「楽器から答えをもらって」 ななほ

9月19日

 太陽の光に照らされるコスモスや、霧の中に朝露を滴らせながら、真っ赤に咲くヒガンバナを見ると、もう秋がやってきたんだなと思います。朝の収穫では私は毎回、ゴーヤの収穫に行かせて頂いているのですが、やよいちゃんが今までゴーヤの収穫をした事がない人も9月中に入れるように考えてくれて、毎回新鮮な気持ちで朝を迎えられるのが嬉しいです。

 今朝はえつこちゃん、なるちゃん、よしみちゃんと収穫に入らせて頂き、秋風に乗ってゴーヤの香りがどこからともなく香ってきて心が穏やかになります。

 もうゴーヤは大分、終盤に差し掛かってきて、昨日、一昨日は収量も77キロから55キロ前後と少し落ちてきているのですが、また、まえちゃんややよいちゃんが追肥についても考えてくれていて、お父さんが話して下さったように、10月までゴーヤが収穫できたらいいなと思います。

・お米の重み

 昨日の事になるのですが、先日稲刈りをしたお米が、ライスセンターからなのはなに届きました。1袋30キロの新米を1人1袋ずつ受け取り、鉄筋校舎のお米置き場まで運んでいく光景が、1年ぶりとは思えないくらいなのですが、みんなの嬉しそうな笑顔を見ていると私もまた、気持ちが新鮮になった様に感じました。

 ずっしりと重たい新米の重みを感じながら、40人近くの人が集まりお米を運んでいく光景は、なのはなでしか見られない、秋の風物詩の様です。年々、お米袋が軽くなった様に感じて、30キロをスッと運ぶことができる今の心と身体が本当になのはなで作られてきたのだと感じて嬉しくなったし、鉄筋校舎のお米置き場いっぱいにお米袋が山積みになっているのを見ると、何だか安心するような豊かな気持ちになりました。

・楽器から答えをもらって

 午前は楽器練習の前に、同盟サミットで、「自分の担当する楽器の好きな所、難しい所」「自分が楽器と共に成長していきたいこと」を話しました。
 私はなのはなに来るまで、楽器とはほとんど無縁で、唯一していたピアノも、あまり好きになれなくてずっと義務でしかありませんでした。その為、楽器には苦手意識があったのですが、最近ようやく、楽しいなと思えるようになりました。

 お父さんが「楽しいことをしたらいいよ」と話して下さってから、サックスが今まで以上に魅力的なものに思え、好きだなと思うようになりました。それは、何ができてもできなくても、自分の精いっぱいで、ベストな演奏をしていたらいい、楽しんで、楽器を好きになったらいいとお父さんとサックスが教えてくれたからかもしれません。

 私はどこか、周りからの評価を気にして、できない自分が許せなかったり、自分の中で絶対的な自信がないから、楽器に関しても好きか嫌いかという以前に、できないといけない、ちゃんとしないといけないという気持ちが強かったと思います。でも、この頃、サックスを吹いていると、確かにレベルの高い演奏は目指すけれど、楽しんで練習して、楽器を好きになって、好きになって、好きになってからしか良い演奏もできないんだなということを感じました。

 同盟サミットでみんなの話を聞いていても、本当にその楽器を好きになって突き詰めている人は、とても綺麗だなと思いました。自分の経験が全て、誰かの為になる。そう思うと、できない自分もできるようになるまで諦めたくないし、上手くいかない時もそれを乗り越えたら、誰かの希望になれるのかもしれないと思うと嬉しかったです。

 まだ私は楽器を好きになったという段階で、質とかレベルの高い演奏とかは考えられない事もあるのですが、あゆちゃんが教えてくれたように、良い音のイメージをしっかりと自分の中に持って、そのイメージを自分のものにしていきたいです。今のみんなとスプリングコンサートに向かっていけることが嬉しいし、もっとサックスを理解して、サックスを好きになります。

 最後に、お父さんの桃の枝吊りのお話が嬉しくて、そんな風にお父さんが考えて行動していく姿がものすごく素敵だなと思うし、私もそうありたいです。
 明日の浴衣のお披露目会も、自分が選んだ浴衣が本当に似合うのだろうかと不安な気持ちの方が大きいのですが、その浴衣に似合う人を演じたいなと思うし、御神輿や飾り付けもお母さんと一緒に準備させて頂けて嬉しかったです。