「尊いと思える生き方」 なつみ

9月23日 

 今日はハウスミーティングでも、夜の集合でも、お父さんのお話をたっぷり聞かせて頂けて、もっと頑張るぞ!という気持ちになり、明日から頑張れそうです。
 自尊心のお話を聞いて、自分で自分を尊いと思える生き方をするというお父さんの言葉に、スッと視界が開けたような気がします。
 そうか、自分で自分を尊いと思える生き方をすればいいのかと、そのままですがそう思いました。
 今まで、人からどのような評価がされているか、それが気にかかることがたびたびありました。
 定植の役割だったり、桃の作業だったり、担当野菜だったり、様々な事柄とそれに関する自分の役割を考えて、そこからスタッフさんやお父さんお母さんからの評価を推測するという馬鹿馬鹿しいことをしていました。
 それで気持ちを上げたり下げたりすることも多かったです。
 けれど、それももう要らなくて、わたしは誰にどう思われようと、自分の正義に適う生き方をすることで、確かな自尊心を作ることができるとわかりました。
 何もかも壊してなのはなに来て、そんな狂暴な自分はひどく最低な、手の付けられない怪物だと思っていたけれど、お母さんは「おまえはいい子だよ」とおっしゃいました。

 お父さんは「熊は一番狂暴で、一番優しいんだ」とおっしゃいました。

 わたしは既に、自分を尊いと思ってよいことに気付かせてもらいました。

 失敗するのは生身の人間だから仕方がないとお父さんはおっしゃいました。

 でも、どんな時も自分の中の自尊心(神)に沿って生きます。自分を尊い存在だと、自分で自分に責任を持って生きます。明日から、また気持ちを改めてちゃんと生きたいです。

 桃の枝吊の方法がやっと理解できて、わたしもワクワクしてきたし、人の動きを想像して、少しでも作業がスムーズに進むように寝ながら考えるのもまた楽しみです。

 

◯9月24日

 今日は午後から少し風が吹き始めましたが、桃の防除日和と言っても良い程やり易い天気でした。
 15日ごろからずっと天気予報を見て、防除と元肥入れの計画を考えていたので、きっと神様が「そんなに防除がしたいなら」と助けてくださったのだと思います。
 神様、ありがとうございました。無事に防除が終わりました。
 桃の防除に初めて参加させていただいたのですが、どれみちゃんやさくらちゃん、あけみちゃんがたくさん、たくさんフォローしてくださって、わたしの事だけでなく、お互いがお互いに、フォローしあって、抜けなく防除をすることができました。
 夕食の席でのどれみちゃんの「みんなで一体となって防除ができてうれしかった」という言葉に、思わずにぃっと笑顔になりました。
 「もし、薬がかかっていないところがあったら教えてあげよう」とどれみちゃんが声を掛けてくれました。
 何も知らないわたしが噴霧している人に、出来ていないところを言うというのは大変失礼なことだとは解っています。

 でも、桃を思うと言わねばならないことで、実際、かけ忘れがあることを伝えても「ありがとう」と言って、すぐに掛けてくれるみんなの寛容さに救われました。
 わたしが噴霧しているときも、かけ忘れている場所や噴霧の仕方を伝えて助けてくれました。有難かったです。
 わたしはどれみちゃんやさくらちゃんが防除している姿を集中してみていて、補助やホースワークが疎かになってしまうことがあったので、次回からは自分の仕事を忘れずに動きます。

 人に何かを言うのはとても難しいなと思います。今日だったら、薬のかかっていない枝を噴霧している人に伝える、ということです。わたしの立場は防除初心者。みんなは防除経験あり。わたしは一番年下。

(自分が何か言っていいのか)と思ってしまいました。

 思ってしまいつつ、言ってしまっている自分がいました。
 偉そうだったかもしれません。言ってしまったのは失敗だったかもしれません。間違っていたかもしれません。
 でも、わたしはその人の抜けを指摘したかったのではなくて、ただ、ちゃんと防除をしたいという思いだけでした。
 失礼が無いように一言あったら、なおよかったなと思います。
 今日は防除でも、人に何かを伝えるということに関しても、とても勉強になる一日でした。

 わたしはお母さんが読んでいる本をお父さんが貸してくださっているので、それをこれから読みます。(まだ50ページですが、とても面白く、チェーホフの決闘という話では、あらすじと著者の言葉だけで泣けました。)

 とても簡単な日記になってしまいましたが、読んでくださってありがとうございました。
 各畑ごとのホースの引き回しや、作業の記録もしっかりつけて、またお父さんに見て頂けたらなと思います。