9月15日(水)「黄金色の海、コンバインを追って」

9月15日のなのはな

 昨日から降っていた雨が上がり、今日から機械刈りの再開です。稲刈りが残っている田んぼは、あと5枚ほどあり、お父さんチームと永禮さんチームのコンバインが、出動しました。私はこれまで、コンバインが動いている様子を近くで見たことがなく、「コンバイン」という名前を聞いても、見慣れているトラクターの姿が思い浮かんで、あまりよく分かりませんでした。でも、今日、コンバインで稲刈りをするお父さんの応援に家族みんなで行けると聞いて、とても嬉しい気持ちになりました。

 午後一番に、お父さんのコンバインの応援に行きました。向かうのは、石生田んぼです。なのはなファミリーの田んぼだけではなく、石生の田んぼが一面に広がっている様子は、とてものどかで懐かしいような気持になり、心が癒されました。天気は秋晴れで、時おり心地よい風が稲の穂を揺らしていました。淡い空の下、家族みんなで列になって畦に座り、今か今かと、お父さんのコンバインが田んぼに来るのを待ちました。

 

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 お父さんのコンバイン以外にも、至るところでコンバインの姿や、機械刈りをしている人の姿も見えました。今日は清々しいほどよく晴れていて、稲刈り日和だなあと思いました。
 お父さんが、桃横田んぼから、石生田んぼに向かってきてくれるのが見えました。みんなで手を振って、お父さんのコンバインを迎えました。コンバインは、トラクターとは違い、キャタピラがゴロゴロと回り、戦車と少し似ているなあと思いました。首の長いアームがたたまれた、4条刈りのとても大きなコンバインでした。

 

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 昨日の雨で少し田んぼの中がぬかるんでいるにも躊躇せず、ずんずんお父さんが操作するコンバインは進んでいきます。近づいてくるごとに、音も大きくなって、コンバインもどんどん大きくなって、飲み込まれそうなほどに迫力があってとても驚きました。正面から見ると、4条、5条もの稲束を一気にコンバインが食べているように見えました。コンバインの中に入った稲は、ベルトコンベアーのようなものに乗って、スライド移動して稲わらだけ後ろから出てきます。コンバインの流れに乗っている稲を見ているだけでとても楽しくて、コンバインの仕組みがとても面白いなあと思いました。
 
 石生田んぼは、1株が27本、28本ほどに分けつしていて、大豊作でした。稲の穂には、大粒のお米がたわわに生っていて、その光景を見るたびに、とても満たされた気持ちになりました。

 

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 お父さんが乗ったコンバインは、稲穂で黄金色に染まった田んぼに道を切り拓くように、ずんずん進んでいきます。コンバインが通った後の道には、真っ直ぐに稲わらの列が作られて、その光景もとても綺麗だなあと思いました。コンバインが通った道を、私達も通り、お父さんのコンバインを追いかけました。
 
 コンバインは、どんどんスピードを増して刈っていきます。歩いていては追い付かないぐらい、コンバインのスピードが速くてとても驚きました。こんなにも速く稲が刈れるなんて、本当に凄いなあと思いました。みんなで列を作って、コンバインの背後を走ります。ただみんなで追いかけているだけなのに、とても楽しくて、心が温かくなるのを感じました。

 

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 コンバインから出された後の稲わらは、お米一つ残っていなくて、確実にコンバインの中に貯められているんだなあと思いました。ちょうど、カーブに差し掛かった時に、お父さんが巧みに長いアームを操作して、コンテナにお米を入れました。キリンの首のようなアームから、滝のようにお米がなだれ落ちてくるのを見ました。自分たちで播種から育てた稲が、こんなに大きく育って、私達を豊作に導いてくれることが本当にありがたくて、恵まれているなあと思いました。

 

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「最後にもう一周、お父さんの後をみんなで走ってきたらいいよ!」お母さんの声が聞こえました。もうお父さんの乗ったコンバインは、20メートル以上も先を走っています。周りにいたみんなと、もう一度、全力ダッシュをして、お父さんのコンバインを追いかけました。
 田んぼの中は少しぬかるんでいて、走っていても足が取られて少し転びそうになります。そんな中でも、止まることなく進み続けるコンバインが、凄いなあと思いました。

 

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 幼い頃の気持ちに返って、みんなでお父さんが操作するコンバインを応援したり、追いかけている時間がとても温かくて、嬉しかったです。残る田んぼは一つ、カーブミラー田んぼの稲刈りがあるようで、明日も、心の中で応援していたいなあと思います。
 
(りな)

 

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〈永禮さんが、石生西田んぼの稲を刈ってくださいました! 永禮さんが連日来てくださり、16枚ある田んぼの稲刈りもあっという間に進んでいきます〉

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〈稲刈りのあいだ、永禮さんが回送車を出してくださり、田んぼ間のコンバインの運搬もしてくださっています〉

 

 

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〈収穫した籾はライスセンターで選別や乾燥、籾摺りをしてくださいます。籾を入れる新しいコンテナを、フォークリフトで軽トラックに積んでくださいます〉

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 なのはなで内々に行なうイベントに向けて、楽器練習が本格的に始まっています。練習曲は、各楽器ごとに振り当てられ、パートも決定しました。

 私は、かにちゃん中心とするパーカッションで、ハイハットとクラッシュシンバルの2つを担当します。なのはなに来てからずっとパーカッションをさせてもらって、今回もまた違う楽器でできることが新鮮でうれしいです。

 みんなでの練習は、基礎練習から始まります。今日はいつもの、2分音符から16分音符へとリズムを変えながら刻んでいく練習に加え、16分音符をひたすら2分間たたき続けるという練習をしました。テンポが100や110くらいになってくると、とても早くて手が忙しくなります。
 けれど、腕には力を入れず、指は軽く添えるだけで、ドラムの場合は、反動を拾って次の音をたたくとよいとかにちゃんは教えてくれました。それは、勝央金時太鼓でもよく教わったことでした。和太鼓とドラムでは、バチの上げ方は違いますが、力を抜くというのは一緒だと思いました。

 

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 さて、本題へと入ります。練習曲は、マイケル・ジャクソンの『スリラー』です。
 バンドでも演奏されたこの曲は、以前からダンサーやバンドのみんながかっこいいなと思っていたので、演奏できることが光栄で、思ってもみないサプライズのようでした。私が叩くシンバルは、かにちゃんのスネアドラムと、まっちゃんのフロアタムとで、ドラムセットの役割をしています。なので2人の足を引っ張らないよう、相手のリズムを意識することが大切だと感じました。

 最初は、全然リズムがつかめなかったけれど、それがわかるようになる転機が訪れました。12時前、練習していたところに、同じ曲を練習しているサックスパートのみんなが合流し、一緒に合わせることに……。内心、ドキドキしながらも、なんとか曲に合わせて叩くことができました。今までメトロノームを頼りにしていきたけれど、サックスのメロディーがあると、曲調が変わるところ、強弱が変わるところがはっきりとわかり、とても演奏しやすかったです。それはどの楽器も同じで、それからというもの、パーカッションで合わせるときも、その感覚を生かして、イメージしながら演奏することができてよかったです。

 

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 最後に、みんなで最初から最後まで合わせをしたとき、まだ細かい部分は詰められていないものの、原曲のリズムを乱さずに、最後まで叩ききることができてうれしかったです。みんなと楽器を演奏することがこんなにも楽しいものか、と思う瞬間でした。
 これからもっともっとブラッシュアップしていけることが楽しみです。ひとまずは、1か月後の発表に向けて、それまでにできる精一杯で楽器練習に取り組みたいです。
 
(さき)