「桃作業」 ななほ

9月6日 月曜日

・桃の秋季剪定

 桃の収穫も一段落し、今日から桃の秋季剪定が始まりました。あんなちゃんに教えて頂きながらどれみちゃん、りなちゃん、りんねちゃん、なつみちゃんと剪定ができて嬉しかったです。
 秋季剪定はとても大胆で、迫力があり、見ていてもスカッとしました。日当たりや風通し、作業効率の善し悪しはもちろん、1本1本の樹に一番優しい剪定をしていくあんなちゃんの姿から桃の秋季剪定を覚えていけるのが嬉しいなと思います。

 開墾17アールの『加納岩白桃』は全体的に勢いも良く、形も整っていました。あんなちゃんが葉を見たらその桃の状態が分かることを教えてくれて、そう思って桃を見ると、葉が小さめな樹は全体的に穏やかで整った印象があったり、少し勢いが少なめな樹もありました。その反対に、1つの葉が18センチ以上ある活発な樹は徒長枝が伸び、葉がわさわさと茂り、日陰の部分も多かったのです。

 桃の品種の特性、1本1本の特徴を踏まえたうえで剪定をしていくのは難しく思うのですが、ものすごく興味深くて、面白くて、「私も早く覚えて、剪定ができるようになるんだ」と思いました。
 秋季剪定は冬季剪定とセットで考えて、冬にそぎ切りをする為にほぞ切りをして桃の急激なダメージが無いようにします。今の時期にそぎ切りをしてしまうとそれを修復する為に養分を使ってしまうため、伸ばしたい枝、太らせたい枝に養分が行きにくくなってしまうとあんなちゃんが教えてくれて、桃の気持ちが分かったら、自然と剪定も答えが見えてくるように感じました。

 また、車枝になっている所も春の剪定講習会でも教えて頂いたのですが、3本中、真ん中の枝が細くなってしまうため、2本、或いは1本に絞りました。また、(うーん。今切ってもいいけれど、来年に実をつけてその後切った方がいいだろうか)(いつか切らないといけない枝だけれど、いつ切るのがベストか)などをあんなちゃんやみんなと相談しながら切る時間も楽しかったです。

 自分が思っていたこととあんなちゃんが思っていたことが一致した時は、クイズが成功した時のような嬉しさがあったし、秋季剪定は大胆な事もあり、残す枝と残さない枝も比較的分かりやすいなと思いました。また、お父さんとお母さんも一緒に剪定ができたらなと思ったし、あんなちゃんにちゃっかり、桃の品種の特性やこういう場合はどうしたらいいのかなどを何度も質問させて頂いたのですが、その度に、優しく丁寧に、プラスアルファで答えを教えてくれるあんなちゃんが綺麗だなと思いました。

 収穫が終わったばかりだというのに、もう桃の樹には葉芽や花芽がいっぱいついています。あんなちゃんが、
「これはならせ枝にするから、実をたくさんつけたいな」
「みんな、収穫の時にどの枝にいい桃がなっていたか覚えとくのもいいね」
 と話してくれて、本当に1つ1つの作業が収穫に繋がっているのを感じて嬉しくなりました。

 剪定の仕方や、ちょっとしたダメージでも来年の桃に繋がり、収穫に繋がることもあれば、良い桃、甘い桃、大きい桃に繋がることもあります。そう思うと、桃のことがもっと知りたくなったし、剪定もしっかり覚えて、なのはなの桃を作る1人として頑張りたいなと思います。桃の作業はどれが1番と選べないくらい、どれも楽しくて、今は剪定が1番好きな作業です。また、摘蕾になったら摘蕾、霜対策になったら霜対策と好きな作業ランキングが日替わりにコロコロ変わってしまうのですが、今やっていることが一番楽しいと思えるのが幸せだなと思います。

 明日も剪定ができると思うとワクワクするし、雨が降ったら看板作りも精力的に進めたいなと思います。また、話は変わるのですがニンジンの芽出しも始まり、夜にも芽出しの作業をしたりゴーヤが今日も40キロほど取れていて、そんな風に毎日ニュースがたくさん入ってくるのが嬉しいです。