「何をしていても楽しい」 ななほ

11月3日

 昨日はたけちゃんがなのはなに泊まってくれました。文化の日で祝日ということもあり、なっちゃんとお仕事組さんのなおちゃんやなるちゃんに、のんちゃんとちさちゃんも一緒にお泊りができて嬉しかったです。
 朝は起きてすぐに泣いていたのですが、みんなで「いないいなーい」「ばあ」と遊んでいると、すっかり元気になりました。

『こひつじメイちゃん』の本で遊んだり、金魚さんにご飯をあげたり、起床時間過ぎてからもリビングや廊下をおしり歩きでスイスイしていて、とってもご機嫌です。

 朝食前はなおちゃん達とホウレンソウ・コマツナの水やりに行くそうで、今は靴下を履きたくない気持ちと戦っているたけちゃん。朝も朝パンを食べて力いっぱいのたけちゃんが、こうして起きてすぐになのはなのみんなと畑に出て、お父さんとお母さんの姿が見えなくても、みんなの中で笑っているたけちゃんは本当に素敵だなと思います。

 なおちゃんやなるちゃん、よしえちゃんなどお仕事組さんが居てくれる祝日が嬉しくて、普段より活気のある水曜日に私も、元気が出ました。

・時よ前進

 午後からは『時よ、前進!』の楽器練習がありました。『時よ、前進!』の練習は今日で2回目だったのですが、1時間の練習の後に、全員で音楽室に集まり、あゆちゃんに見て頂きながら合わせができて嬉しかったです。
 さとみちゃんが前回の練習から、またそれぞれのパートになのはならしい演奏になるよう、新しい楽譜を作ってくれました。私のパートも変わったところが多く、メロディーラインと伴奏を繰り返すような形なのですが、練習していても力が湧いてきて、時間が足りないくらい楽しかったです。

 『時よ、前進!』はたけちゃんの大好きな曲です。昨日も、靴下を履きたくなくて、履かせるたびに脱いでしまうたけちゃんに『時よ、前進!』を聞かせると、画面に食い入るように演奏を聴いていて、その間にスッと靴下を履かせることに成功しました。
 たけちゃんの音楽好きと、集中力はとってもすごいです。それと同じくらい、靴下が嫌いということもあり、自分が靴下を履いていたことに気が付くと、すぐに脱ぎ始めてしまうのですが、それでも自分から指をさして、音楽を選んだり、ジーっと音楽を聴いているたけちゃんはどんな子になるんだろうなと思います。

 お母さんが言っていたように、私たちの演奏も、たけちゃんの音楽好きや音楽のセンスに刺激を与えます。たけちゃんの為にも、より高度でなのはならしい、生演奏での『時よ、前進!』をみんなと作っていきたいし、たけちゃんに聞いてもらえるのが楽しみだなと思います。

 『時よ、前進!』は最初に聞いた時は、どう思っていいのか少し迷うような、奥が深いような、でも明るくてスッとその世界に入り込んでいくような感覚になりました。でも、実際に演奏してみると思っていた以上に、魅力的で、できるようになればなるほど好きになって、こんな曲だったんだと思う所もあります。演奏していてもみんなと1つになって、何かを訴えているような気持ちになるし、これからもっと楽しくなっていくんだろうなと思い、またスプリングコンサートまでレベルを高めていきたいです。

 楽器練習をしていると、ウィンターコンサートの練習を思い出します。今年はウィンターコンサートはないのですが、来年のスプリングコンサートに向けて、新しい一歩を踏み出せたような気がして、とてもワクワクした気持ちになりました。
 早く新曲のダンス練習をしたいです。お父さんにステージでの歩き方も教えてほしいし、お父さんの脚本や演劇、アンサンブルに、コーラス。それぞれのコンサートの係準備も楽しみだなと思います。

 『時よ、前進!』を通して、みんなと前進していけるよう、私も同じパートの人とタンギングと気持ちを合わせて、力強い、意思のある演奏ができるように頑張ります。

・何をしていても楽しい

 昨日の事になるのですが、ハウスMTでみんなの質問やお父さんのお話が嬉しかったです。
 最近、畑作業や、山小屋便りの編集、当番などをしていて、(楽しいな)と呟いてしまう位、何をしていても楽しいと思えます。
 今までは何か問題が起きないかとか、できない事があると自己否定しがちだったのですが、今は自己否定するということがほとんどなくて、できない自分も楽しめます。

「できるできないは関係ないんだよ」というお母さんの言葉が、改めてこういう意味もあるんだなと思いました。
 何ができてもできなくても、なのはなのみんなといたら楽しいです。いつかできる日が来る、いつかわかる日が来ると信じられるから今の自分の未熟さも思う存分楽しめるし、未来に希望を持つことができます。
 それは、自分が何者かになろうとか、良い職業に就きたいとか、そんなものではなくて、なのはなのみんなの力に自分も引っ張ってもらい、みんなとなら私の小さな力が何倍にも膨らんでいくような気がするから、希望を感じるのだと思いました。

 自分の心持ち次第で、考え方次第で何をしていても楽しい自分になれます。なのはなに来るまでは、全てが義務で、勉強も習い事も、生きることですらノルマのようなモノでした。
「楽しいことを見つけたらいいね。楽しいことに目を向けたら、食事の事を考えなくなるよ」
 摂食障害を回復させることができると言われている人にそう言われても、私は何が楽しいのか、何を楽しんだらいいのか分かりませんでした。

 でもお父さんとお母さんに、
「今は分からなくても、いつか絶対に楽になる。楽しいと思える日が来る」
 と教えてもらって、それを信じていたら、いつの間にか心も身体も楽になって、素直な気持ちでいることができます。
 常に、もっとよく生きたいと思えること、自分も自分がしていることも、もっとより良い形をイメージして、進化し続けたいと思えること。そんな風に思えるのも、なのはなファミリーの存在があるからだなと感じます。

 ハウスMTでお父さんに、「ななほは自分の人生の主人公を生きているよ」「嬉しいことや、楽しいことを誰かに伝えたいと思う気持ちは、本来自然のことだよ」と教えてもらって、また何かが解けたような安心感がありました。
 もっと、なのはなにとって良い結果を出せるように、言葉だけではなく、目の前のことだけではなく、視野を広く持って畑作業にも、当番や楽器練習にも向かっていきます。