
9月17日のなのはな
1日を通して音楽練習をし、午前にはみんなで『レインボー』のフラダンス練習をしました。ゆりかちゃんが見てくれて、まず基礎練習、それからフォーメーションと振り付け、振りと振りのつなぎの動きの確認などをしていきました。
基礎練習では、フラダンス特有の腕のゆったりとした動きと、腰を使ったステップを練習しました。ゆったりした腕の動きでも、終始ひじが胸より上にある状態で、ひじはゆるめるけれど、指先は遠くに置くので、普段と違う筋肉を使って、身体は厳しい動きです。ステップも、頭や肩を固定して、腹筋や背筋で腰を引き上げているので、笑顔で踊っていますが、これもかなり筋肉を使います。5分ほどの練習でしたが、ダッシュしたあとのように心臓がバクバクしているのを感じました。
曲の練習では、細かく動きを確認していきました。確認して形が見えていくと、もっとこうしたほうがいい、という部分が見えてきて、ゆりかちゃんが、「ここは2カウントずらしたほうがもっと綺麗」とか、「後ろの人たちの動きは、こう変えたほうが包容力があっていい」と、その場で少しずつ動きを変えていきました。
序盤はポーズで止まったり、腕を全員でタイミングを合わせてふわっと回転させたり、という動きが多くて、ゆりかちゃんが、そのポーズが綺麗に見えるようにはどうしたらいいか、腕の動きが綺麗に見えるためにはどうしたらいいかを教えてくれて、それを頭と身体に覚えさせていきました。
最後の15分は、あゆちゃんが来てくれて、ダンスを一通り、見てもらいました。
まだ振りを覚えきれていなくて、自信がなさそうに見えている。
自分は全体のなかのどこを担っているのか、ということを思って踊れたらいいな。
2列目、3列目の人が出てくるときに、「私を見て!!」っていう風に出てきて踊ってほしい。もっと押しを利かせてほしいし、歯を見せるくらい笑ってしまっていい。
こじんまりしないで、もっと大きく踊ってほしい。
そんなことを教えてもらいました。
間違ってもいいからもっと大きく、堂々と、姿勢をきれいに、目に光を入れて、表情も大げさなくらい大きく。そんな風に思いながら踊っていると、本当に楽しいな、と思います。自分が普段の自分じゃなくなっていく感覚。普段の自分がどうであれ、さっきまでの気分がどうであれ、踊りだした瞬間に、その曲に身体も心も染まる感覚。音楽は心を広げるもの、とお父さんが教えてくれるけれど、この感覚のことを言うのかな、と思いました。
もっとこの振りを、考えなくても踊れるくらい自分のものにして、もっと曲に合わせて自分の心も身体も解放できるように、みんなと練習を積み重ねていきたいと思います。
(のん)
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平日の夜の1時間。体育館は、ソフトバレーボールの会場に変身します。月曜日から金曜日の各曜日に3チームずつが入り、夜のソフトバレー練習をしています。3チームでの総当たり戦を2巡。ソフトバレーに深く浸る1時間です。今夜は夜7時20分から8時20分で、練習を行ないました。
サマータイムが一段落し、新しいチーム編成とともに夜バレーが再開されてから、チームメンバーとのつながりが少しずつ強くなり、一緒に試合に向かっていく時間が楽しいです。
ソフトバレーボールをすると、今の自分が見えます。先を読み、足を使って上手にボールをつなげることができるか。正しいポジションに身を置けるか。広い視野でコートを見られているか、あるいは狭い範囲しか見えていないのか。相手コートの穴を見て、頭を使い、作戦を持って試合に向かえるか。
人との関係を正しく取りながら、高い認識力を持って、良い仕事をできる人は、ソフトバレーボールが上手にできる人だ、と、以前、お父さんは話してくれました。そして、ソフトバレーボールをしながら、自立に向けた心を作っていくということを、教えてもらいます。
3チームそれぞれが接戦を繰り広げます。コートの外へそれたボールをファインプレーで、相手コートのネット際に返しての得点や、ブロックポイント、トスから美しいアタックで決まるポイント、コートの奥へと素早く飛んでいくサーブ、そのどれもに胸が躍り、私もそんなふうにプレーをできるようになりたいと憧れます。
練習時間は目まぐるしく過ぎ去っていきますが、この1時間をチームの人と、深く楽しみながら、しなやかで強い心と身体を作っていきたいです。
(かに)