「湧き出るように紅色」 なる

10月24日

 家族みんなで、お父さんもお母さんも、ひでゆきさんもたけちゃんも一緒に、サツマイモ掘りをした一日でした。
 梅見畑と、堤防下の畑2枚まで掘り終わって、ちょうど17時に古吉野に帰ってきました。
 みんなの力でやり遂げた充実感で、身体も気持ちもいっぱいでした。

 午後から、かにちゃんとしなこちゃんとのトリオで掘っていくのがおもしろかったです。
 かにちゃんとスコップで掘り上げていくとき、かにちゃんが「入った」とか「はい」とか短い言葉で知らせてくれました。そうすると「せーの」で起こしていくのですが、必ずイモが起きてくるので、かにちゃんがいかに的確な場所にスコップを入れて、手早く掘り上げようとしているのかが伝わってきて、かにちゃんに添わせようとすると、どんどんスピードが上がっていきました。暑いのも疲れも畝が長いのも忘れて黙々と掘り上げていくのが止められなかったです。

 梅見畑はサツマイモが大きくて、イモが出てくると「わー」と驚いたし、周りからも喜ぶ声がずっと聞こえてきて、嬉しい気持ちで作業ができました。
 土を掘り上げると、土の中から湧き出るように紅色のイモが出てくるというのは、それだけで満たされた気持ちになって、イモ掘りは楽しい作業だなと思いました。
 大きいのは、早めに植え付けたこと、かん水ができたこと、苦土重焼燐を入れたこと、リンやカリを葉面散布したことだとお父さんが分析して教えてくれて、この成功が次に繋がるんだと思うと、一つの成功が大切な資産になるのだと思いました。
 
 夕食の時に、まえちゃん、なおとさん、のりよちゃんのトリオは3倍くらい速くて、それはイモだけではなくて畝のすべてを掘ろうとしているからだとお父さんが話してくれて、私はまたやってしまったなと思いました。
 作業の途中で、お父さんが畝の横は固いから、一度掘ったところから次に掘るところに向かってスコップを入れたら崩れて見やすくなると教えてくれたのですが、つい楽しい気持ちが走ると自己流で力任せに掘り上げていたと、その時気がつきました。

 楽しかったけれど、早くて、少しでも少ない力でできるのならその方がいいに決まっています。自分がやることに必死で、自分のやり方しか見えない分、お父さんやお母さんが全体を見て全体が早くなるように伝えてくれるのだから、そういうときは倣うことを一番にできないといけないと、力一杯自己流でやっていた自分の姿を思うと恥ずかしかったです。

 本当に精一杯でやっていたので、それだけ恥ずかしさもまっすぐ自分にはね返ってきていますが、その分次からは気を付けられそうです。失敗を恐れて力を出し切れないより、思い切り恥をかいて学ぶのは気持ちがいいです。(見ていたお父さんはあまり気持ちが良くなかったと思いますが)
 本気で向かって、1つひとつの体験を自分の力、糧にしていきたいです。