9月13日(月)「3台のコンバインで進める稲刈り & 玉ねぎの種まき」

9月13日のなのはな

P9130696

 

 昨日からスタートしたなのはなの稲刈り。今日は、コンバインでの稲刈りです。天気予報が変わり、明日から雨になるかもしれないということで、今日は、出来る限り刈り進められるよう、3台のコンバインが出動しました。
 一台目のチームは、お父さんオペレーションのよしみちゃんと私。2台目のチームは、永禮さんオペレーションのどれみちゃん、まえちゃん。3台目は、あゆちゃオペレーションのゆりかちゃん、ちさちゃんです。
 お昼ご飯も、お弁当を持って出て、朝から夕方まで一日通して、稲刈りを進めました。

 機械刈りの稲刈りで、実際に運転するわけではないのですが、楽しみな気持ち以上にドキドキする気持ちが大きく、無事にうまく行きますようにと祈るような気持ちでした。

 朝10時。グラウンドで永禮さんのトラック(回送車)にコンバインを載せました。お父さんが今日運転するコンバインは、4条刈り60馬力の大きなコンバインでした。3条刈りのコンバインとは高さや大きさ、機械の扱い等、まるで違うことを感じました。
  コンバインがトラックに乗るとき、大きく斜めに傾き、機械がひっくり返らないだろうかと心配に思ったのですが、お父さんや永禮さんは、淡々とトラックに乗せ、田んぼへ向かって出発していきました。

 

P9130463

 

 最初に刈る田んぼは諏訪神社田んぼ手前です。田んぼへ到着し、無事にトラックからコンバインを下ろし、いざ、稲刈りがスタート。
 そのスピードに驚き、ついていくのに必死で何も見られていませんでした。そうこうしていると、動き始めてすぐ、機械が詰まり、一度止まってしまいました。

 後ろの藁の排出ができているか、刈る深さが深くなりすぎていないか、機械の刃がきちんと動いているか、機械の中に稲が詰まってしまう前に言うこと。お父さんの操作する位置からは、手元が見えにくく、周りにいる補助の人が、気にかけて伝えることを教えてもらいました。

 藁の詰まりをとり、もう一度再スタート。最初の反省を活かして、コンバインで刈る人に気持ちを添わせて一緒に動きます。よしみちゃんと私で手分けして、見るところを分担。
 少しずつ速さにも慣れて、ついていくことができるようになりました。

 

P9130472

 

 大きなコンバインと一体となって、機械に気持ちを添わせて、コンバインを操作するお父さんは、かっこよかったです。お父さんは4条刈りの今日のコンバインの操作をしたことがないと言っていたのですが、田んぼが1枚終わるごとにスピードも増し、進化していました。
 私は、ARN460のコンバインの動画を見たことがあります。
 その刈る速さに驚いて、その動画は、早送りをしているのだと思っていました。けれど、実際に運転している姿を見て、その速さを見て、本当だとわかりました。そしてこのコンバインをすぐに運転するお父さんは、本当にすごいなと思いました。

 

P9130477

 

 こんな稲刈りがあったのかと、今まで私が見てきた稲刈りとは本当に違うものを見ているかのように、バリバリとコンバインが動き、しかも、ぜんぜん詰まることがない。私は自分のスケール感を超えて、新しい世界を知ったような感覚がありました。

 12時40分。1枚目の諏訪神社手前田んぼが終わりました。
 
 2枚目は、諏訪神社田んぼ奥。少し倒伏しているところのある田んぼでした。2枚目からは、手での四隅刈りをせずに、コンバインですべて刈ることにしようと、お父さんが機械での四隅刈りの仕方について話してくれました。
 四隅刈りをしないことにより、時間的にも稲のロスも少なく済み、諏訪神社田んぼは、1時間30分ほどで刈り終え、3枚目に移動しました。

 

P9130706
〈手刈りに引き続き、永禮さんが1日、稲刈りを助けてくださいました!〉

P9130689

 

