「方法次第で」 りな

10月24日
 
 今日は、家族全員でのサツマイモ堀り当日です。朝食前の作業から、芋ほりで使うコンテナを集める部隊の人や、干場を作る人など、お仕事組さんや、たくさんの人が率先して準備をしてくれていて、とてもありがたいなあと思いました。家族みんなでの畑作業は、とても久しぶりだなあと思って、とてもワクワクしていました。
 
 朝はとても霧が深く、朝食には、今季初めてストーブが設置されていました。肌寒いなあと思っていたのですが、作業に出る10時になると、一気に霧が晴れて青空が広がりました。少し寒いのではないか、と思っていたけれど、外に出ると、太陽の光が暖かくて、芋ほり日和だなあと思いました。

 サツマイモ堀りをする前に、全員で下町川畑のダイコンの虫つぶしに行きました。畑用車3台では収まりきらずに、お出かけ用の車も使って、4台での出発となりました。その中には、麦わら帽子を被った英幸さんの姿もあって、とても嬉しかったです。
 平日はお仕事組さんがいない中での作業だけれど、今日はお仕事組さんもたくさんいて下さって、本当に大人数でした。周りにたくさんの家族に囲まれていることが、とても心強くて、安心した気持ちになりました。下町川下畑も、みんなで入ると畑が小さく感じました。

 ダイコンの畝に、全員が入って、1株ずつ、丁寧に害虫チェックをしました。1匹も見逃さないよう、慎重に中心の成長点まできっちりと目を通しました。以前、ダイコンの虫つぶしに入ったときは、ダイコンハムシの黒くて小さな幼虫がたくさん葉に付いていたけれど、今日はほとんど虫は見られなくて、何回も虫つぶしをしてきた効果なのかなあと思いました。それでもやっぱり、全体でぽつりぽつり「捕殺しました!」という威勢の良い声が聞こえてきました。

 ダイコンの葉が、ツヤツヤしていてとても綺麗だなあと思いました。虫食いは少しあるけれど、葉は勢いがあってとても元気そうだなあと思って、これもみんなの行き届いた手入れがあるからだなあと思って、嬉しくなりました。
 最後まで、みんなでネット掛けをして、綺麗に終わることが出来ました。大人数の力が一つになると、とても早く作業を進めることが出来ました。
 
 梅見畑は、歩いて向かいました。全員が列になって古吉野の坂道を下る光景を見ると、お正月の元朝参りを思い出して、とても心が温かくなりました。来年もこうしてみんなで列になって、元朝参りをするんだなあと思うと、少し楽しみな気持ちもありました。

 畑には、もうまえちゃんや、なおとさんや、のりよちゃんが着いていました。そして、テミやコンテナに立てかけられるように新聞紙で作られたサツマイモがありました。少し異様な光景で、存在感がありました。無意識に目が釘付けになっていました。
 準備体操をしていると、バイクに乗ってお父さんが坂道を降りてこちらへ向かってくる姿が見えたり、お母さんがこちらに走ってくる姿、みつきちゃんがたけちゃんを抱っこしている姿が見えて、とても嬉しくなりました。

 オープニングでは、やよいちゃんやまえちゃんが、漫才をして、場を盛り上げてくれました。まさか、サツマイモの中からなおちゃんが出てくるとは思っていなくて、最初なおちゃんの顔がサツマイモの新聞紙を破って出てきた時は、とても驚きました。
 なおちゃんも入っての漫才が、とても面白くて、笑い声がどっと沸き起こりました。漫才を見ながら、掘り方を思い出して、傷芋を出さないように注意しよう、と思いました。みんなの大好きな焼き芋。冬の寒い時期、ホクホクの焼き芋を、みんなで美味しく頂けるのも、お父さんの買ってくださった石と、美味しいなのはな産のサツマイモがあるからだなあと改めて感じて、今年もサツマイモが豊作であったらいいなあと思いました。
 
 私は、ゆりかちゃんとのえちゃんとトリオになって、芋ほりをしました。午前中は、自家採取の芋から作った苗を育てた範囲を掘りました。梅見畑の土は、少し硬かったのですが、硬い土を突き破って、とても深いところまで芋が付いていました。のえちゃんがツルを持って引っ張ってくれると、土の中から、大きくて立派な芋が鈴なりに出てきました。紫色の、鮮やかな色が目に飛び込んできて、とても嬉しい気持ちになりました。本当に太くて、長いサツマイモが多くて、今年はとても大きいサツマイモだなあと思いました。そして、数もたくさん付いていて、豊作でとても嬉しかったです。

 途中でお父さんが、効率よく掘るコツを教えて下さいました。それは、サツマイモを掘ったところから、次の芋があるほうへ向かって畝にスコップを入れて、芋を見えるようにする、という方法です。
 芋がどこに付いているか、見当がつかないまま掘り進めていくと、傷芋を出す恐れがあるけれど、土から芋が見えて、どこまで付いているのか分かると、芋を傷つけてしまうこともありません。
 そして、掘り起こして崩れた土からスコップの刃を入れると、深くまで刃が刺さってとても掘りやすかったです。
 新しくて画期的な芋掘りを、お父さんが考えて下さって、本当に凄いなあと思いました。方法次第で、もっと楽しくなったり、効率も上がるんだなあと思って、新しい方法での芋ほりが嬉しかったです。

 私はあまり良い動きが出来なくて、申し訳ないなという気持ちがありました。まえちゃんや、なおとさん、のりよちゃんトリオのように、チームの人と息を合わせて、力を出し切れるようになりたいなと思いました。
 サツマイモがいっぱいに入ったコンテナがたくさん積まれている光景を見ると、とても豊かな気持ちになりました。今年はグラウンドに干されていて、グラウンドの広い範囲がサツマイモで埋め尽くされていて、その景色がとても恵まれているなあと思いました。

 まおちゃんも、みんなの中でサツマイモ掘りに参加している姿があって、嬉しかったです。私は今、つきちゃんと一緒にまおちゃんのシスターをさせてもらっているけれど、本当はここにいるたくさんの家族が、みんなまおちゃんのシスターなんだなあと思うと、心強く感じます。みんなの中にいること、みんなと一緒に活動して、楽しい事、嬉しい事を共有することが、本当はまおちゃんにとって、癒しになるのではないかなあと思います。今、苦しいさなかにいるまおちゃんが、少しでも気持ちが楽になれるよう私も力を尽くしたいし、まおちゃんを信じたいなあと思います。私が、お父さん、お母さん、たくさんの家族に救い上げられたように、まおちゃんもいつか安心できる時が来るのだろうなあと思って、その時が来るまで、どっしりと構えていたいなあと思いました。

 明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。