9月22日(水)「イチジク畑に、心強い緑の絨毯を――ダイカンドラの種まき」

9月22日のなのはな

 秋らしく、涼しい気候になってきました。暑すぎず寒すぎず、種の発芽にも適した気温です。
 今日は、あやかちゃん、つきちゃんと一緒に、ダイカンドラの種まきを行ないました。
 ダイカンドラは、ヒルガオ科の多年草で、草丈10センチ程度でびっしりと地表を覆い、他の雑草を寄せ付けない、という草です。

 

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〈ダイカンドラの種〉

 

 このダイカンドラを、イチジク畑の下草にすることになりました。
 畑にうまくダイカンドラが定着すれば、草刈りの必要が無くなり、カミキリムシなどの害虫も、寄り付きにくくなります。また、ハート形の小さな葉が地表を覆うことで、紫外線からイチジクの根を守ることもできそうです。
 一度定着すれば、長年生えてくるということで、とてもありがたい草だと思いました。
 今回種をまいたのは、約4アールのプール下畑と、梅林手前畑の一角です。
 まずはあやかちゃんが、管理機を全面にかけて、もともと生えていた雑草を鋤き込んでくれました。

 

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 面積に対して蒔きたい量は約1キロだったので、木の本数で割り、1本あたりの種の量を、小分けにしました。その種を、花咲かじいさんのように、均等に畑にばらまいていきました。
 種をまいた上から、つきちゃんと一緒に薄くもみ殻を全面に撒いて、水分が保たれるようにしました。
 お父さんに教わり、種まきは雨前のタイミングを狙って行ないました。少し、予報よりも雨が早く降ってきたので、もみ殻を撒きながら少し濡れてしまいましたが、どうにか無事に撒き終えることができました。

 

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〈種をまいた上から籾殻をかけました〉

 

 あやかちゃんやつきちゃんが、雨が降って来ても「最後までやろう」という気持ちで笑顔で一緒に作業をしてくれたことが、とても嬉しく、ありがたかったです。
 ダイカンドラが上手く発芽して、本格的な寒さが来る前にしっかり育って、越冬できる体力をつけてくれたらいいな、と思います。
 イチジクの畑でダイカンドラを下草にすることができれば、他の、背の低い果樹の下草にも、広げていけると思います。
 ダイカンドラが、イチジクやみんなの作業にとって、いい影響となってほしいです。これからの成長を、楽しみに見守っていこうと思います。

(りんね)

 

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 吉畑手前ハウスは、秋冬野菜の種まきした苗たちが育つ苗床になっています。その中で、小さな葉を広げ、健気に成長をしているセロリ。今は草丈2~3センチ、本葉3枚目が出始めています。今日は、さくらちゃんと一緒にセロリの鉢上げ作業をしました。
 セロリが植わった200穴セルトレーを少し裏返してみると、底の穴から白くて細い根が出てきているではありませんか! ずっと芽を出したセロリの葉だけを観察していたけれど、いつの間にか、土の中でこんなにも根を生やしていたんだなあと思いました。

 

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 セロリの定植時期は、本葉7~10枚程度になったころです。それまで根を伸び伸びと伸ばすことが出来るよう、もう少し鉢が大きい、25穴トレーに鉢上げをしました。
 まず、培土作りから始まります。大きな舟の中に、種まき培土、もみ殻燻炭を適量ずつ混ぜて、水で湿らせます。出来上がった特製の培土を、一トレーずつ、穴の中に詰めていきました。

 固く詰めすぎても、表面に藻が生えてしまい、水の吸収が悪くなってしまったり、セロリの根が締め付けられてしまいます。でも、反対に緩すぎると、ほろほろと土が崩れてしまいます。ちょうどよい培土の詰め加減を考えながら、でも着々と進めていきました。今日鉢上げするセロリの株数は、ざっと1400株ほどあり、たくさんの株が植わるだけのトレーを用意することは、少し大変でした。でも、詰め終えた時にはとても達成感がありました。

 そして、ここからは本番です。ここまで用意してきたトレーに、セロリを植え付けていきます。セロリはあらかじめ水やりがされて、とても生き生きとみずみずしいです。フリフリした可愛い葉を揺らして、とても嬉しそうに見えました。
 一穴ずつ、人差し指で深い穴を開けていき、その穴の中に、セロリの苗を入れていきます。ピンセットをセロリの苗に刺し込んで、そのまま引き上げると、ごそっと培土ごと取れて、とても気持ちが良かったです。そろりと新しい穴の中に、セロリの苗を置き、少し土を寄せて完了です。

 

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 200穴セルトレーの中で根を巻いて、老化苗になる前に、こうして大きな鉢に植え替えることが出来てとても安心した気持ちになりました。それと同時に、鉢上げする緊張感も高まりました。こんなにも小さくて、まだ生まれたばかりの命だけれど、ちょっとした変化にも敏感で、これから大きくなっていく過程の中でも影響する、一番大切で、シビアな時期です。根を誤って傷つけていないか、苗を置いた位置や角度など、野菜にとって無理な体制にしてしまっていないか、十分注意して、慎重に作業していきました。

 ぽつぽつと、ハウスのビニールを打ち付ける雨の音が聞こえてきます。雨の音が、一層辺りを静かにしていました。ふと、さくらちゃんが、「水やりになるかもしれないね!」と言って、まだ植え付けていないトレーをハウスの外に出してくれました。雨が自然と、これからセロリを植える土を水やりしてくれました。雨も一緒に作業してくれているような気がして、とても嬉しくなりました。
 最後はたくさんの人がヘルプに来てくれて、無事、1517株のセロリの鉢上げを終えることが出来て、とても嬉しかったです。セロリのこれからの成長も楽しみです。
 
(りな)

 

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〈境港の仲屋食品さんから、タイとマトウダイが届き、夕食にお刺身をいただきました! 毎回、カジキマグロなどさまざまなお魚を送ってくださり、おいしいお刺身などを、たくさんいただくことができています〉