「主人公に」 ほし

10月23日

 今日は、朝から霧も出ていなくて、日差しも暖かで、清々しく気持ちも弾んで、いいスタートが切れました。
 朝食前の時間に、まちちゃんとオクラの畑に向かっている途中に、前にいたななほちゃんが、「虹が出てるよ」と教えてくれて、空には、大きな虹がかかっていて、それだけで嬉しい気持ちになりました。
 なんだか、まるで、虹の園に来たような、そんな気分でした。

 午前は、昨日の続きのゴボウの収穫から始まりました。
 収穫しやすいように、ゴボウの下にトタンを敷いて、平行になるようにしているものの、ゴボウがトタンからはみ出るサイズのものは、トタンが終わっているところから、垂直に下へ伸びていて、これがなかなか手強かったです。
 硬い土でも、トタンを突っ切ってでも、ゴボウは伸びていて、ゴボウの生命力を感じました。
 硬いところを、スコップで、掘って、掘って、先端が折れずに綺麗に掘り返すことができたときは、感動をおぼえました。
 ゴボウのいい香りも漂ってきて、温かいお鍋にしていただける日が楽しみだな、と思いました。

 収穫を全て終えると、やよいちゃんがリードしてくれて、ゴボウの刈り取った葉を畑に敷いて、土を被せていきました。
 クワを持って、えっさほっさと、土を被せていくのも、身体を目一杯使っている気がして、楽しかったです。
 その作業を終えたのは、12時ごろで、それからお昼までの時間で、急ピッチではあったけれど、楽しかったです。

 ブドウ畑に、こんもりと1.7メートルくらいの山になっていた大量の籾殻を、ブドウの周りに敷きました。
 よしみちゃんとのえちゃんが、どんどん籾殻をテミに詰めてくれて、それを持って、小走りでブドウの木まで向かって、まきます。
 どんどんブドウの木の周りが、黄金色に、ふかふかになっていくのが、贅沢で夢のようだ、と思いました。
 他の作業が終わったみんなも、合流してくれて、どんどん仲間が増えて、活気が増していく空気が嬉しかったです。

 それから、午前いっぱい、何人かのみんなが軽トラで運んでくれて、届けてくれたサツマイモの蔓をその上から、敷きました。
 蔓を持って、広げていくのも、ダイナミックで、気持ちが晴れ晴れとしたし、楽しかったです。
 終わった後を見ると、ブドウの木の周りがガラッと変わって、ブドウにもたくさん栄養が行き渡ったようで、ブドウも嬉しそうでした。
 午前の時間が、充実していて、みんなの中で作業させてもらって、嬉しかったです。

 午後からは、明日のサツマイモ堀りに向けて、サツマイモ畑のマルチ回収をしました。
 最初は、マルチを留めている、Uピンや、ペグを回収するところから始まりました。
 広い畑の割には、人数は少なめだったのですが、地面から抜いて、回収していくのが、楽しかったです。
 それから、やよいちゃんが、「マルチ回収選手権をします」と声を掛けてくれて、マルチ回収を決行しました。
 私は、なつみちゃんとペアになって回収していて、選手権になると、みんなが、負けるもんか、と必死になっているのを感じて、私もなつみちゃんと一緒に、その気持ちで出来たことが、嬉しかったです。

 マルチを回収していると、綺麗な紅色で、大きなサツマイモが、土の上からはみ出して、ちらっと見えて、明日のサツマイモ堀りが、楽しみだな、と思いました。
 マルチ回収も無事に終えられて、嬉しかったです。

 夜には、今年取れた小豆で作ったぜんざいを頂いて、豆も大粒で、甘くて、温かくて、心もほっこりして、嬉しかったです。

 夜の集合で、自分が主人公になる、というお話を聞かせて頂いて、私は、自分が主人公の人生を今は、過ごしていないな、と思いました。
 その分だけ、やるせなさや、満ち足りていない感覚や、虚しさを感じていました。
 日記に今日の出来事を書いていると、満ち足りた気持ちになれたのは、私は、作業中など、その時は、主人公になれてなかったからだと思いました。
 毎日の中でも、自分が主人公になった気持ち、自分を生きることができるのは自分だけで、この世界は、自分のためにあるくらいの気持ちで、向かいたいなと思いました。
 活き活きと色づいたような毎日できたら、豊かな人生、本当の人生にできるのにな、と思いました。

 読んでくださってありがとうございました。
 おやすみなさい。