「オレンジ色の光が映って」 りな

11月2日

 今朝は、さくらちゃんと一緒に、ナスの化成肥料の追肥をしました。ナスは、少し葉が枯れ気味で、もう終盤なのかなあと思うのですが、まだ株には小さな実がたくさん付いていて、踏ん張っているナスが凄いなあと思いました。

 一株に、片手一掴みの化成肥料をドーナツ状にやりました。化成肥料は、収穫かごに入れると、とても持ち運びがしやすくて、作業もはかどりました。冬の寒さにも負けず、今日追肥する化成肥料で、ひと踏ん張りしてほしいなあと思いました。

 ナスの葉は、朝露をいっぱいに溜めてキラキラしていました。畝間を歩くと、腕がびっしょりと濡れるぐらいでした。今朝は霧が濃く、少し肌寒かったです。でも、さくらちゃんとスピードを意識して作業していると、暖かくなり、ナスの朝露がちょうどよく気持ちよかったです。

 ナスの追肥を15分ほどで終わることが出来て、余裕を持って、朝食当番に行くことが出来ました。さくらちゃんと今日は台所に入りました。さくらちゃんが味噌汁を作ってくれて、私はジャガイモのカットをしました。さくらちゃんが、「今日の具材は、間引きホウレンソウが入ってる!」と嬉しそうに教えてくれました。味噌汁にたっぷりとホウレンソウの葉が浮かんでいて、目にも美味しそうでした。味噌汁に入ったホウレンソウは、柔らかくてとても美味しかったです。
 みんなに温かい味噌汁を出せるように、とギリギリの時間で温めたり、配膳をしました。朝からスムーズに朝食当番が出来て、とても気持ちが良かったです。

 今日は一日、小豆の収穫に入らせてもらいました。今日で前原さん大、小畑、コミュニティ畑の3枚を回って、2巡目をすることができてとても嬉しかったです。
 午前は、保育園前畑に次いで2番目に大きい、前原さん大畑の収穫をしました。前原さん大畑も、株にはカラカラに乾いた莢がたくさん付いていて、なかなか前に進めません。そんなとき、やよいちゃんが、一株終わるごとにかけ声をしようと言ってくれました。
 1株終わったら、「達成!」と言って、みんなで「かん!」と返しました。初めは、なぜ「かん!」と答えるのだろう、と思っていたのですが、かけ声をしたり、聞いていると、2つの言葉が合わさったら、「達成感」という言葉が出来上がっていることに気が付きました。
 自分が発した言葉を、みんなが繋げてくれて、一つの言葉が出来上がることがとても嬉しかったです。一緒に作業しているみんなと一体となって、達成感を今この瞬間も、作り続けているような気がして、かけ声をするたびにやる気が入ったし、心が温かくなりました。

 やよいちゃんが色々なかけ声を考えてくれました。「カリ」「フラワー!」というかけ声や、「ピー」「マン」、「スーパー」「マン」など、とても面白いかけ声がたくさんありました。かけ声をしていると、気持ちも外向きになって、かけ声がしたくて一株を速く終わらせたいな、という気持ちになりました。

 午前は前原さん大畑を終わらせることが出来ました。午後は、残り2枚の畑を回りました。
 午後の初め、まちちゃんとるりこちゃんとななほちゃんと一緒に、ホウレンソウ第6弾の水やりをしました。ホウレンソウ第6弾は、数日前に種を蒔いたばかりなのかなと思うのですが、水やりをしていると、もみ殻から頭を出している芽を見つけることが出来て、まだほんの1ミリほどだったけれど、とても嬉しかったです。

 ホウレンソウの畝の隣には、小松菜が植わっていました。小松菜が、虫食いがなく、どの株も生育が揃っていて、丸くて綺麗な緑色をした小松菜がずらーっと均等に並んでいる光景が、本当に美しくて、目が釘付けになりました。
 小松菜第4弾の芽も、少し見させてもらいました。不織布をはぐると、双葉と、本葉を2枚ほど出した小松菜の芽が、ぴよっと出ているのがとても可愛かったです。まだ2センチぐらいだけれど、この子たちも、大きく、綺麗に育ってほしいなあと思いました。

 水やりを終えて小豆の収穫に合流したときには、コミュニティの小豆の収穫が、もうほとんど終わっている頃でした。畑にベビーカーが止められていて、覗くと、たけちゃんがすやすやと寝ていました。たけちゃんも一緒に畑に来てくれていたんだなあと思って、嬉しかったです。

 コミュニティ畑が終わって、みんなで前原さん小畑に向かいました。前原さん小畑の近くには、大イチョウの木があって、まだ黄色くなっていなかったけれど、緑色が薄くなってきていました。周りの山は、赤や黄色に色づいていて、紅葉がとても綺麗でした。
 前原さん小畑の隣は、ピンクや白のコスモスがたくさん咲いた畑がありました。コスモス畑を背景に、みんなが列になって小豆を収穫している光景が、綺麗だなあと思いました。
 前原さん小畑の小豆は、株自体は小さいけれど、葉や茎よりもさやが多かったです。両手でさやをぱりっと掴んで収穫することが、とても気持ちが良かったです。

 午後はせいこちゃん中心に、明るい空気の中で収穫できて嬉しかったです。「時よ」「前進!」というかけ声の時、次の1畝に入るとき、行き合った人と一緒に、「畝を!」とかけ声をすると、みんなが「前進!」と返してくれて、とても嬉しかったです。
 地域の方が、「何の合図なの?」と聞かれていて、さくらちゃんが「1株見終わったらかけ声をしています」と答えてくれました。すると、地域の方も頬を緩ませて、笑ってくださっていて、温かく思ってくださっていることが嬉しいなあと思いました。

 ギリギリ終わらないかもしれない、という時に、みんなで、「猛スピード!」「速い!」というかけ声をしました。「猛スピード!」というならば、本当に手は猛スピードで動かさなければなりません。かけ声とともに、両手もスピードアップして、動かしました。かけ声を合わせて、目標に向けてみんなで気持ちも揃えて、最後まで作業出来ました。

 小豆の収穫2巡目終了、の目標をみんなで達成することが出来ました。作業が終わって、ちょうど畑から、沈む夕日を見ることが出来ました。辺りを一面、炎の燃えるような、鮮やかなオレンジ色に染めていました。ずっとその光源の夕日を見ていても、目が痛くなりませんでした。雲にオレンジ色の光が映って、空がグラデ―ジョンになっていました。一緒に作業していたみんなと、見ることが出来て、神様が私達にくれたご褒美のようだなあと思いました。

 中庭には、たくさんの小豆が干されています。今年の小豆も質が良く、たくさん嫁入りも出来たらいいなあと思いました。
 明日は休日で、お仕事組さんと過ごせる1日を大切に過ごしたいです。