10月21日(木)「ホウレンソウ第1弾の収穫スタート & 蔓の山へダイブ! サツマイモ掘りの準備」

10月21日のなのはな

 今朝、目が覚めると、大急ぎで身支度を整えて、畑へ向かいました。朝の寒さも忘れてしまうくらいに嬉しい、わたしにとって特別な日。
 第1鉄塔畑に着くと、それは待っていました。遠くからでもわかるくらいに、濃く美しい緑色の葉を広げ、まるで、「わたしを収穫して!」とでも言っているかのような佇まい。「今、採るよ-!」と心の中で叫んで、ご対面。
 ホウレンソウ第1弾。本日、初収穫です!

 

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 今朝は試し採りとして、ななほちゃんと私がそれぞれ3株ずつ、収穫をすることにしました。4畝の中から、なかでも特別大きなものを厳選します。一緒にホウレンソウを担当する、ななほちゃんと、「これはどうかな?」「あ、これが1番大きいよ!」「わたし、これに決めた!」と悩む時間も嬉しく思いました。
 
 偶然にも、さくらちゃんとなつみちゃんが収穫用の包丁を研いでくれていたらしく、研ぎ立ての包丁を用意してくれていました。2人の気持ちに、収穫の嬉しさがさらに倍になりました。
 はやる心を落ち着かせて、「これだ」と決めた株の根元に刃を差し込みました。すぐにサクッと切れた手応えが返ってきました。株をそっと持ち上げると、柔らかい薄ピンク色をした根が現れました。
(あぁ、ホウレンソウはこの根が1番甘くて、美味しいんだよな)
 と、ホウレンソウの美味しさを思い出しました。
 
 葉はピンと伸びていて、少し触るだけで、折れてしまいそうなくらいにシャキッとしていました。色艶もあり、深く濃い緑の葉。ホウレンソウ特有の葉の凹凸もありました。ホウレンソウに触れていると、改めて、
(野菜を1から育て見続け、こうして収穫を迎えることって、本当に嬉しいことなんだな)
 と感じました。

 

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 でも、このホウレンソウ、実は決して順調ではなかったのです。
 この冬はホウレンソウをたくさん育てよう! ということで、全6弾に分けて、約1万2000株の種を蒔くことになりました。
 今日収穫したものは、そのうちの第1弾。9月中旬に種を蒔きました。しかし3日経っても、5日経っても、なかなか芽が出てこない……。ようやくぱらぱらと芽吹くものも出てきましたが、それは4畝合わせても、蒔いた数の30パーセントにも満たない量でした。そう、種まきに失敗したのです。

 どうしてなのかと考えた末、畑の土質と水やりの量に原因を見つけました。原因を突き詰めてからは、すぐに対策を打ち、種まきのやり方を変えました。やり方を変えた第3弾以降からは、発芽率を90パーセントに結びつけることができました。

 そんな失敗があった第1弾だからこそ、少しでも出た1株1株が大切で貴重でした。もうこれ以上、無駄を出したくないという思いで、見守るような気持ちで手入れをしてきました。そんなわたしたちの思いが届いたのか、少ないながらも1株1株がすくすくと育ってくれました。畑に行くたびに、日に日に成長していくホウレンソウに救われた思いがしました。

 そして迎えた収穫。予定ではまだまだ先でしたが、10月初旬の暑さもあってか、予想以上に早く収穫を迎えることができました。みんなも、「もう採れるの? 早いね」と一緒に喜んでくれました。元気に葉を広げるホウレンソウは、力いっぱい大きくなってくれたように見えました。

 

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 種まきに失敗したときは悔しくて悲しかったけれど、その失敗があったからこそ、改めて野菜を育てる難しさを知り、そして収穫ができる嬉しさを思い出すことができました。また、1株1株の大切さも感じることができて、それと共に手入れをする楽しさも感じることができました。ホウレンソウ第1弾がこの気持ちを教えてくれたのだと感じます。

 ホウレンソウは全6弾まで。まだまだこれからです。第1弾の種まきの失敗を糧にして、そして第1弾を育てて感じた気持ちを忘れないで、1株1株を大切にホウレンソウを育てていきたいです。この冬は美しく、甘いホウレンソウを食卓にたくさん届けます!

