「あんこがたっぷり詰まった人生」 まお

9月23日

 秋分の日です。今日から秋の夜長を過ごすことになるのでしょうか。お風呂上がりに金木犀の香りを感じながら橙色がかった月を図書室から眺めた後、この日記を書いています。今日の朝も日差しが暖かい中、お仕事組さんも朝から収穫や畑の作業を一緒にできてよかったです。オクラは最近曲がり実が多く嫁入りの基準に四苦八苦しているところですが、そのあと嫁入り作業させてもらったきゅうりは、追肥のおかげか収量が多く沢山嫁入りができました。きゅうりは曲がったものも売れるのでオクラは嫉妬してしまうでしょう。拗ねないでまっすぐ育っておくれ。

 今日の午前は楽器練習、そしてその合間30分ほどお米の選別をしました。今日はかにちゃんがマイケルジャクソンのライブなどでドラマーを務めた方の『Thriller』の演奏の動画と、『Thriller』のレコーディングにも参加していたベーシストの方のベースソロの動画を見せてくれました。どちらもテクニックに圧倒されて真似はできないなと思いましたが、基礎練習や今やっている曲をコツコツと弾き込んでゆくゆくはこんなソロが弾けるようになりたいなあとモチベーションにすることにします。私はスラップ奏法がほとんどできないのでいつもの曲の練習にプラスアルファしてちょっとずつスラップの練習も取り入れようかと思います。かっこいいし何より弾けたら楽しそう。

 午後は果樹会議に参加させてもらいました。桃、李、いちじく、ゆず、ポポー、ぶどうの年間を通しての手入れの話を聞くことができました。それぞれの担当者が責任をもって果樹のことを調べ年間のスケジュールを立ててくれて、みんなの責任果実に対する想いを感じます。今日夕方のハウスミーティングで、「畑作業はどうやったら好きになれますか」と質問させていただいたときの答えとして、お父さんは、「育てる野菜に興味を持ってまず調べつくすこと」と言っていて、果樹会議の時のみんなの真剣な顔を思い出しました。
 
 果樹会議の後にブロッコリーの手入れの人たちと合流して草取り、草敷き、ネット掛けの作業を見学させてもらいました。どれも野菜がおいしく育つために必要なことで、おいしいブロッコリーを想像しながら作業をすると真摯に丁寧に、そしてスピーディに行うことができるのかなと思います。同じくハウスミーティングでさせていただいた相談で、「作業を素早く行うことにやる気や価値を感じることができない」というものがありました。お父さんは人生をたい焼きに例えて、「あんこがたっぷり詰まった人生」にしたいから何事も早く行うんだと言っていました。限られた範囲の中で中身のある人生にするために一つひとつのことを全力で取り組み詰まったずっしりとした人生。そんな人生の喜びを感じてみたいなあと思いました。疲れることにたいする恐れを捨て、目の前のことに必死になる瞬間を今後、増やすのを意識して生活していきたいと思います。