【10月号⑱】「セブンブリッジ大会が 色とりどりのファッションショーに!」さやね

 レッドカーペットのランウェイがある体育館に、お父さん、お母さん、みんなが集まります。チームのレイと血液型のバッジをつけて、心を作ります。
 私たちは舞台袖から会場の様子を伺い、みんなの姿を確かめました。よし、みんなと成功させよう。実行委員のみんなでうなずきあいました。
 
 会場にシーアの『レインボー』が流れて、虹色の衣装をまとった人が次々と現われます。二〇一八年のウィンターコンサートでお馴染みの団長とジーヴス、七色のモデルがレッドカーペットの舞台に揃いました。

 毎月開かれるセブンブリッジ大会。今月のテーマはファッションです。六つのリーグの名前は、ハイカラ、ニュールック、アイヴィー、ヒッピー、カラス族、ヤマンバとファッションスタイルにちなみます。
 平日はなのはなから仕事に通っているお仕事組が実行委員となり、血液型対抗セブンブリッジ大会が始まります。
    

なおちゃんがウィンターコンサートの団長役の衣装で登場しました!

  
 今月はペアで戦います。ゲームが始まって間もなく、二人分の喜びの声と、大きな悲鳴が響きました。私は悲鳴です。実況中継のよしえちゃんとなおとさんが駆けつけ、A型の青チーム、みかちゃんりんねちゃんペアの勝利をみんなに伝えました。

 よしえちゃんは青いロングドレスを、なおとさんは黒い背広を着こなし、華麗な二人が会場を巡りながら、それぞれのリーグの状況を伝え、またファッションにちなんだ豆知識を話してくれます。
 配られたカードを見て作戦を立て、あのカードを待って、待って、鳴けなかった。しかし同じO型黄色チームの子が喜んでいる。みんなの声、みんなの表情、実況中継の二人のかけ合い。みんなをすぐそばで感じながら、チームに貢献すべくゲームに集中しました。

■特別救済ルールで……

 前半戦の結果、最下位となったB型オレンジチームには、特別救済ルールが与えられました。後半戦の一回から三回まで、オレンジチームが勝つと得点が二倍になります。
(どうしてオレンジチームだけなの??)
 最下位から二番目の黄色チームは、オレンジチームと二二一点しか違いません。黄色チームにも救済ルールがほしい、オレンジチームに抜かれて、最下位になってしまう。後半戦は始まりました。
  
  
 後半もまた場が荒れました。配られたカードを出すだけで一発上がり。二千点以上獲得し、マイナス千二百点以上失ったペアもありました。喜びの声が上がる方を見ると、特別救済ルールを得たオレンジチームの子が満面の笑みでハイタッチをしていました。
 黄色チームはあまり喜んでいない。もしかしたら罰ゲームかもしれない。しかしピンクチームのなおちゃんまっちゃんペアが打ちひしがれている。最後まで結果はわからず、最後まで楽しかったです。
  
  
 試合が終わり集計をしている間に、特別なステージがありました。まなかちゃんが、自身で作詞作曲した曲を含む三曲を、ギターを弾きながら歌ってくれました。力強く弦を弾き歌う、まなかちゃんの新しい一面を見させてもらえて嬉しかったです。色々な才能を持ったみんなと力を合わせて、より大きな力となって表現し、成長していきたいと思いました。

■まさかのスター!?

 集計結果が出ました。第一位はA型青チーム。二位は、前半最下位のB型オレンジチーム。三位は罰ゲームを覚悟していたO型黄色チーム。四位はB型赤チーム、五位はO型白チーム、そして最下位はA型ピンクチームです。
 やってきました、最下位のチームには罰ゲーム。今回の罰ゲームは、くじ引きファッションショーです。帽子、トップス、ボトムス、靴の四種類のくじを引き、当たった衣装を身につけてランウェイを歩く。ポーズをとって、自分のファッションのテーマを言うのです。
  

思いがけない罰ゲームに、会場に笑い声が飛び交いました!

 何はともあれ、はじめにお父さんがデモンストレーションをしてくれました。レッドカーペットの上を、滑らかな足取りで堂々と歩くお父さんは、みんなの大歓声を浴びて、本物のスターでした。ウォーキング、ポージング、すべてにおいて見せる意識が高く、格好いい。お父さんの姿を目に焼き付けて、いざくじを引きます。
  
  
 この罰ゲームはお父さんのアイデアです。まったく毛色の違うちぐはぐな衣装で、ちんどんやのようになることを思って、衣装を集めました。ピンクのカツラ、ボーダーの野球帽、ちゃんちゃんこのようなベスト、ジャージーの紫色のパンツ、黄色のピンヒール……。くじと同じ番号のアイテムを渡し、みんなどうなってしまうのだろうと、不安と期待で胸が膨らみます。

 着替えをし、みな鏡を見て洋服を整えています。表情がきりっと引き締まり、胸を張っています。オーラが出ていました。誰もチンドン屋ではないです。

■拍手が止まない

 ひとりずつランウェイを歩きます。会場からはみんなの拍手、歓声が飛びます。みんなはスターのようです。まさかこんな風にみんなが着こなして、格好良くなってしまうとは思ってもいませんでした。
  
  
「天上天下唯我独尊。私に似合わない服はない」
 そうなおちゃんが舞台の真ん真ん中で言いました。くまの耳の着いた紫色のふわふわの帽子、深紅のちゃんちゃんこのようなベスト、紫色のジャージー。
 とんでもない衣装を、とんでもなく格好良く、魅力的に着こなすなおちゃん、そしてピンクチームのみんなに、泣き笑いと拍手が止みませんでした。
  
  
 今月もまた楽しいセブンブリッジ大会をみんなと作ることができました。そして次回、より楽しく、充実した大会になるように、みんなと一緒に心躍る時間をたくさん積み上げていきたいです。