「二度目の手刈り」 りな

9月25日

 今日は朝から晴天が出ていて、絶好の稲刈り日和です。残り1枚の畑、光田んぼ下で、家族総出で紫黒米の稲刈りをしました。
 収穫祭も終わり、もう稲刈りも全て終わったような気持になっていたけれど、紫黒米の稲刈りが残っていて、また家族みんなで、二度目の手刈りが出来ることがとても嬉しいなあと思いました。

 永禮さんや水嶋さんも来てくださっていて、とてもありがたいなあと思いました。光田んぼ上では、永禮さんや水嶋さん、何人かのみんなが同時に以前みんなで手刈りしてハゼに干した、もち米の脱穀をしてくださっていました。ハゼに干した時は、まだ茎や葉が黄緑色をしていたけれど、畑を通るたびに、みるみるうちに黄金色に変わっていました。雨が降っても、強い風が吹いても倒れずはぜが立ってくれて、本当に良かったなあと思いました。
 
 私は、よしえちゃんとペアになって手刈りをさせてもらいました。でも、ただの手刈りではありません。向こう側には、お父さんの運転するコンバインが控えています。今日は、コンバインと手刈りを同時並行に進めるんだと、あゆちゃんから聞いて、そんなことが出来るんだ! ととても驚きました。お父さんとお母さんが、始まる前に、
「これはコンバインと手刈りの競争じゃないから、落穂を出さないように、慎重に丁寧に、手刈りしていこうね」
 と話してくださいました。一粒も無駄にしないよう、泥のところには穂を置かない、人が歩くスペースを作って置いていくことなどを、意識しよう、と思いました。

 今年の紫黒米は、色が濃く、粒ぞろいだと教えてもらいました。私はなのはなの紫黒米が大好きです。ぷつぷつとした食感がとても美味しいなあと思います。今年も紫黒米が豊作であることがありがたくて、家族みんなで、こうして手刈り出来ることが嬉しいなあと思いました。
 
 今年、光田んぼ上と、下、池下田んぼの3枚の手刈りをさせてもらいました。今年の稲刈りは、手刈りで始まって、手刈りで終わるんだなあと思って、みんなと一緒に豊作を身近に感じられることがありがたいです。紫黒米を刈っていても、一束がとても太くて、手で4束を持てないほどでした。稲の生命力が凄いなあと思いました。

 コンバインとの稲刈りの方法は、お父さんがまた一周して回ってくる間に、3条や4条をみんなで揃えて手刈りをする、という方法です。お父さんのコンバインが近づいてくる前に、必死になって刈りました。「ザクッザクッ」とても良い音がしました。紫黒米は茎の断面まで紫色をしていました。去年も、家族みんなで紫黒米を手刈りしたことを思い出して、嬉しくなりました。

 隣の人と協力し合いながら、みんなで列を揃えて手刈りをしていきました。みんなの刈るスピード感がとても速かったです。3束をまとめて顔を上げた時に、よしえちゃんが笑顔で受け取ってくれて、とても心強かったです。
 
 みるみるうちに、稲が刈られて視界が開けてきました。あゆちゃんがリードしてくれて、お父さんのコンバインが通る場所を手で刈ったり、ぬかるんでいるところを手刈りしました。お父さんのコンバインと手刈りのみんながかみ合って、とてもスムーズでした。お父さんのコンバインが止まることなくスムーズに動いていることが、とても嬉しかったです。
 
 みんなで綺麗に束ねた稲を、脱穀するために偶数月の人とバケツリレーしたこともとても楽しかったです。私はのんちゃんから受け取って、まちちゃんに渡しました。のんちゃんがとても美しい姿勢で渡してくれて、のんちゃんが渡してくれる稲もとても綺麗で、とても持ちやすいなあと思いました。のんちゃんの優しさが嬉しかったです。
 
 まちちゃんが力強く「はい!」と声をかけてくれて、とても嬉しかったです。休む暇なく左右に稲を受け渡ししているだけなのに、とても楽しいなあと思いました。
 最後に、コンバインから出てきた稲わらを結んで、来年用の藁を取りました。さきちゃんとペアで、スピードを意識して結びました。結んだ藁を、永禮さんのダンプに載せるのに、またみんなでバケツリレーをしました。でも、今度は普通のバケツリレーではありません。藁が飛んでくるのです。なつみちゃんが藁をポン! と投げてくれて、それをキャッチしてまた隣のさきちゃんに投げて渡します。ポンポンと音がなりそうなぐらい、リズミカルでした。「はい、はい、はい」みんなのテンポのよい明るいかけ声がいたるところから聞こえてきて、本当にウンパルンパ族みたいだなあと思いました。私もその一人として、作業出来てとても楽しかったです。ダンプ山盛りの藁だったけれど、とても楽しい時間で、あっという間に感じました。

 午前の内に、紫黒米の稲刈りと、もち米の脱穀が終わりました。昨日まで、光田んぼ上ではハゼ干しがされ、紫黒米が黄金色になって植わっていたけれど、もうその姿形がありません。これで今年最後の稲刈りだったんだなあと思うと、少し寂しい気持ちもします。
 また、今年稲刈りしたばかりの新米がみんなで頂けることがとても楽しみになりました。今日は日曜日のようだけれど、明日もお仕事組さんがいて下さることが嬉しくて、明日も出来ることを精一杯がんばりたいです。