11月5日(金)「知られざる畑の楽器 ――白大豆の刈り取りと島立て」

11月5日のなのはな

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「なのはなの秋作業で、1番好きな作業は?」
 そう聞かれて、なのはなの子の中には、
「白大豆の島立て!」
 と答える子がたくさんいることと思います。
 そう、白大豆の刈り取りの季節がやってきました。

 白大豆は畑に置きすぎても、さやが弾けて豆が飛び散ってしまうし、だからと言って早く刈りすぎると、豆が未熟になってしまいます。
 その為、白大豆のさやがカラカラに乾燥してきた今、さやが弾けてしまう前に、白大豆の刈り取りをしました。

 

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 白大豆の刈り取りは、稲刈りとも草取りとも、ひと味違います。そう、草刈り機でバンバン、根元を狙って刈っていくのです。
 私はゆりかちゃんがノンストップで白大豆を刈り進めていくのを追いかけるように、かにちゃん、みつきちゃんと株の回収をしていきました。

 

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 ザッザッザッ。畑の中を小走りで往復し、大豆回収機になったつもりで、ただひたすらに白大豆の株をコンテナに入れていきました。
 白大豆の株は、知られざる畑の楽器です。見ている方までつい、笑顔になってしまうくらい、無数の鈴(さや)が笑うようにカラカラと音を立てていて、時々、真っ白な真珠が顔を出します。

 回収した白大豆は、軽トラックで何往復もして、グラウンドに運んでいきました。そして、お楽しみの「島立て」が始まります。
 島立てでは、3株前後の株を立てかけ、山にします。できるだけ、カラカラに乾燥してくれるように、空間を空けながら、大豆の株を立てていくのは頭も使うのですが、ものすごい魅力的で夢中になってしまいます。
 ゆりかちゃんが15分ごとにタイムコールをしてくれて、15分で軽トラック1杯分の白大豆をグラウンドに島立てしていきました。

 

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 最初、ブルーシートいっぱいになっている白大豆の山を見たときは、「時間内に終わるかな?」と半信半疑だったのですが、ゆりかちゃんのタイムコール通りに山が崩れていき、次第に、「終わるかな?」から(終わらせるぞ!)と気持ちが高まりました。
 島立ては崩れないように立てるのにコツがいり、最初は難しくて1島作るのに時間がかかってしまいました。でも山が増えれば増える程に、自分でも分かるくらい、スピードも上がり安定感が増しました。

 残りの作業時間10分という頃、パッと顔をあげるとブルーシートの白大豆が綺麗さっぱり、なくなっていました。
 後ろを見ると、気持ちいいくらいに8列の白大豆がズラーっとグラウンドに整列していて、そこに風が吹き抜けている様子が見えるくらいに、白大豆ロードができていました。
 それを見たとき、「終わった!」という達成感と共に、どこか温かく、豊かな気持ちが胸いっぱいに広がり、改めて、島立てされた白大豆は綺麗だなと思いました。

 

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 まだまだ、白大豆が食卓に上るまでにはいくつかの工程があります。でも、こんな風に島立てされた白大豆は、きっと上手く乾燥し、美味しい白大豆になること間違いないと思います。

(ななほ)

 

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 根菜パラダイスの下町川下畑。今日は追肥デーです。大根の1弾と2弾。そして白カブ、赤カブの1弾に牛肥を追肥しました。
 畝の上に2条で植わっている大根とカブ。条間に、テミでサーッと牛肥を施していきます。1筋まくだけで2条分の追肥をするので、効率的に作業が進み、あっという間に軽トラック1杯の牛肥がなくなってしまいました。

 

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 牛肥の補充をしに行っている間に、残った2人で牛肥をならし、軽く中耕をしました。大根の1弾は、防虫ネットを突き破りそうなほど大きくなっている株もあり、葉が茂っています。ワサワサの葉の間に手を入れながら、牛肥をならしつつ土となじませます。牛肥の追肥は今回が最後なので、頑張ってくれるように願いを込めながら行なっていると、1株1株が愛おしく感じました。
 
 大根の2弾とカブは、土寄せもセットで行ないました。小指くらいの小さな大根、直径2センチほどの小さなカブ。本当にかわいらしい姿がちらりと見えます。これから大きくなれるように、しっかりと土をかぶせて土寄せをしていきます。1弾と同様、きれいに大きく成長してくれるように願いをかけるように土寄せをすると、作業をする手にも力が入りました。
 
 けれど、やっぱり広い下町川畑。意外と時間がかかりました。それでも、新たに牛肥を積んで戻ってきてくれた2人が続きの追肥をスピーディーに終えて、参戦してくれました。4人で黙々と、1人1人が集中している空気。12時30分からネット掛けを始める! という目標時間を決めて、それに向かってひたすら作業を進めました。

 

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 少し時間が押してくると、えみちゃんが、「ラストスパートで頑張れたら嬉しいです!」と声掛けをしてくれて、さらにみんなの手が速くなります。猛スピードで終わっていき、自分の畝の土寄せが終わった人から先行して順々にネット掛けに入ります。

 最後の畝が終わったのは、目標タイムよりも5分ほどオーバーしてしまいましたが、最後はみんなで一斉にネットを掛けて、無事、時間内に終えることができました。

 4人で約10畝半の追肥、中耕、土寄せ、ネット掛けを終えられて達成感がありました。
 大根2弾とカブは、これからがグンと成長していく時期。虫食いもなく、とてもきれいな状態です。

 

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〈第1弾の白い大根が、土から顔をのぞかせています〉

 

 大根1弾は、今、直径4センチほどの白い根が頭を出していて、日に日に太く大きくなっています。今月末に収獲予定です。今日の追肥がよく効いて、さらに大きく美しい大根とカブになってくれたらいいなと思います。

(つき)

 

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〈小豆のさや外しや、水菜の植え付けなども進めました!〉