「緑の服で」 なる

11月14日

 みんなで作って、疲れるほど全力で戦って、みんなで楽しんだ「なのはな大運動会」でした。

 私は「緑」がチームカラーのまえちゃんチームでした。
 土曜日の夜、お風呂から上がって運動会で着る服を着て、気持ちを作って寝ようと思っていたのに、脱衣所にいた人に、「それは水色じゃない」と言われてしまいました。私は緑色だと聞いたときから、「これを着よう」と決めていたので、会う人会う人に「これ緑色だよね」と聞くのですが、みんな首を捻って答えに困っているようで、迷惑をかけるけど、明日つきちゃんに相談して、緑色の服を貸してもらおうと決めて布団に入りました。
 
 朝一番、つきちゃんが、「余っている服があると思う」と見せてくれて、きれいな緑色のジャージを借りられることになりました。文句なしの緑色で、迷いなくチームの気持ちになれたし、普段は緑色の服を着ることはないけれど一日そのジャージを着ていると、愛着が湧いて緑色が好きになりました。

 前置きが長くなりましたが、運動会はどんな競技があったか全部思い出せないほど、盛りだくさんで、どれも面白くて印象に残るものでした。

 1試合目は『障害物リレー』。私は平均台は得意で、チームの力になれるぞと思っていたら、その前の変装で引いたくじが「焼きいも」。被ると、足下の平均台が見えないではありませんか。
 これでは歩けない、と本当にどうしようかと困っていると、「顔を出したら見える」と経験者のなおちゃんの声。思い切り顔を出すと、視界が開けてなんとか渡りきることができました。
 
 しかし、次の走者ののんちゃんも「焼きいも」を引いてしまい、思わず笑ってしまいました。必死で顔を出すことを伝えて応援しました。

 「焼きいも」は中に入ってみると、実は骨組みがあって、こんなにしっかりできているものとは知らなかったので、大変だったけど中に入ることができて楽しかったです。

 順位は最下位でしたが、全力で走るみんなを応援して、運動会が始まったと気持ちが盛り上がりました。

 2試合目は『ボッチャリング』。ボッチャとカーリングを組み合わせた試合だそうで、初めてやるゲームでした。玉を投げるか転がすかで的を狙うと、やることはシンプルでしたが、最後の1球で勝負がひっくり返ることもあって、最後まで勝負がわからないので面白かったです。
 
 同じチームのなおちゃんが毎回狙った通りのところに玉を置くので、かなりレベルの高い試合になったし、なおちゃんが最後で決めるとすかっとして、なおちゃんがヒーローのようでした。

 相手の玉をはじくために当ててくる人もいて、みんなの上達の早さがすごかったです。

 3試合目は『玉入れ』。これは白熱の試合でした。試合時間が1分間と聞いたときは、思ったより時間があるように思ったけれど、実際に試合となって夢中で玉を投げているとあっという間でした。
 
 試合終了の笛が鳴って、相手のかごを見るといっぱい入っているなと思ったのですが44個の同数で、30秒の延長戦。その結果1つか2つの僅差で勝ち。次の優勝戦も、3つの差で勝ち。玉が多かったときにはお母さんも一緒にチームのみんなで飛んで喜びました。玉入れは好きだなと思いました。

 4試合目は頭脳戦で、3つのゲームがありました。
 1つめの『進化形イス取りゲーム』。ない色を瞬時に判断するのですが、私はこれが苦手で、わかったと思って振り返ったときにはもう同じチームののんちゃんはイスに座るところでした。

 2つめは『人文字』。お父さんとお母さんが体育館の横の高いところからジャッジしてくれました。真っ青で大きく広がったブルーシートの上に横になってチームのみんなで数字やアルファベットを作ると気持ちが伸び伸びしてくるようでした。たけちゃんのお題の時、たけちゃんはみんなが自分のことを考えているのがわかっているようで、一緒にシートの上に座って嬉しそうでした。

 3つめは『障害、伝言ゲーム』。私はこのゲームがトラウマになりそうです。2回戦目に、中間地点で実行委員とじゃんけんを3回して伝言を回すというものでした。
 じゃんけんで頭を使わなくていいように、実行委員のえみちゃんがじゃんけんで何を出しているか見て、3回ともチョキを出そうと決めておき、その通り一発でじゃんけんをクリアして、次のさきちゃんの耳元に手を当てた瞬間、頭の中が真っ白になっていました。
 
 さきちゃんが、どうしたらいいの? と驚いていて、何とか思い出して伝えられたのですが、本当にすっかり抜けてしまったときには慌てました。

 私は日常でも、いくつかのことを同時にやろうとすると何をしようとしていたのかわからなくなることがあるので、いくつものことを考えるのは苦手なんだと自覚して慎重にやらないといけないなと思いました。

 5試合目は、私たちが実行委員の『借り人競争』。
 試合中は、だれが何を叫んでいるのかわからなくて、みんな楽しいかなと心配でしたが夕食の時やお風呂に入ったとき、借り人競争が楽しかったと言っている人が多くて安心しました。ジャッジマンの前であやかちゃんがウインクしているのがかわいかったり、靴を脱いで靴下を見せていたり、何で借りられたのかわからないまま走り出してビックリしている姿がかわいかったです。お父さんも最後まで走れて良かったです。
 
 たけちゃんが眠りかけていたとき、いきなりかり出されてなつみちゃんに抱かれてスキップしているのがとても嬉しそうでした。

 6試合目は最後の『竹取物語』。全力で走ったり、みんなで1本の竹に取り付いて粘ったりするのがきつかったけれど、気持ちや身体をぶつけあうのは燃えました。頭脳戦や妨害がうまくできなかったのですが、勝負を応援していると、どれみちゃんやなつみちゃんがあゆちゃんを妨害していたり、それをあゆちゃんが投げ飛ばしたり、豪快なほど面白くて、今度やるときは、見て面白い試合をやりたいなと思いました。

 気がつけば17時の鐘が鳴っていました。みんなが準備してきたゲームを、みんなでやると本当に楽しかったです。本気で遊んで、必死で応援して、たくさん喜んで、幸せな1日でした。