「山の中のお祭り」 ひろ

8月30日 お祭りの感想

 山小屋でのお祭り。木々の中で聞こえる明るい声、ライトで照らされたお店、みんなの笑顔、夢のような時間でした。
 私はベルリンの壁のみんなと、吹き矢の屋台を担当しました。日々の準備にはでられませんでしたが、夜に進行具合を教えてもらったり、前々日からは本番の役割を台本にそって練習をしました。みんなの中に入れてもらえるのが嬉しくて本番をとても楽しみにしていました。

 前日、おじいちゃんの山に準備にいきました。山の中に設置された吹き矢の的は五つの花火。高くのびる木々の中に溶け込みつつも、華やかな存在感がありました。作ってくれたチームのみんなは本当にすごいなと思いました。吹き矢のお店からは山小屋の赤い屋根と二階の窓が見え、ほっと心が和みました。
 飾りつけが終わったら、予行練習をしました。お客さんをどのように誘導するか、どう言ったら分かりやすいか、盛り上げられるか。何度もお客さんと店員を交換しながら練習をしました。なんとなくでは楽しめない、遊びも本気、みんなでどうしたらよくなるだろうか考える時間が嬉しくて、これがなのはなだなと改めて思いました。

 本番、お客さんが遊びにきてくれます。的の距離を変えて設置し、一度当たった的は次回は狙えないルールにしたのは、みんなに楽しんでもらえたようで良かったと思いました。一人二人と少人数で来てくれてた時はいいのですが、大人数になると待ち時間ができてしまいました。一人ずつ吹いてもらう形だと大人数には適さず、しかし同時に吹いてもらうと、集計がわからなくなってしまいます。この点は今後の課題だなと思います。

 お祭りの開始にあゆちゃんから渡されたパスポートは、さぁしっかり遊んでよ、おいしいものをしっかりと食べてねと言われているようでした。私はのりよちゃん、ひろこちゃんと一緒に行動しました。初めにどうまわろうかと話しました。遊ぶ時間は案外は短いから、次々いこうと決めました。かき氷は、桃とまくわ瓜のシャーベットがのった特別バージョン冷たくてとてもおいしかったです。射的では3発命中させることができました。シューティングでも2発命中させて、鳥の的にあたると鈴がなりました。金魚すくいは、初めて金魚をすくうことができました。今までお祭りで金魚すくいがあっても、家では飼えないから金魚すくいをしようと思えませんでした。それが、今回は4匹とることができてとても楽しかったです。綿あめは、いろんな色の綿あめができるのを初めてみました。ヨーヨーすくいは13個とれました。やきそば、美味しかったです。
 
 そして、一番楽しみにしていたのはお父さんのから揚げです。想像以上でした。今まで食べたから揚げとは全く違いました。外側にはカリカリの衣が均一につけられ、中身はしっとりとやわらかで肉汁が閉じ込められていました。外側と内側、全く違う食感がなんともいえず、味もちょうどいよい濃さでとってもおいしかったです。食べながら何度も美味しいと言ってしまいました。お父さんがお店を出したら大繁盛すると思います。一個食べた後にまた次に行くのがとても楽しみになりなりました。日中、お父さんがから揚げの仕込みをしているところを見させてもらった時、お父さんは一つひとつ丁寧に衣をつけていました。大量のから揚げを調理するのに一つひとつこんなに丁寧にするとは思いませんでした。さすがお父さんだと思いました。揚げ油もちゃんと温度を測り、「これ(温度計)がないとできないよ」と言われていました。以前集合の時にも話をされていましたが、美味しい料理を作るために、お父さんは正確にされていました。正確に丁寧にされている姿がとても格好よかったです。本当に美味しくて、自分では作れる気がしなくて、家庭の味ではなく、お店の味だと思いました。ぜひまた食べさせて欲しいです。そしてお父さんの調理する所をはじめから、最後まで見てみたいです。作れるものなら作ってみたいです。

 お祭りは楽しいんだと初めて思えました。屋台での遊び方も初めてわかったように思います。お店番も、お客さんもどちらの立場でもお祭りを楽しませてもらうことができました。
 小さい頃に行っていた村のお祭りは、まず一緒に行ってくれる友達を見つける憂鬱からか始まりました。みんな仲のよい友達と早々と約束をしていて、いつも出遅れた重たい気持ちになっていました。
 お祭りに行っても遊び方もわからず、お店をのぞいても、いる場所がないような気持ちでした。お祭りの会場を歩いていても、馬鹿にされないように周りの目を気にして、そわそわとしていました。
 なのはなのお祭りは、みんな笑顔、お店の人もお客さんも善意の気持ちであふれています。お店の人とお客さんが一体となって盛り上げるやさしい空気があります。ただ消費するだけの遊びでなく、お祭りまでの過程もあります。

 みんながそれぞれに似合った浴衣を着ていて華やかで、表情も明るくて、見ていて嬉しくなりました。
 キャンプで作った基地が、お祭りの屋台になるとは思ってもいなかったし、山の中のお祭りがこんなに素敵だなんて知りませんでした。お母さんのアイデアは本当にすごいなと思います。小さい子たちが山小屋に泊まるのも嬉しいなと思いました。
 みんなでお祭りを楽しむことができて嬉しかったです。身体の中に今回の体験がしっかりと入ってきて、充実感で満たされました。これからの日常もみんなで一体となって楽しんでいきたい、そう思いました。