10月26日(火)「盛男おじいちゃんとキウイの収穫 & エゴマの脱穀」

10月26日のなのはな

 昨日は1日、雨でしたが、今日は朝からとても良い天気で、外で作業していると身体がポカポカとしてくるほどでした。午前はやよいちゃん、のんちゃん、さきちゃん、あやかちゃん、みつきちゃんと一緒に、山小屋へ柿とキウイの収穫に行ってきました。

 

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 柿はなのはなの今の季節の食卓の定番となっているほど、みんな大好きな果物です。
 山小屋と森盛庵の周辺には6本ほど柿の木があり、そのほかにも盛男おじいちゃんの畑のそばに2本、柿の木があります。脚立や高枝切りばさみなど、柿の収穫に必要な道具を準備して山小屋まで行き、1時間半ほどの間でしたが時間いっぱいみんなで収穫をしました。

 

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 実は私は柿の収穫に入らせていただくのは今回が初めてだったので、柿の収穫デビューができてとても嬉しかったです。みんなから柿の収穫方法の話は聞いていて、イメージトレーニングはバッチリでした!! ……が、いざ自分も高枝切りばさみを使って収穫してみると、はさみの先端が取りたい柿の枝をきちんと挟めているのか全然見えないし、下から柿を眺めていると太陽の日差しの当たり具合で色が分かりにくくて想像以上に難しかったです。
 
 それに、一度離れたところから取りたい柿の目星をつけたのにもかかわらず、脚立に乗って取ろうと近づくと、目星をつけた柿が分からなくなってかなり苦戦しました。毎日収獲・嫁入りの時間に柿を収穫しているゆいちゃんたちは本当にすごいなと思います。

 

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 苦戦しつつも、みんなと協力してなんとか収穫カゴ6つに山盛りの柿を収穫できました。みんな収穫の仕方も様々で、さきちゃんとあやかちゃんは2人で力を合わせて柿を収穫していたり、のんちゃんは森盛庵の外の階段から高枝切りばさみを使って収穫していて、とても楽しそうな光景でした。

 そのあとは盛男おじいちゃんが育てているキウイの収穫もさせていただきました。おじいちゃんも収穫のときに来てくださって、キウイの知識や収穫基準などたくさんお話しを聞かせていただけてとても嬉しかったです。

 

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 キウイの樹には鈴なりのようにキウイがなっていて、おじいちゃんから、
「もう、樹についているやつは全部収穫していいよ」
 と教えていただいたので、みんなで小さくて可愛いキウイから大きくて立派なものまで全て収穫しました。キウイも収穫カゴに山盛り収穫できて、こんなにたくさんの柿やキウイをとれることが本当にありがたいなと思いました。またみんなでいただけるのが楽しみです。

(よしみ)

 

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 昨夜からの雨が止んで、今日は気持ちよく晴れた、秋晴れ。
 そんな日の午後はグラウンドでバッティング練習しよう!
 ・・・・・・ではなくて、太鼓練習しよう!
 ・・・・・・でもなかった。
 エゴマの脱穀をしよう!

 先月末に収穫をしたエゴマ。長い期間、天日干しをしたおかげで、緑色だった葉や茎が茶色く枯れ、指で軽く触れただけでも種がはじけ飛びそうなくらいによく乾燥しました。軒下に並べられたエゴマたちは、脱穀されるのを今か今かと待っているかのようでした。

 

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 脱穀会場は、体育館の軒下とグラウンドを隔てるネットとの間。エゴマがはじけ飛ばないよう、作業場一面にブルーシートが敷かれ、二方には壁のようにシートが張られています。中に足を踏み入れると、エゴマの爽やかな香りが鼻をくすぐり、また視界一面がブルーの世界へと一変しました。同じ古吉野にいるのに、一瞬にして、どこか別の世界へ来たかのよう。まだ正午過ぎなのに、その空間だけちょっぴり暗さもあり、まるで秘密の隠れ家に潜り込んだような気分にもなりました。さらに陽が差し込むと、今度はテントみたいだなとも思って、ここでごろんと横になって、星空を眺めるのも幻想的だなと思いました。少し子供心に返って、様々な空想が膨らむくらい、そこは素敵な脱穀会場でした。

