【10月号⑳】「ハラハラドキドキ、笑いが止まらない! ―― 五種のゲーム対決でチップを競え! ――」ほし

 雨が降る日。気持ちもどんよりとしがち。だけれど、午後には、とっておきのお楽しみを用意してくれていました。
 その日、なのはなファミリーでは、ゲーム大会が行なわれました。
 会場の体育館に入ると、様々なゲームの会場が、目に飛び込んできて、その瞬間から気持ちが弾みました。

■童心に帰って

 ウノやジェンガ、神経衰弱に、おばけキャッチや、叩いて被ってジャンケンポンという遊びの会場があり、そこで思う存分、楽しんでいいんだ、というような、最初にする遊びは、どれかな、とワクワクというような、まるで童心に帰ったような気持ちになりました。
 勝った人は、チップを貰えて、チップの多さを競う、というルールを踏まえての遊びでした。
  

  
 約二時間、その時間がありました。
 私は、一番初めに、ジェンガを遊ぶことにしました。八人ほどの有志が集まり、高く積み上げられたジェンガが目の前にそびえたったら、さあ、ジェンガがスタートします。サイコロを振って、自分の取るジェンガの色を把握します。
 
■息を止めて

 ジェンガを抜くときの、緊張感。それは、とてもハラハラして、スリリングが、あって、ジェンガだからこその楽しさがありました。
 次々に番が回って、どんどん、ジェンガのタワーが、不安定になってくると、もっと、スリリングさが高まります。
 誰もが、息を止めて、ジェンガを抜いていきました。思わず、「自分の番が回ってこないで」と、言いたくなるような佳境でした。
  
  
 もう、駄目だ、と思ったら、倒れなかった、を繰り返して、少し安心してきたころ、ついに、ガタガタガタと、ジェンガが崩れました。
 その瞬間、「キャーー」と悲鳴が起こります。
  まるで、何が起こったか分からないくらいで、ジェンガならではの、緊張感が、楽しいなと思いました。終わった後も、ドキドキしているくらいでした。

 次に、ウノを遊びました。
 なのはなファミリーで月に一回やっているセブンブリッジとは、また違った面白みがありました。ジェンガでハラハラした後に、少し頭を使うカードゲームで、ちょっとした羽休めにもなりました。
 
 私は、なのはなに来るまで、あまりウノで遊んだことはなかったけれど、やってみると、癖になるような楽しさで、でも、なかなか上がれなくて、悔しくて、六回戦ほどやってしまいました。
 自分の前の番の人が出す札はなにか、それを目を凝らして、神経を尖らせて、見たりもしました。これだけ、カードゲームに没頭して、夢中になれるのは、なのはなだからこそだと、その時、感じました。
 
■叩いて被って

 ウノを遊び足りて、他の遊びに移ろうかと思っているとき、空いているブースに目が付きました。
 座布団の前に、ヘルメットと、ハンマーが置かれていました。
 叩いて被ってジャンケンポンで、これが、一番、個人的には、楽しかったです。この遊びは、知ってはいたけれど、やる機会はなくて、ちょっとした憧れだったので、嬉しかったです。
 
 先に三勝したほうが、勝ちでした。ジャンケンに勝ったら、ハンマーで相手の頭を叩き、負けたらヘルメットをかぶって防御するというルールでした。
 まちちゃんと対戦して、「最初はグー、ジャンケンポン!」と威勢良く、手を出して、ヘルメットか、ハンマーか、必死になって、手に取ります。
       
 しかし、必死になるあまり、混乱して、負けたのにハンマーを取ってしまったり、両方に手をつけてしまったり、ものすごくはちゃめちゃでした。お互いに、終始、笑いが止まらなかったです。
 
 本当に、五歳の子どものような気持ちで、遊べました。こんなに、無邪気に笑ったのも、久しぶりだなと、思いました。
 
■悔しくて、でも楽しい

 次に行ったのは、おばけキャッチでした。
 これは、カードと、お化けや、椅子、本といったモチーフの小物がセットになっている遊びでした。カードに描かれた絵と、実物が、色も物質も全く同じものは、それをキャッチし、絵に実物が無い場合は、絵に全くないものをキャッチするという、なかなか難しいけれど、癖になる遊びでした。
  
  
 みんなが、目を鷹のようにして、めくられる前のカードに集中し、ディーラーののんちゃんの、「おばけーーキャッチ!」の掛け声で、カードがめくられ、それど同時に、ぱっと、モチーフをキャッチし合います。
 正解の小物だったら、「やった!」というきもちになるけれど、間違いの小物だったら、「ああ」と唸りたくなります。間違えたら、お手付き、カード一枚没収、となり、次取った人に、そのカードが回ります。

 

大きなトランプを使って、神経衰弱もしました  

   
 この遊びも、なかなか上がれなくて、悔しくて、でも、癖になる楽しさで、五回戦ほどしてしまいました。時間も忘れて、無我夢中で、ゲームに向かっていました。そうしているうちに、あっという間に、終了の時間になりました。
 もう、終わりか、と名残惜しかったけれど、本当に、楽しい時間を、みんなと過ごさせてもらったな、と思いました。
  
   
 普段、みんなと畑やスポーツや音楽での表現を通して過ごしている空間とは、また違って、みんなとの距離を近くに感じた時間でした。普段の悩みもそのときだけ忘れて、みんなと笑い合う時間や、純粋に楽しい、と思うことが、こんなにも、大切な時間なんだな、と感じました。こっちのほうが大事なんだよ、と教えてくれるような、そんな温かい空間だったなと思いました。

 チップを貰うときも、子どものときに、駄菓子屋さんで、おまけのお菓子を貰うような気持ちで、大事に持っておきたい、と思うような気持ちでした。
 隣で、一緒に、楽しんでゲームをしているみんなと一緒にいられるだけでも、嬉しかったです。こんな気持ちを、一番に大事にして過ごしていきたいな、と思えた、ひと時でした。

 
 

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なのはなにウズラがやって来た!

    
 地域の方が下さり、なのはなに5羽のウズラが仲間 入りをしました!
 5羽のうち4羽はつがいで、卵 を産んでくれます。
 ウズラは手のひらに乗るような大きさで、 見た目 は茶色と白色のまだら模様をしていました。
 お店で 見かけるウズラの卵と似た模様です。これからみんなでウズラを見守っていけることが嬉 しいです。

〈須原さんが3部屋に分かれた 鳥小屋を作ってくれました!〉