(るりこ)

 

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「今週末に、お仕事組さんと一緒に、みんなでサツマイモ掘りをしようと思っています」
 やよいちゃんが朝食の席のコメントでそう話してくれて、いよいよサツマイモ掘りができるんだと思って、とても嬉しくなりました。
 
 今日は、週末のサツマイモ掘りに向けて、サツマイモの蔓回収を午前・午後と1日を通して大人数作業で行ないました。事前に蔓を回収しておくことで、当日のサツマイモ掘りが本当にスムーズにできるため、蔓回収はとても大切な工程です。

 

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 今年のサツマイモ畑は長辺がとても長くて、その畑一面にサツマイモが植わっています。作業前の畑はサツマイモの蔓で畑の地面が見えないほどでした。
 最初にやよいちゃんが、「蔓をカマで刈っていく部隊」「刈られた蔓を集めて小山にしていく部隊」「小山にされた蔓を運んでいく部隊」「軽トラで蔓を桃畑に運ぶ部隊」の4つの役割に分けてやろうと話してくれて、それぞれの部隊に分かれて作業していきました。
 
 私は午前は、れいこちゃんと一緒に軽トラでサツマイモの蔓を桃畑に運ぶ部隊として動きました。軽トラ山盛りに積まれた蔓を桃畑に運び、桃の木の周りにグルッと円を描くように蔓を薄く広げていきます。
 私とれいこちゃんは、開墾17アールの桃の木の周りにどんどん蔓を広げていきました。サツマイモの蔓で囲まれた桃の木を見ていると、何だか桃の木の周りに魔方陣が張られているように見えてきて面白い光景でした。
 
 サツマイモの蔓は桃の木にとって良い肥料になるそうで、回収した蔓を有効活用できるのが嬉しいなと思います。軽トラ1杯分で桃の木3本分ほどに蔓を敷くことができ、午前中は桃畑とサツマイモ畑を往復して、たくさん蔓を運ぶことができて嬉しかったです。

 

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 午前中で畑の約3分の1の蔓回収が終わり、午後からは午前よりも人数が増え、大人数で蔓回収を進めました。
 午後からは作戦を少し変更し、軽トラで運ぶのは今日は無しにして、とりあえず蔓回収までを全員で終わらせようということになりました。

 私は、午後からは主に、蔓をカマで刈ってくれたところから、どんどん蔓を集めて小山にしていく部隊で作業をしました。サツマイモの蔓は四方八方に伸びているので、その蔓を力ずくで引っ張って集めていくのですが、この作業が本当に豪快で、自分の体全身を思い切り使って蔓を引っ張っていくのが、大変だけれどもすっごく楽しかったです。
 
 午後の時間の半分が過ぎた頃、まだ畑には全体の半分弱ほど蔓が残っていて、後半は時間との闘いでした。やよいちゃんから、今日1日でサツマイモの蔓回収を終わらせたいんだと聞いていたので、畑にいた全員が全力で作業をし続けました。まさに、「サツマイモの蔓VSなのはなファミリー」といった感じで、私もひたすら蔓を引っ張って集め続けました。みんなが終わらせたい気持ち一心で畑を走り回っていて、その姿が本当に綺麗でかっこよくて、私もみんなの中で作業できてとても嬉しかったです。

 

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 最初は終わりが見えなかったサツマイモの蔓回収ですが、最後は怒濤の勢いで、なんと17時ピッタリに全ての蔓を畑の入り口まで集めることができ、終わったときは、ものすごい達成感でいっぱいでした。最後、入り口に集められた長いサツマイモの蔓の山にみんなでダイブし、少しの間そこで座って休憩できた時間が楽しかったなと思います。週末のサツマイモ掘りも、みんなと一緒に頑張りたいです。
 
(よしみ)