「山小屋で」 りな

8月29日

 今朝は、山小屋で目が覚めました。時計を見ると、8時前。ぐっすりと眠れたんだなあと思いました。
 そういえば、昨日の夜は、子供組のみんなと、お父さん、お母さん、ゆりかちゃんとなっちゃんと一緒に、深夜までゲームをして遊びました。夢のように楽しい時間だったけれど、起きた今も、山小屋で朝を迎えていることが、とても不思議な気持ちでした。夢じゃないんだなあと思いました。

 山小屋の窓から差し込んでくる光が明るく、とても温かかったです。普段では感じられないような新鮮な気持ちになりました。みんなで朝食の準備に取り掛かるために、布団を2階へ上げたり、近くからシソを収穫してきたみんなもいました。とてものどかな朝でした。

 山小屋の台所に、お父さん、お母さん、みんなが集まって、朝食を作れたことも嬉しかったです。家族のみんなで、朝食を作るなんて一度も経験したことがなくて、ワクワクしました。とても心が温かくなって、懐かしいような気持になるのは何でだろうなあと思いました。

 お父さんがシラス丼を作ってくださっているところをみんなで見ていました。炊き立てのホカホカのご飯に、鰹節が踊っていて、その上に、海苔、山小屋のシソがのせられます。ご飯の湯気から、良い香りが漂ってきて、シラス丼が出来上がるのが楽しみになりました。長机を、山小屋のリビングに並べて、みんな揃っていただきますをしました。出来立てのシラス丼は、ホカホカで、ほっぺが落ちそうなほど美味しかったです。

「昔の山小屋で暮らしていた時みたいだね」 
 お母さんが、そうおっしゃいました。なのはなファミリーが始まった頃は、こうして山小屋の中で、お父さんとお母さんと、みんなで朝食を食べていたんだなあと思いました。私は古吉野の生活しか知らないけれど、山小屋の頃の生活を体験しているような気持ちになりました。もう何年も時が経っているけれど、今も山小屋に温かい面影が残っていることが、嬉しいなあと思いました。
 
 夢のような時間もあっという間で、10時半ごろには、あゆちゃんやみんなに合流して、昨夜の縁日の片付けに入りました。山小屋を登ってみると、ほとんどの飾りは収納され、無くなっていましたが、まだ屋台の名残がありました。それらも全て、下へ運びました。道沿いに並んで照らされていたオレンジのランプも無くなっていて、とても寂しい気持ちになりました。でも、5月に作った基地は静かにたたずんでいて、寂しい気持ちも和らぎました。
 古吉野に帰ると、お仕事組さんや、みんなが迎えてくれて、安心した気持ちになりました。縁日や、子供組のお泊りは終わってしまったけれど、いつもと変わらず今日が来るし、明日が来ます。今日の中にも、きっと楽しいことがたくさんあって、小さな幸せがあります。だから、寂しい気持ちになる必要は無いんだなあと思いました。今日を大切に過ごしたいなあと思いました。

 縁日の片付けでは、道具は元あった場所に、新たに作った的や飾りは、適切な場所にしまうことが出来ました。午後、アース会議のみんなと、良かった点や改善点を話し合いました。みんなで話し合うと、色んな視点から、色んな箇所が見つかりました。もうこれ以上はない、と思うぐらい、たくさんの良かった点・改善点が見つかりました。
 改善点を出したことで、次回またゲームをするときに、もっと良く出来ることが嬉しいなあと思いました。次に繋げられるように、まとめることが出来て嬉しかったです。

 夕方の作業では、桃の作業をあんなちゃんやみんなと一緒にしました。白皇は、今日で全収穫をしたと聞きました。あんなにたくさん実がついていた白皇も、いよいよ終わったんだなあ驚きました。最後の最後まで、糖度の高い実を成らせ続けた白皇が、本当に凄いなあと思いました。
 恵白も採れ始めていて、恵白は大玉で、糖度も白皇と並ぶぐらい高いです。6月下旬から始まった桃の収穫。カレンダーを見ると、ここまで長かったように思うけれど、実際は加納岩白桃の収穫が鮮明に思い出せるぐらい、あっという間だったなあと思いました。雨の中、みんなでカッパをきて収穫をした日、サマータイム真っ盛りの中、下り坂をみんなでダッシュして選果ハウスへ向かった日…、色んなことが思い起こされました。最後の品種に差し掛かって、嬉しいような、寂しいような気持があります。最後まで気を抜かずに、作業したいです。
 
 明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。