「気持ちを沿わせること」 りな

10月18日

 昨夜からとても冷え込んできて、最高気温が20度を下回るようになってきました。今朝も、外に出ると冷たい空気が刺してきて、もう冬になるんだなと思いました。手がかじかんで、少し動かしにくい感覚も少し懐かしいような気持ちになって、今年の冬も楽しみだなあと思いました。

 昨夜はなのはなにひでゆきさんとあゆみちゃん、たけちゃんが泊ってくれて、今朝はたけちゃんの元気のよい声で目が覚めて、とても心が温かくなりました。

 午前の作業では、ほうれん草第4弾の水やりをした後に、大人数のみんなとササゲの収穫をしました。ササゲの収穫は今季初めてだったので、とてもワクワクしました。始めに魚とり畑に行くと、とても驚きました。なぜなら、これまで見たことのあるササゲを想像していたのに、想像を遥かに上回るような長ーいササゲがどの株にも当たり前かのように付いていたからです。

 長さ、30センチほどもあるササゲのさやは、初めて見ました。去年までは、ササゲは小豆よりもさやが薄くて、パリパリとしていたのですが、今日収穫したササゲは、さやも、中の豆も肉厚で、とても立派でした。葉もぴんぴんしていて、葉も触ってみると、しっとりと肉厚でした。まだスイートピーのような花が付いていたり、緑色のさやもたくさん付いていて、今日が全収穫ではなくて、まだまだたくさん熟れ始めるんだなあと思うと、とても希望を感じました。

 私は、長い長いササゲのさやが、象牙のようだなあと思っていました。すると、車の中で、ほしちゃんが「ロングポテトみたい」と言っていたり、さきちゃんが「ブーメランだと思った」と言っていたり、みんなの感じ方は様々で、車の中でササゲのさやのお話で持ちきりでした。

 せいこちゃんがリーダーをしてくれて、明るくみんなを引っ張ってくれました。みんなで、目標、時間を意識しながら、協力して作業することが出来て、嬉しかったです。午前の目標は、ササゲの収穫までだったのですが、みんなで下町川のアスパラ畑の草取りも、たくさん進めることが出来て、大人数の力を改めて感じて、とても心強かったです。

 午後は、種まきしたばかりの野菜の水やりをした後、ブロッコリーの作業に合流しました。畑に着くころには、もう、畑前面の追肥が終わっていて、土寄せももうあと3畝ほどになっていました。
 ブロッコリーやカリフラワーの株がとても大きくなっていました。霜が付いたような、少し白みがかったブロッコリーの葉の色が、とても綺麗だなあと思いました。カリフラワーは今年初めて見て、ブロッコリーの葉よりも、丸みを帯びた葉がとても可愛かったです。虫食いも少なく、ブロッコリーやカリフラワーも元気そうで、畑がとても綺麗でした。

 土寄せが終わって、最後にみんなで畝に生えている草を取ったり、畝均しをしました。私はなつみちゃんとペアになって、畝間に入りました。
 なつみちゃんと行き合ったときに、なつみちゃんが、
「本当は、もう少し草を綺麗に取りたいのだけれど、綺麗にしたい気持ちはブロッコリーに伝わるよね」
 と、笑顔で話してくれました。「今日はブロッコリーの気持ちになるんだ」と言っているなつみちゃんが、素敵だなあと思いました。自分のことは横に置いて、目の前の野菜に気持ちを沿わせて、野菜が喜んでくれるように、気持ちが伝わるようにと心を込めて作業するなつみちゃんが優しいなあと思って、私もそうでありたいなあと思いました。目の前の人やものに気持ちを沿わせること、自分にこだわらず、誰かのために心を使うことの優しさを改めて思いました。

 今日からまおちゃんのシスターをさせてもらうことになりました。まおちゃんが、自分をごまかさず、正直に気持ちを伝えてくれて、まおちゃんの真っ直ぐさがとても素敵だなあと思いました。なのはなの生活で、良くなりたいとまおちゃんが願っていることを感じて、まおちゃんが安心してなのはなファミリーで生活できるようになるまで、自分に出来ることを精一杯尽くしたいなあと思いました。まおちゃんのいいところ、好きなところをたくさん見つけて、一緒になのはなの生活の中で楽しいこと、嬉しいことを共有出来たらいいなあと思いました。

 私もまおちゃんと同じように、もう一度自分を作り直す気持ちで、日々任された役割に誠実に、精一杯で向かっていきたいです。