【8月号⑮】「地域の一輪車教室に講師として参加して」れいこ

 地域の小学生に向けて、一輪車教室を行ないました。勝央町健康スポーツクラブ主催の会に講師として招いていただき、昨年に引き続き二回目でした。

 勝間田小学校の運動場に、小学一から四年生までの十八人の子どもたちが集まってくれて、一時間半の教室を一緒に作れたことがとても嬉しかったです。

 当日は、まえちゃんとちさちゃんが音響やサポートで一緒に来てくれて、お父さんも来てくれて、なのはなの空気の中で安心して講師役を務めることができました。
  
  
 普段はあまり接する機会のない、小学生の子どもたちですが、どの子も素直で一生懸命で、小さな身体いっぱいに元気をたたえていて、私の方もたくさんのエネルギーをもらいました。

 一輪車に初めて挑戦する子や、普段からよく一輪車に乗っている子など、習熟度はさまざまでした。中には、前回も一年生で参加してくれていた子が、昨年初めて一緒に一輪車に乗って、今回は棒を伝ってすらすら漕げるようになっていて、また参加してくれて、すごく嬉しい気持ちになりました。

■子どもたちの瞳

 菜の花色のポロシャツとスカートを着て、菜の花畑のように明るいイメージを描いて、子どもたちの前に立ちました。
  
  
 主催者の方が始めますよと声をかけると、子どもたちがしゅーっと集まってきて、きちんと並んで座って、話を聞いてくれました。

 初めに、簡単にあいさつと、デモンストレーションで一曲、演技紹介をしました。

 『ラ・ラ・ランド』の主題歌に乗せて、小さな技紹介をいくつか盛り込んだ、子どもたちが一緒に踊ってみたくなるような振り付けを、考えました。
  
  
 早く一輪車に乗りたくてうずうずしている、そんな様子で身体を揺らしながら見てくれている子もいました。一輪車の乗り方のポイントを大きく三つ説明して、早速、一輪車を選ぶところから始めました。

 サドルがおへそくらいの高さで、下のペダルにかけた足が無理なく伸びるくらいの一輪車を選んでねと伝えると、子どもたちは思い思いに、一輪車めがけてかけていきました。
  
  
 初めて一輪車に挑戦する子は、手すり棒につかまって乗車する練習をしました。子どもたちのところを順番に回って、手を差し伸べると、ぱっと顔を上げて、キラキラした瞳を向けてくれました。

■一輪車の魅力

 小学校低学年くらいでは、身体が小さく、転ぶ怖さも少ない分、全身で挑戦していって、みるみる上達していくのがわかりました。

 初めは、両手で棒にしがみついているような状態だった子も、一時間半の終わりごろには、両手で補助をしてもらって、すらすらと漕げるようになっていて、その表情もいきいきとして見えました。

 小学校三、四年生で、一輪車に乗れる子には、一輪車の団体演技で行なう技を一緒に練習してみました。ループと言う技は、三人以上で手を繋いで縦一列に走り、先頭の二人の間を、最後尾の人から逆回りでくぐります。
  
  
 最も定番で、シンプルな技だけれど、大人数でやるほど華やかになって、団体演技には欠かせない技です。その都度、切り返す練習や、小回りをする練習など、課題を与えていきました。

 夢中で練習して、上手くできるようになってくると、嬉しそうにくるくるこちらに近づいてくる子どもたちが、とても可愛らしかったです。

 みんなで手を繋いで一輪車に乗る時、お互いに息を合わせて、支え合いながら演技する楽しさも、一輪車の魅力で、好きなところだなと改めて思いました。
  
  
 会の最後には、また集合をして、その時、委員の方が、

「今日練習して、教室が始まる前より、上達したと思う人?」

 と尋ねました。

 すると、子どもたち全員が、大きく手をあげてくれました。思わずぱーっと笑顔になってしまうほど、嬉しかったです。一輪車を通して、子どもたちの素直で一生懸命な気持ちに触れて、私もまた頑張ろうと力をもらいました。
  
  
 そして、目の前の子どもたちがのびのびと生きられる、優しい社会にしていきたい、その希望になれるような大人になっていきたい、と改めて思わせてもらう機会でした。

 お父さんやまえちゃん、ちさちゃん、なのはなのみんなのお陰で、素敵な会にしてもらって、とても嬉しかったです。