【11月号⑤】「秋のお楽しみ、サツマイモ掘り!―― 大きな芋が大収穫!! ――」えみ

 

  
 秋晴れの休日。お仕事組さんたちもたくさんいてくれる日曜日に、待ちに待ったサツマイモ掘りをしました。  
 朝から、あゆみちゃん一家も来てくださって、家族みんなが揃っての作業は久しぶりで、とてもわくわくとしていました。

 玄関下に集合し、みんなで列になり、歩いて梅見畑まで向かいました。梅見畑につくと、つるやマルチシートの回収もして真っすぐで奥に長いサツマイモの畝。
  
 その真ん中に、何やら焼き芋のような形をしたオブジェがどんと座っているのが目に飛び込んできました。

■焼き芋の中から……!  
  
  
 家族みんなが畑に揃うと、早速オープニングのコントをまえちゃんたちが披露してくれました。不思議な焼き芋のオブジェの中から出てきたのは……何となおちゃん! 

 役になり切ったなおちゃんの表情や面白おかしい突っ込みに、終始笑いが止まりませんでした。でも、ただ面白いだけではありません。いかに傷芋を出さないようにサツマイモを掘るか。
 
 そのポイントをみんなに伝えてくれて、私も実際にお芋を掘っているときにも何度も意識し直すことができたなと思います。          
 ジャガイモ掘りで大活躍してくれたまえちゃん、なおとさんペアのデモンストレーションも最初に見させてもらいました。まえちゃんとなおとさんが阿吽の呼吸で掘り進め、のりよちゃんが回収していくのが本当に速くて、実際にサツマイモ掘りをしているときにも、その三人のチームワークをそばに感じて何度も引っ張ってもらったなと思います。

 その後は、お父さんがその場で組んでくれたトリオに分かれて、芋掘りのスタートです。  

 私は、主に、ひでゆきさんとるりこちゃんと同じチームでやらせてもらいました。これまでのジャガイモ掘りなどでも定番のやり方で、二人がスコップを持って両側から畝を崩し、もう一人が芋の回収をする方法で進めていきました。  

 芋を傷つけないように、少し距離を取って畝の両端にスコップを差します。「せーの!」の掛け声に合わせて、土に差したスコップに力を入れて押すと、土が盛り上がって中からサツマイモが顔を覗かせました。
  
   
 「大きーい!」という歓声を思わず上げてしまうほど、大きくて立派なサツマイモがたくさん出てきて、それも一株二株と続けて出てきてびっくりしました。

 時期の早いうちに植えた南側の畝は特に、長さ三十センチくらいの長いものから、直径十五センチくらいの太いものまで、サツマイモのサイズ感がだんだん分からなくなってしまうくらい巨大なものがいくつもあって、掘りだすたびに豊かな満たされた気持ちが心の中に広がっていくのを感じました。

 ■傷イモを出さないように  

 今年は、植え付けのときに苦土重焼燐やPkカルを追肥したり、もともと田んぼだった畑であることもあって夏場には畝間灌水をしたりしました。適切な時期に、たっぷりの肥料や水を与えられたことが今回の収量につながったのではないか、そう、やよいちゃんは話してくれました。  
     
 長い畝を掘り進めていくと、だんだんとペアの人と息があっていく感覚があって、そうするとスピードも少しずつ出てきて、さらに楽しくなっていきました。

 三人の中で掘る人と回収する人を交代しながら、お互い助け合いながら協力し合う空気があって、その中で動いていると自分も心地が良くて嬉しかったです。    

夏場の水やりや追肥の効果で芋が肥大し、顔の長さくらいある大きなサツマイモが鈴なりにつく株がいくつもありました!
 

   
 途中で、お父さんが、傷芋を出さないで上手く掘れる掘り方をみんなに教えてくれました。畝に対して垂直にスコップを刺す前に、平行に入れて少し株の近くの土を崩してから掘るという方法なのですが、そうすることで、どの範囲までサツマイモが埋まっているかが分かるので、安心して手早く掘り進められるような気がしました。

 同じ畑には、たけちゃんもいてくれて、みんなと一緒にスコップを片手に芋掘りをしていたり、ふと気づいた時には畝の間ですやすやと眠っている様子がとても可愛らしかったです。  

 いつもにはないくらい、一枚の畑の中に大勢のみんながいて、どこを見ても笑顔がありました。そんな温かい雰囲気が嬉しかったです。

■お祝いの虹が架かる  

 お昼休憩の後、また梅見畑に戻ってきて芋掘りの再開です。  午後でこの畑一枚は終わらせたいという目標に向かって、どのチームも黙々と掘り進めていきました。  

 午前の終わりには、畑の後残り三分の二ほどは残っていたと思います。しかし、夢中になって掘っていて、はっと気づいた時には残り二畝ほどになっていました。みんなのスピードや力のすごさを感じた瞬間でした。  
  

二枚目の畑に向かう道中、みんなで虹を見ることができました!

  
 そのままのペースでコンテナの回収まで終え、気づいた時には梅見畑の広い畑一枚が終わっていました。しかもまだ四時前。二枚目の堤防下畑まで進める余裕も十分ありました。  

 みんなで列になって、スコップを片手に、歩いて堤防下畑まで移動しました。道中では、サツマイモ掘りのお祝いをしてくれているように、空に真っすぐにかかった虹を見ることもできました。  

 堤防下畑のほうは、梅見畑と比べて少し土が硬い印象もあったけれど、小さな畑だったこともあってあっという間に収穫し終えることができました。今日は畑一枚分が終わるか終わらないかと思っていたのに、一日ですべてのサツマイモ掘りを終わらせることができて、一瞬信じられなかったけれど、後からじわじわと達成感が湧いてきました。   
  

 古吉野に戻ると、運び部隊の何人かのみんなが、コンテナで回収してきたサツマイモをグラウンドに綺麗に並べて干してくれていました。グラウンドの三分の一を覆う勢いでサツマイモがずらーっと並んでいて、その光景を見るだけで豊かで幸せな気持ちになりました。  

 最後は、みんなで協力して、朝露に濡れないようにブルーシートを上からかぶせました。今後、日中の晴れたうちに乾かして、貯蔵をする予定です。  

 なのはなの冬のおやつの定番と言ったらホッカホカの石焼き芋。大豊作のサツマイモをみんなと頂いたり、たくさんの人の手に渡る日が待ち遠しいです。