「ニンジン、タマネギ、ジャガイモ」 ななほ

9月11日

・夏野菜

 午前中はさきちゃんを中心にピーマン・ナス・ゴーヤの中耕ツアーに行きました。朝食前の時間にまえちゃん達が4枚の畑の追肥ツアーをしてくれていて、まだフカフカでホカホカの牛肥を中耕し、土に馴染ませることができました。
(絶対に効きそう)と感じるくらい牛肥が土に馴染んでいき、また雨が降ったら格段に、夏野菜が元気になるだろうと思いました。

 この頃、なのはなの食卓にはイチジクやカボチャなどが並び、徐々に秋に近づいているのですが、そんな中でもまだまだ夏野菜は元気いっぱいです。ゴーヤに関わらず、ピーマンも空に向かって手を伸ばすように葉を広げていたり、ナスもとても綺麗に誘引され、ツヤツヤの実がたくさんなっていました。

 中耕ツアーでは、お仕事組さんもいてくれて10人以上の大人数作業で進んでいき、あの大きな石の下のピーマン畑も、いいとこ下のナス畑も10分前後で中耕が進んでいき、とてもスピード感がありました。つい、(あ、写真撮るの、忘れてた!)とバタバタすることもあったのですが、太陽の光がキラキラと差す夏野菜の畑は、(ここも撮りたい)(あ、今この瞬間を写真に残しておきたい)と思うくらい綺麗でした。

 夜の集合でお父さんがなのはなの目指す農業の理想についての話もして下さり、改めて綺麗な野菜作り、綺麗な畑作り、綺麗な仕事をしたいと思いました。今の時代は私たちみたいに竹を取ってきて、竹で支柱の骨組みを作ったり、誘引したりする農家さんは少ないと思います。そう思うと、自分達の手で1から作り出すなのはなの農業で、日々、こんなに素敵な成功体験を積み重ねていける事が幸せな事だなと思います。

 ピーマンの畑のすだれも山の中の小さなバス停のようでここで涼みたいなと思ってしまう位、魅力的だったり、ナスの畑も誘引が綺麗な事もあり、ナスの庭園のように見えました。写真を撮っていても、綺麗な瞬間や今の夏野菜を写真を通して誰かに伝えることができたり、きっとこの畑を見て希望を感じる人や「私も頑張ろう」と思う人はたくさんいるだろうなという思いがしました。

 中耕は約1時間で4枚の畑を回ることができ、終わった時はやり切ったという心地よい疲れを感じました。気が付いたらものすごい汗をかいていたのですが、ゴーヤの畑は涼しくて、「今年、ゴーヤの畑に行くのが初めて」という人もたくさんいる中、みんなと効率の良い作業ができて嬉しかったです。

・ニンジン、タマネギ、ジャガイモ

 午前の後半はニンジンの種蒔きをしました。お父さんがお昼に、
「ニンジンは芽出しをしているから種蒔きというより、植え付けだね」
 と話してくれて、少し面白いなと思いました。ニンジンのような根菜類は通常、ポットで育てることもなければ、芽出しをする事もあまりないのかなとは思うのですが、去年から芽出しをするようになって、発芽したニンジンを畑に植えて、確実に育っていくのが嬉しいなと思います。

 ニンジンの種はとても小さいのですが、根っこを切らないように植えて行く時間がとても集中して楽しかったし、無事に全て植え付けることができました。どんなふうに育っていくのか今後が楽しみだなと思います。

 そして午後からは、畝立てです。最近、無性に「畝立てした~い!」と思う日があったので、私にとっては念願の畝立てでした。念願と言っても、この間キャベツやブロッコリーの畝を立てたばかりなのですが、やっぱり畝立ては楽しいです。
 まずは玉ねぎの苗床用で山畑の畝を立てました。苗床なので立てると言っても長い1畝だけだったのですが、予定していた長さと1畝分の長さが丁度よく、スタートから気持ち良く作業ができました。

 その後は、ジャガイモの植え付けに向けてビワの木畑、野畑、吉畑下の畝を立てました。ピーマンの誘引や防除なのに分かれて作業をしたため、気が付いたら畝立ての人数が6人になっていたのですが、それでも集中して、力いっぱい畝立てができて嬉しかったです。

 ビワの木畑で作業をしていると、お隣の畑を作っている男性が、「よう頑張るね。次は何を植えるの?」と声をかけて下さいました。「ジャガイモです」と答えると、笑って「いいね。綺麗な畝が立ってる。早いね」と言ってくださいました。
 ビワの木畑の畝が立て終わってお茶休憩をしたら、「なんだか楽しそうで、いいね」と言って下さったり、次の畑に移動するときに、「よし、僕もジャガイモに負けないで白菜を植えるぞ」と白菜の苗を運んでいて、そんな風に地域の方がなのはなを支えて下さっていることがありがたいなと思いました。

 野畑で畝を立てていたら、ピーマンの誘引をしていたみんなが加わって、15人程の大人数作業になっていました。ふと隣を見たらうめちゃんの姿があり、うめちゃんがくわに向かって興味津々で飛び込んできたり、ちょっかいを出して畝立ての邪魔をしていて、その姿も可愛かったです。

 そして最後は吉畑下の畝立てです。残り時間20分歩かないかだったのですが、やよいちゃんが、「今から畝立て選手権をします」と言ってくれて、一気に疲れも吹き飛び、気合が入りました。
 1人15メートル測ってみんな同じ条件でスタートしました。噂には聞いていた畝立て選手権なのですが、こんなにも力が入るなんて自分でも驚きながら畝を立てていきました。

 タイムコールをしていたやよいちゃんが、「みんなの負けず嫌い精神が伝わってきます」と言っていて、少し恥ずかしくなったのですが、私もものすごく負けず嫌いだなと思いました。結果的に1位はなつみちゃん、2位がさきちゃんで、3位がのえちゃんでした。私は惜しくも4位で4分7秒だったのですが、自分でもこんなに早く畝を立てられるんだなと思い嬉しかったし、私が終わって10秒後くらいによしみちゃんとりなちゃんがゴールし、その後もあけみちゃんや、なるちゃんなどが着々とゴールしていました。

 畝立て選手権がものすごく面白くて、こんな風にいつも作業ができたらいいなと思ったし、毎回畝立て選手権だとヘトヘトになってしまうけれど、次は3位以内に入れるようになりたいなと思います。5時のチャイムと同時に吉畑下の畝も全て立て終わり、終わった時は達成感を感じました。ニンジンの種蒔きから始まり、タマネギ、ジャガイモの畝立てと何だかカレーの材料を準備しているような畑作業だったのですが、古吉野に戻ると熱々のなのはなカレーの夕食で、満たされた気持ちになりました。

 今日も全力で力を出し切ったのですが、とても清々しい気持ちになります。明日は家族みんなで手刈りがあるので、今夜はしっかり休んで明日もフルパワーで頑張ります!
 また、夜のお父さんとお母さんのお話も嬉しくて、秋のなのはな収穫祭や音楽練習、ダンス練習も楽しみです。