「サツマイモのバケツリレー」 りな

11月1日

 午前は、せいこちゃん、まえちゃん中心に、大人数のみんなと一緒に保育園前畑の小豆の収穫をしました。小豆の収穫は、二巡目で、一巡目の時に、熟れて、カラカラに乾いている莢は一通り収穫していました。しかし、少し日が経って、またたくさんの莢が、こんがり日焼けしたような色をして、カラカラに乾いてきていました。
 作業始めは、霧がまだ濃く、莢もしっとりとしていました。しかし、気が付かないうちに、霧もすっきり晴れて、また莢はパリパリになってきました。

 一つのところから、3つも4つも莢が出ていて、一つかみで4莢も手でパリッと取れることがとても気持ちが良かったです。小さい株でも、莢が鈴なりに付いていて、しかも一つのさやが大きく、肉厚で、良い質の小豆が収穫できることがとても嬉しかったです。
 大豊作であることは嬉しいけれど、全然前に進めないので、むずむずした気持ちになりました。そんな時、せいこちゃんが、
「一株終わったごとに、かけ声をして、みんなで『ナイス!』と返そう」
 と言ってくれました。それからは、黙々としていた収穫が、とても賑やかになりました。一人でしていると、一株を見終わるのは少し時間が掛かるけれど、みんなでしていると、「一株終わりました!」の声が途切れずに聞こえてきて、その声を聞くと、進みが速くなったような気持になりました。

 保育園前畑は奥行きが広く、同じ一畝に入っていても、一番手前の人と、一番奥の人の距離がとても長くなります。でも、「一株終わりました!」とかけ声をすると、とても遠い人まで「ナイス!」と声を返してくれることが、一体になっているようでとても嬉しかったです。

 午前中で、もうこれ以上入らないぐらい、米袋いっぱいの小豆を収穫することが出来て、みんなが収穫した分を合わせると、ブルーシート2枚分の、とても多い量になりました。
 中庭に行くと、ササゲが先に干されていて、ササゲの収穫をしてくれたみんなが干してくれたのかなあと思いました。時間が余った時間、なつみちゃんと一緒に、ササゲを見ました。ササゲは一莢が本当に長くて、19粒ものササゲが入っていました。でも、なつみちゃんとどれだけ探しても、20粒入っているササゲはなくて、不思議だなあと思いました。

 中に入っているササゲは、皴一つなく、艶やかで、マットな色の、綺麗で大きな粒でした。また、みんなでさや出しや、選別が楽しみです。
 ササゲの収穫のみんなが、速く終わって前原さん畑の小豆の収穫を進めてくれていて、とても心強く感じて嬉しかったです。

 午後は、やよいちゃんと大人数のみんなと一緒に、サツマイモの貯蔵の作業に入りました。まず初めに、作業の順番や、タイムスケジュールをやよいちゃんが伝えてくれました。
 1つ目の工程として、大きな芋を集めました。私は、やよいちゃんと一緒に、コンテナにもみ殻を詰める作業をしました。みんながどんどんコンテナにサツマイモを詰めてくれて、ブルーシートの上に置いてくれます。そのコンテナにどんどんもみ殻を詰めて、軽トラの運び出しが出来そうな場所に、置いていきました。
 もみ殻を少し詰めたコンテナを、みんながどんどん使ってくれて、サツマイモをいれて持ってきてくれます。物々交換のように、流れの中で、作業することがとても楽しかったです。

 サツマイモがもみ殻から顔を出さないように、新聞紙を通り越して、もみ殻がコンテナの穴から漏れてこないように、気を付けながら作業しました。もみ殻袋にたくさん入っていたもみ殻もすぐになくなって、途中でさやちゃんと、もみ殻の山から手でどんどん袋に詰めてく工程も楽しかったです。

 ブルーシートが敷かれたブースが全部で4か所あり、それぞれ大だったり、鳴門金時の小だったりと、種類別でブースを分けられていて、とても分かりやすかったです。やよいちゃんが声掛けをしてくれて、スピードを意識しがら、作業して、いつの間にかグラウンドいっぱいに敷き詰められたサツマイモも、とても少なくなっていました。そして、ブルーシートの上には、オレンジや青、緑、色鮮やかなコンテナが、壁のように積まれていました。

 コンテナが無くなって、新聞紙を敷いたバナナの段ボールを使いました。でも、新聞紙を敷いた箱が足りないぐらい、たくさんの芋がありました。須原さんが通りかかられたとき、バナナの箱に入ったサツマイモを見て、「赤いバナナがたくさんだなあ」とおっしゃっていて、面白かったです。

 5時を過ぎてしまったけれど、最後まで、みんなと芋の入ったコンテナや、箱を運ぶことが出来て嬉しかったです。私は、ふみちゃんと一緒に、軽トラにコンテナを積む役割に入らせてもらいました。ふみちゃんが、とても力強くコンテナを受け取ってくれて、そのたびにふみちゃんからとてもパワーをもらいました。芋の入ったコンテナは重かったけれど、ふみちゃんの力強さや、優しさを感じて、重いコンテナも軽く感じました。

 軽トラが、何往復もして、やっと1つのブースを終わらせられるぐらい、サツマイモがたくさんありました。コンテナの重みも、とても恵まれていて、ありがたい事なんだなあと改めて思いました。
 軽トラが台所前に止まると、そこからロサンゼルスまでは、バケツリレーです(編注:なのはなファミリーには、「ロス」と呼んでいる野菜庫があります)。学校から帰ってきた、ちさちゃんがいつの間にかバケツリレーの中に入ってくれていました。ちさちゃんが、猛スピードで、重いコンテナを走って持ってきてくれます。ちさちゃんの動きがとても軽やかで、凄いなあと思いました。ちさちゃんの「はい!」という明るいかけ声に、嬉しくなりました。
 
 5時半を過ぎてくると、辺りも暗くなり、足元もおぼつかなくなります。そんな時、ピカッと車のライトが光って、誰だろう、と思っていたら、マックから帰ってきてくれたやすよちゃんとえつこちゃんが、すかさずヘルプに駆けつけてくれました。それからも、アトレーで古吉野に帰ってきたちさとちゃんもバケツリレーに入ってくれたり、そのままアトレーも使わせていただいて、続々と駆け付けるみんなの存在が、とても心強かったです。

 夕食前までに、何とか全てのコンテナや箱を、軽トラやアトレーに積むことが出来ました。久しぶりに、みんなと汗をかいてバケツリレーをしたなあと思いました。みんなと声を掛け合って、力を合わせながら、たくさんのサツマイモを運ぶことが出来て、とても達成感で心が温かくなりました。

 夕食後は、お父さんやお母さんも来てださり、家族みんなで、最後の収納をすることが出来て、一区切りつけることが出来て、良かったなあと思いました。みんなに大人気の焼き芋も、また今年の冬もみんなと頂けたら嬉しいなあと思うし、たくさん嫁入りも出来たらいいなあと思いました。
 
 明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。