「客観性を持つこと」 ゆず

10月13日

 勝央文化ホールでの撮影。久しぶりのホールの舞台は、とても楽しい時間でした。みんなの中でこの時間を過ごせたことが嬉しかったです。

 撮影の日に向けて、みんなとダンス練習をしました。あゆちゃんが教えてくれる時間が、とても幸せな時間でした。あゆちゃんが伝えてくれる、イメージ。見ている世界。求めているもの。表現するもの。振りの一つひとつが、かけがえのないものになっていきました。曖昧なものがなくなって、全てが意味のあるものになっていきました。届きたいところがはっきりとして、確信を持って踊れるようになっていきました。そうやって表現できることが、とても楽しくて、そこに向かってみんなと全力を出すことが、とても気持ち良かったです。
 いつでも、表現するものをはっきりと心に持って、曖昧さなく踊れるようになりたいと思いました。揺るがない美意識を持ちたいと思いました。

 撮影の日。久しぶりに感じる舞台袖の澄んだ空気。静かな緊張感と熱意で満ちているこの場所が、やっぱり好きだなと思いました。『ディス・イズ・ミー』、これが私だと、今の自分の全力をみんなとぶつける瞬間が、とても楽しかったです。すぐ後ろにはバンドのみんなの息遣いを感じて、客席には、見てくれているみんなの姿を感じていました。

 夕食の時、お父さんが舞台に立つこと、表現することについて話してくださいました。
 客観性を持つこと。常に人の目に自分をさらすことで、裏表のない、隠れたところのない自分をつくっていく。
 常に演じ続ける集中力を身に着けていく。良いパフォーマンスをし続ける力をつけ、それでいて疲れない、オーバーヒートしない自分をつくっていく。
 人生はいつでも本番。待ったはない。人前に立っている時だけが本番ではない。

 誰かのための自分であること。演じ続けること。良いパフォーマンスをし続け、それでいて疲れない自分をつくっていくこと。裏表のない、隠れたところのない自分。お父さんが話してくださる言葉の一つひとつが、私にとってとても大切なものでした。
 こうして舞台に立つことを通して、日々の自分をつくっていくんだということを強く感じました。
  美しく踊りたいし、美しく生きたいです。今の自分の実力がどうであれ、そう願うこと、求めることは自由だと思いました。

 コンサートがとても待ち遠しくなりました。またみんなと向かっていけるのだと思うと、待ちきれない気持ちになります。
 ステージに向かう時間でも、日々の生活でも、しっかり自分をつくっていきたい。そう思います。