「大事にしたい」 ほし

10月29日 

 

 今日は、秋晴れという言葉がぴったりの気候で、気持ちも和やかになりました。
 朝食前は、第一鉄塔で、小松菜とほうれん草の水やりをしました。
 この前、みんなが種まきをしてくれた小松菜が、ほぼ100パーセントと言えるくらいに発芽していて、ぴょこぴょこと、芽が出ているのが、可愛いな、と思いました。
 その後は、せいこちゃんと、昨日、東御掛けしたエゴマを、中庭にブルーシートを広げて干しました。
 せいこちゃんと一緒に、上に鳥よけのネットをかけて、綺麗に出来ただけでも、それだけでも、とても嬉しかったな、と思います。
 せいこちゃんの笑顔から、せいこちゃんの誠実さや寄り添ってくれる優しさを感じました。

 

 午前の作業は、時間が2時間だけだったけれど、とても充実感のある作業だったな、と思いました。
 るりこちゃんとななほちゃん中心に、ほうれん草の手入れに入らせてもらいました。
 第一鉄塔畑に着くと、ななほちゃんが、「これは再生水菜なんだよ」と、ピンと伸びた水菜を紹介してくれました。
 同じ畑の中でも、3種類の葉物野菜がたくさん植わっていて、葉物野菜と言えば冬といった印象を感じたりで、豊かな気持ちになりました。
 私は、りなちゃんとさやちゃんと一緒に、すでにかけられている不織布を外して、防虫ネットに変えるのをさせてもらいました。
 りなちゃんとさやちゃんと一緒にさせてもらっていると、自分も、しっかり目の前の事を果たそうという気持ちにさせてもらいました。
 お父さん直伝のネット掛けのプロのりなちゃんがいてくれて、そのやり方をりなちゃんと一緒にできたことが嬉しかったです。
 先にネットをロールから手繰り寄せでおいて、その端をもって、奥まで、ダーッと走るのが、楽しかったです。
 3人で、息ぴったりになったようで、その中で、自分も居させてもらえたことが、嬉しかったです。
 その方法でネット掛けをすると、とてもスムーズで画期的だなと感動しました。
 不織布を外すところから、ネットをかけ終えるところまで、40分くらいで、3人で終えられて、気持ち良かったです。

 そのあとは、ほうれん草の草取りと土寄せに合流して、小さくても、葉っぱが伸びてきているほうれん草が、可愛いなと思いました。
12時までに、その作業を目標のところまで、みんなで終えることができ、達成感を感じて、嬉しかったです。

 

 

 午後からは、ギターの藤井先生の作品も展示されている版画の展覧会に、みんなで行かせてもらえたことが、嬉しかったです。

 会場に着くと、藤井先生も来てくださっていて嬉しかったです。

 版画を見ていると、線や色のメリハリがはっきりとしていて、版画だからできる表現もあるんだな、と思いました。
 展示会場に入ってすぐの、黒と白だけの人の顔の版画を見ていると、しーんとした空気みたいなものを感じました。
 人の表情や、顔の角度の具合から、無常さや、その奥に抱えたもの、絵を通して、訴えかけてくるものがあるな、と感じました。
 以前も観覧させてもらったのですが、今回も藤井先生の作品を観覧させてもらって、とても色鮮やかで、柔らかい色合いで、ぱっと引かれるものがありました。
 赤い実の絵や、一輪の花の絵も、黄緑や黄色、といった色合いが、柔らかで、心が和んで、心に灯が宿ったような優しい気持ちになりました。
 また、「無我」という絵も、青い色の中に握りしめた手があって、見ていると、心が律する思いになりました。

 

 他の作品の中でも、印象的だったのが、ピンク色の花の絵でした。
 ほぼ画面いっぱいに、花が描かれていました。
 その絵を見た瞬間から、存在感のある可愛らしいピンク色が目に飛び込んできました。
 その花が生きている証拠として、ピンク色に引き付けられるようで、まるで花の生命力が絵に描かれているようで、その花が尊いと感じて、その花の美しさが、そのまま描かれていなとかんじました。
 また、愛媛の松山城付近の風景を描いたものや、瀬戸内の海の風景を描いたものを、見ていると、その風景の綺麗なところや、尊いところ、言葉にできないようなものが、その絵を通して、伝わってくるものがありました。
 海際の絵を見ていると、その場所の波音や、風を想像して、その場にしかない臨場感みたいなものが伝わってきたな、と思います。
 帰るころには、もっと、作品から感じられるものがあると感じて、もっとじっくりと見たいと思いました。

 たくさん良い作品を見せてらえたことが、嬉しかったです。
 お父さんがその後にお話してくれたように、絵を描いたり、作品を作り出したりするのは、何気ない風景にも、心動かされるものを感じ取って、美しい、と思える気持ちがあってこそ、作りだせるものなのだと思いました。
 日常の中でも、物や風景、生き物や人から、美しいと感じたり、尊いと感じたり、物や植物からでも命を感じるような、その心の目が、美しい作品を生み出して、見ている側にも伝わっていって、個人が感じた美しさが、色んな人に広がっていくのだと思いました。

 この機会に、作品を見て、お父さんのお話も聞かせてもらえたことが嬉しかったです。
 版画の魅力にも触れさせてもらって、私も、感動できる心を養いたい、美しいものを見る純粋な心の目を育てたい、と思わせてもらったり、版画をやってみたいな、という気持ちにさせてもらいました。
 みんなと、展覧会に行かせてもらえて嬉しかったです。

 今日1日過ごして、何事も感謝の気持ちに触れて、大事にしたいと思いました。

 お父さん、お母さん、スタッフさん、みんなのたくさんの人やものに支えられて、いい影響も貰って、私は、こうしていられるのだと思いました。

 その気持ちを忘れずに、毎日を過ごしたいです。