするのか!)
 と、最初は終わるか心配な気持ちもあったのですが、「ギューッ」とユズを絞ると、今度は、(これだけの量を、私たちだけでしてもいいの?)と私たちだけではもったいないくらいに楽しかったです。
 
「渾身の力で、せーの!」。
  りなちゃんと声を掛け合いながら、黙々とユズを手で絞りました。
 
 きっと、こんなにたくさんのユズを絞っているのは、ユズ工場の機械か私たちだけのように思います。
 絞ったユズは中身が無くなってしまうのでちょっぴり悪いことをしているような気分にもなるのですが、それもまた楽しくて、ユズ絞り機に負けないぞと力が湧いてきました。

 

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 ユズの種も柚子化粧水にします。私はこれまで、ユズと言ったらお風呂に浮かんでいるユズしか思いつかなかったのですが、こうして自分たちの手でユズを育て、ユズを無駄なく加工できるのは、ユズにとっても私たちにとってもありがたいことだなと思いました。

 家庭科室でユズの作業をしていると、部屋中がユズの爽やかな香りで包まれて、家庭科室のドアを開けた人は必ず、「わあ。ユズのいい香り!」と第一声をあげて、声をかけてくれました。そのときの満たされた笑顔を見ていると、私まで心が満たされて、優しい空気の中でユズの加工を進められて嬉しかったです。

 

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 今日は約2.5リットル分のユズ果汁を絞ることができたのですが、これから実際にユズポン酢作りをしたり、他にも化粧水作りにユズ味噌作りなど、たくさんの加工が待っています。河上さんが楽しそうに加工の流れを話して下さるのが嬉しくて、なのはなのみんなと美味しくユズを頂けるように、続きの加工も頑張りたいです!

(ななほ)

 

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 河原大の畑でサトイモ掘りをしました。

 4人1組になって畝に取り付き、3畝とばしで次の1組が畝に入りました。2人が株の両側からスコップをいれてサトイモ周りの土を持ち上げて、そのとき1人が株を持って地表に引きあげ、くずれた土に埋まってしまわないように畝の上に置きます。そして、あとからもう1人が、その置かれたサトイモについた土の塊をほぐしてとり、コンテナに入れて回収していきました。

 

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〈午前のうちに草刈機で茎を刈り取って、午後のサトイモ掘りに臨みました〉

 

 わたしはゆりかちゃん、まよちゃん、まなかちゃんと一組になってサトイモを掘っていきました。ゆりかちゃんとまよちゃんが、ぐっと差し込んだスコップを、「せーの!」のかけ声で引き上げると、土の塊の中からサトイモが顔を覗かせました。土を落としていくと、毛皮を着たようなそのかたちがよく見えて、1年ぶりに見る「サトイモ」らしいそのすがたに、うれしい気持ちになりました。

 畑ではみんながあちこちで、「1、2、せーの!」などとかけ声をかけている声が響いていて、息をあわせて、スコップをさす・堀りあげる、の動作をみんなで一斉に繰り返しているのが、サトイモ掘り大会みたいで、楽しかったです。初め肌寒いくらいだったのが、だんだん薄着になっていくのも、気持ちが良かったです。

 

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 サトイモは、一度に軽トラに載せられる分がいっぱいになると、ゆりかちゃんとまよちゃんが5回往復して古吉野に運んできてくれて、体育館の横の軒下に広げて干しました。うら返したサトイモを見ると、まだ少しついている土をはさんで芋や根をはやしている様子から生命力を感じ、堀りたてのいのちだなあと思いました。

 サトイモはすこし小ぶりだったのですが、全部でコンテナ約90個分穫れて、今年のサトイモの収穫がみんなとできてうれしかったです。サトイモ堀りをすると、もうすぐ冬がくるなあって思います。

(さや)

 

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 他にも今日は、フルメニューや、ダンス練習などを進めました。
 『レインボー』のフラダンスと、傘を使ったダンスは、お父さんのお誕生日会を通して作った振り付けなどをいかして、いろいろな目線からみんなで考え、作り上げていっています。

 また、農作業では、1日を通して永禮さんが籾殻運びを助けてくださいました。建部町の農家さんから再び籾殻を頂き、午前と午後で、永禮さんの運転するダンプカー2杯と、エルフ(1.5トントラック)2杯分の籾殻を、なのはなの畑などへ運ぶことができました。

 畑へ入れることで、水はけのよい、より作物を作りやすい土に変えていけたり、種まきにも活躍したりする、大切な籾殻を、たくさん使わせていただけることが、とてもありがたいです。