「言葉の意味について」 さき

11月23日

〇言葉の意味について
 
 夕方、お父さんに質問させてもらって、今までよくわからなかった言葉について理解を深めることができてうれしかったです。

 目に見えない言葉の意味として、「社会性」「人間性」、「努力」という言葉を、お父さんの解釈で聞くととても分かりやすかったです。
 お父さんは、
「社会性は、今ここにいる自分以外の6人に対して、好きという気持ち」
 ということだと言われていました。それに加えて、
「たけちゃんは、生まれたときから知っている私たちみんなを好きでいて、赤ちゃんにしてすでに社会性のある子なんだ」
 と。

 私はそれを聞いたとき、「ああ、そうか~!」とおもい、ひらがなに直すと、すっと頭に入ってきて納得がいきました。周囲の人へ好きな気持ちを持つということがいかに大切かということがわかりました。

 なのはなでよく話に登場する、~性(社会性、人間性、多面性)とか、~的(即物的、観念的)、努力とか、モラルとか……。目に見えないことの意味を理解するのは難しいなと思いました。けれど、お父さんのお話を聞いて、辞書を使って引いて意味を調べると、意味不明な熟語がひらがなの大和言葉に変換されて、こんな私にもわかるということがうれしかったです。
 
 ちなみに、新明解国語辞典を使って、「人間性」と、「努力」について調べてみました。
「人間性」……人間の本性、人間らしさ。
「努力」……ある目的を達成するために、途中で休んだりなまけたりせず、持てる能力すべてを傾けてすること。

 努力については、お父さんが言われたことと似たような言葉で書かれてあり、努力という二字熟語よりよほどわかりやすかったです。人間性は、うーん。短い。確かにそうなのだろうけれど、お父さんが言われた、
「いろんな困難な状況にある人に対して、優しい配慮をすること」
 というのがしっくりときました。人間性は「優しい」という言葉なしでは表現できないことなのだと思います。もし、お父さん監修のなのはな辞典なんてあったら、一日中調べているかもしれません。
 
 番外編で、集合の話でよくつかわれるけど、全く意味が分からなかった「あこぎ」について。私は、「あこぎ=アコースティックギターの略」だと思っていて、アコギを人に例えて似ている様子を言っているのかなと思っていました。

 初めて聞くこのあこぎを辞典で引いてみたところ、
「阿漕」……あくどいやり方で、ぼろいもうけをねらう様子だ。
と書かれてあり、卑怯なとき、卑怯なことをする人に使う言葉なんだなと思いました。

 辞典って子供の時から使ってはいたけれど、なのはなに来てからこんなに本当の意味を知ろうと思ったのは初めてでした。とはいえ、辞典によってもニュアンスが違うので、必ずしも百パーセント正しいとは限らないとは思いますが、話すとき、小説を読むとき、文章を書くとき、意味を全く分からずに使うより、自分の中での理解があるほうが使いやすいと思いました。

 私自身まだまだ、言葉をちゃんと理解できていない部分は多々あります。これからは辞典なども活用して、言葉の世界を広げて、人に自分の言いたいことをちゃんと伝えられる人になりたいです。