 エゴマ担当のあけみちゃんが作業の段取りを組んでくれて、必要な道具を集めると、すぐに作業に取りかかることができました。当初の予定では足踏み式脱粒機(通称ガーコン)を用いて、脱穀を進める予定でしたが、実際に使用してみると、手でやる方が早いということがわかり、方針を変更し、メンバー全員で手動で脱穀をすることになりました。
 どうやったら一番早く、かつ残りなく、確実に脱穀できるか。みんなでいろいろと試しながら、最善策を見つけていきました。

 まずはブルーシートで作った壁に板を寄せかけて、板に向かって、エゴマの株を叩き付ける。次第にみんな、腰が入ってきて……。
 あれれ? この光景、どこかで見たことがあるような……?
 そう、何も知らない人から見ると、「バッティング練習をしているの!?」と思われてしまうような、作業風景になっていました。やっている自分たちでも、「素振りをしているみたい!」と笑ってしまいました。

 第二に試した方法は、机を持ってきて、その上に板を置き、株を叩き付けてみました。こちらの見た目は、太鼓練習。しかしこの方法、初めに試したやり方より確実にエゴマが採れ、また身体の負担も軽く、やりやすいということになりました。
 それからは全員がこの脱穀方法に統一し、だんだんと作業スピードを上げていくことができました。

 

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 お父さんが、「良い作業をするには、場所作りが肝心」と教えてくださるように、一人ひとりがなるべく動きをシンプルにし、少ない動きで手早く脱穀ができるように、机の配置や脱穀するエゴマの株の置き場を工夫しました。動きが確立されて、慣れが出てくると、リズムができてきました。みんなが無心になって、バンバンと打ち付ける音が山に反射して返ってきて、グラウンドにこだましているように聞こえました。

 そして手元では、株から落ちたエゴマが地面のブルーシートに落ちる音がしました。ぱらぱらと優しい音が耳に心地よくて、まるでエゴマの雨音を聞いているようでした。
 エゴマの爽やかな香りと心地よい音に包まれていると、身体は暑いけれど、心はすがすがしくて、落ち着くように感じました。

 脱穀をするエゴマの量は、体育館の軒下いっぱいと、さらに体育館の外階段と2階にもありました。あけみちゃんが目標を明確にするために、1回戦と2回戦に分けてくれて、終始タイムコールをしてくれました。最初は果てしないと思っていた量も、二分割にすることで1つひとつの目標が小さくなり、これなら達成可能だと思うと、やる気も上がります。
 地道だけど、確実にエゴマの山が小さくなっていき、みんなと、「もう少し!」「できる! できる!」と声を掛け合って、前向きな空気で作業できたことが嬉しかったです。

 1回戦を終え、2回戦目が始まる小休憩のときには、あけみちゃんがエゴマの豆知識を教えてくれました。そのなかで驚いたことは、エゴマは縄文時代から食べられていた、ということです。わたしはてっきり、エゴマは近代の新しい野菜かと思っていましたが、そんなに昔からあったとは知らず、昔の人はどのようにしてエゴマを食べていたのかなと思いました。

 

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 2回戦目からはひたすら株を叩き付け、脱穀を進めていきました。見た目の量的には1回戦目より多く感じましたが、「終わらせよう!」という目標は変えずに、メンバー全員の気持ちが統一されていました。
そして5時10分前、最後の株の脱穀が終わりました。
「終わったーー!」
 喜びのあまり、つい大きな声が出てしまいました。

 背中には、脱穀された株の山。そして足下には、粒々のエゴマの海。エゴマをそっと手でかき集めると、その触った感触もひときわ気持ちよく思いました。そして積み上がった株の山を見ると、大きな達成感でいっぱいになりました。
 エゴマの株が集まると、こんなに大きな山になるのに、食べられる部分だけを集めると、かさは少量。エゴマって、不思議な野菜だなとも思いました。

 

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 夕方、作業の片付けも終えて、一段落。上着を着替えようとしたら、ポケットから何かが落ちた音が……。慌てて足下に目をやると、それはエゴマでした。思い切り打ち付けていて、エゴマがたくさん飛んでいたから、気づかぬうちにポケットに入ってしまっていたようでした。でも、それも何だか嬉しくて、心がくすぐったい気持ちで満たされました。

(るりこ)

 

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〈ゴボウの貯蔵作業も行ないました〉

  

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〈崖崩れ下ハウスの北棟では、春菊の芽が育っています〉

  

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〈勇志国際高等学校で勉強をしている子たちは、レポートをまとめています〉

  

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〈夜には藤井先生が来てくださり、アコースティックギター教室がありました!〉