 3枚目は、諏訪神社新田んぼ。ここは、45分で刈り終えました。機械では入れないようなぬかるみが一部ある田んぼだったのですが、お父さんの機械捌きにより、この田んぼもすべて四隅刈りをせず、機械で刈り終えました。どんどんスピードが上がっていき、そしてコンバインがお父さんの身体の一部のように、機械と一体となって動いているお父さんが、本当にすごいなと思いました。

 一緒に稲刈りチームで動いてくれたよしみちゃんは、機械刈りは今日が初めてでした。
 よしみちゃんは、その場の空気を読み、すぐにその場にあった動きをしていて、その動きの身軽さに、助けてもらいました。よしみちゃんと一緒に楽しく稲刈りをすることが出来て、嬉しかったです。

 4枚目は、那岐山3反田んぼでした。16時5分からスタートし、終了時刻が、17時38分。約1時間30分という速さで3反の田んぼを刈り終えました。

 

P9130014
〈あゆちゃんチームは、カーブミラー田んぼ、川向う田んぼ、池下田んぼの稲刈りをしました〉

P9130017

P9130022

 

 今日、私は、お父さん、よしみちゃんと一緒に稲刈りをさせてもらって改めて思いました。播種から始まり、稲刈りまであっという間の米作りですが、その中で、得たことというのはたくさんありました。毎年同じように作っているようで、決して同じではなく、気候や条件が違い、手入れする人も変わっていきます。その中で、自分たちができることを精一杯考えたり、試したり、もしくは、試されたりして、失敗しながらも、収穫をすることが出来ました。今日1日を通しても、田んぼごとに条件が違ったり、自分の立ち位置や動きが同じでは通用しなかったり、自然相手だけでなく、自分自身の実力が試されるような瞬間がたくさんありました。

 農業で自分が作ったものが表現の一つならば、今日1日を通しての作業の結果も、一つの表現なのだと思います。今日1日を通して見えた自分自身も、今の自分であり、次につなげていくことが出来るように、日々の生活を大切に今日のお父さんの姿、よしみちゃんの姿を胸に置いて生きていきたいと思いました。

(みか)

 

***
 

 9000粒。山畑に玉ねぎの種をまきました。
 作業が始まる前には、去年までの経験を活かし、今年は玉ねぎの種まき時期を逃さずにまき、良い玉ねぎや貯蔵につなげたいと、やよいちゃんが伝えてくれました。
 畝を立て、ならし、種をまく筋道を畝につけて、種をまきます。玉ねぎの種は黒コショウの実のような小さな黒い粒をしていました。
 目の前の小さなちいさな、黒い一粒が根をだし、発芽して、緑の葉を伸ばし、球をつけるのだと思うととても不思議で、美しいことに感じます。

 

P9130222

 

 今回、玉ねぎの種まきを行なった畑は、山畑というすこし高い場所にある畑です。稲刈りが進み、色が変わっていく石生の田んぼの風景が見えます。そんな山畑で、集中した静かで、穏やかな空気の中での作業でした。
 途中、休憩のとき腰を伸ばすために伸びをしました。あゆちゃん達が稲刈りをしている様子が見えました。別の畑では、草取りをしている皆がいました。場所は違っても、みんなで作業を進めている、皆とつながっているような気がして嬉しかったです。

 

P9130249

 

 種をまいたあとは、覆土をしてもみ殻燻炭を軽くのせます。水やりをして、不織布をかけて完成。17時前に9000粒の種まきを終わらせることが出来ました。このあと種は、水、酸素、温度の条件がそろい、発芽する環境が整ったところで芽を出してくれます。これから、山畑にまかれた種たちと私たちとで、どんな物語をつくっていけるのか、そしてどんな玉ねぎの収穫になるのか、すこしドキドキもしますが、いいものにできるように力を尽くしていきたいです。

(あけみ)