
10月15日のなのはな
10月もすでに半分が過ぎ、秋の中にほんの少しずつ冬の気配を感じ始めています。
今日は種まきデー。午前は下町川下畑に大根3弾とカブの2弾、午後は第1鉄塔畑にホウレンソウの4弾の種をまきました。
下町川の畑は、大根、カブ、ニンジンと根菜が集結しています。今日で大根3弾とカブ2弾が植わり、畑全面が野菜で埋まりました。
少し前に種まきをした弾は、すでに芽が出てそれぞれ成長を遂げています。
大根1弾はすでに本葉5,6枚程度。ハート型の小さな双葉の間から、縁がギザギザとした大根らしい葉が力強く伸びているのを見るとすごく頼もしいです。でも、この弾はホウレンソウ1,2弾と同じように発芽が上手く揃わず、ところどころ穴が空いてしまいました。
10月と言ってもまだまだ日中は暑くて、発芽直後に培土が乾燥にふれてしまったことで上手く根がはれなかったようです。お父さんにも相談させてもらって、次の2弾からは朝と夕方の1日2回、たっぷりと水やりをすることになりました。
すると、驚くことに続いてまいた大根2弾や白カブ、赤カブは発芽率ほぼ100パーセント。種まきをしてから3日目にして芽がビシッと揃っていて、その光景が感動的でした。

発芽には水が必要だけれど、それが十分に足りなかったから芽が出なかった。たったそれだけだけれど、野菜の気持ちをきちんと汲むことができないと、野菜がその時々で何を欲しているのか気づくことはできないです。
野菜作りは、本当に難しいなと思うけれど、何か手入れを間違っていたら野菜たちは素直に返事をしてくれて、そんな真っすぐで無邪気な野菜たちが可愛らしいなとも思います。
ホウレンソウのほうも、今日種まきをした隣の畝には前回まいた3弾が植わっていて、ウサギの耳みたいな可愛らしい双葉がぴよぴよと出そろっているのが本当に綺麗だったし嬉しい気持ちになりました。
種まきは慎重な作業で緊張もするけれど、毎回やよいちゃんがどれくらいの覆土をするか、どれくらい鎮圧するかなど細かい手順までみんなと揃えられるように見てくれて、それもどんどんよりいい形に進化していっているのが本当にすごいなと思います。私もその繊細な空気感の中で作業をしていると、野菜の誕生に関わる一人として、もっといい仕事をしたいという気持ちになります。
今日まいた種も、上手く発芽した様子を見られることが楽しみです。
(えみ)
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崖崩れハウス前下畑のブロッコリーは、特に第2弾が旺盛に茎葉を伸ばしています。
ブロッコリーや白菜は、鉢上げをしてから植え付けたものが特によく育っており、これから粘土質の畑では、植え付け時に籾殻をたくさん入れたり、野菜の周りの中耕をしたり、という工夫をしていくことで、もっと野菜が根を張りやすく、大きく成長する手助けをできそうだ、という発見がありました。

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